一日でも早く気づくべき、公務員志望者が陥りやすい“落とし穴”

一日でも早く気づくべき、公務員志望者が陥りやすい“落とし穴”

公開日:2018/05/17  最終更新日:2018/05/16

UZUZで就活したとある就職成功者の話を元に、なぜその第二新卒・既卒の就活がうまくいったのか「要因」を探るシリーズ記事です。第九弾では「就活の軸」を定めずに就職し短期離職した第二新卒が、その後どのように就活したかを紹介しています。

第八弾の記事はこちら→「仕事選びの条件」はどのように洗い出せばいいのか?

人事院の発表によると、2016年度の国家公務員試験の受験者数は13万8480人。今なお公務員は根強い人気を誇っています。

参考元:人事院「平成28年度年次報告書

今回は「人の役に立つ仕事がしたい!」と公務員を目指すも、残念ながら結果が出ずに25歳既卒になった方をご紹介します。そのような状態からでも公務員とは全く毛色の違う会社へ就職できた事例を元に、公務員志望が一日でも早く気づくべき「落とし穴」を指摘します。

憧れの公務員!ただし甘い考えのままでいると…

人気の職業、公務員。試験を30歳まで受験できることから、いつか合格するものだと夢を抱き続けることができます。しかしそんな甘い考えの方は要注意。「受験できてしまう」ことこそが大きな「落とし穴」だからです。毎年受けられるからといって「いつか必ず合格するもの」ではありません

受験に失敗しようと試験そのものには何度でもチャレンジできますが、その都度新しい世代も受験者として加わります。結果が出ないままズルズルと公務員に執着してしまい、そしてまた失敗…。気がついたら職歴が無いまま就職活動が絶望的な年齢になってしまう…というようなことが実際に起きています。

さらにもう一つ。公務員志望の方にお話を伺うと「人の役に立つ仕事がしたい」とおっしゃる方が多いのですが…。実際のところ、人の役に立たない仕事なんて世の中にありません

つまり、就職活動のすべてにおいて「人の役に立つ仕事がしたい」は、志望理由とはなり得ないのです。

30歳、職歴無し。就職活動を始めようにも、面接で「人の役に立つ仕事がしたい」という志望理由しか伝えられない…。これは考えうる最悪の状況です。

公務員受験に失敗、既卒となった25歳男性

警察官を目指したHさんも、瀬戸際の状況でした。

大学で政治と法律を学んでいた彼は、在学中に就職活動を開始。やがて「自分は何がやりたいのか?」と自問自答をするようになりました。そして自分の中で出た結論は「人の役に立ちたい」というもの。警察官として少年課で非行少年・少女をサポートし、いじめ問題を自分で解決することで、世の中の役に立とうと考えたのです。こうして彼は、警察官を目指し、独学での勉強を始めます。

しかし警視庁が発表する平成28年度で男性警察官の合格倍率は「I類:5.2倍、II類:試験なし、III類:5.7倍」。女性警察官に至っては「Ⅰ類:8.4倍、II類:試験なし、III類:6.2倍」となかなかの高倍率。

Hさんもあえなく合格を逃し続け、1年間就職浪人をするも結果が出ず、試験を受けること実に4回。気付けば、25歳既卒となっていました。いよいよ焦りが出てきた彼ですが、ここで良かったのは「割り切って警察官(公務員)を諦めた」こと。

年に数回しか試験がない公務員にいつまでも固執することは、就職のチャンスを逃し続ける危険な行為でもあります。早速Hさんは、就職活動の準備をスタート。カウンセリングでは「人の役に立ちたい」ことと、「専門的なスキルを身に付けたい」ことを話してくれました。

警察官を志していた頃のHさんは、「一般企業に就職しようとしても、文系出身だから営業職しか道はない」そんな固定観念がありました。しかし先述の条件に合う職種を探したところ、「ネットワークエンジニア」が自分にぴったりの職種だと分かったのです。

それまで見向きもしなかった職種ですが、専門知識を頭に叩き込むために猛勉強を開始します。完全に素人の状態から、わずか3週間という短期間で内定獲得に成功しました。

立ち止まって自分を見つめ直してみよう

Hさんが内定を獲得できた最大のポイントは、「コミュニケーション能力を使って」人の役に立ちたいという、具体的な考えまで辿り着いたこと。「どのような能力で人の役に立ちたいのか?」「どのような立場で人の役に立ちたいのか?」と立ち止まって自分を見つめ直した結果、「警察官になること」が自分の将来の全てではないと気付いたのです。

公務員志望の方は一度、他人の立場に立って考えてみることをオススメします。公務員にこだわりを持ってしまっていると、どうしても諦めがつかなくなってしまうものです。自分の立場を客観的に見てみましょう。

公務員志望の落とし穴と対策

  • 公務員に執着するあまり、気づいた頃には就活が絶望的になってしまう
  • 「人の役に立ちたい」という志望理由は通用しない

…この二つの落とし穴を回避するためには、以下を具体的に考えてみましょう。

  • 世間の目線から自分を客観視し、現在の自分の立場を認識
  • 「どんな能力で」「どんな立場で」人の役に立ちたいか

このような対策を取れば、新しい発見や道を見つけ現状を打破できるかもしれません。もしあなたが今公務員試験に挑戦していて、なおかつなかなか結果が出ていないのであれば、一度立ち止まって自分の現状を見つめ直してみてはいかがでしょうか?

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