20代の第二新卒・既卒・フリーター向け就職/転職サイト

アフターコロナの就職/転職はお任せあれ!
テレビ通話・お電話でのキャリア相談を実施しています

未経験から証券業界へ就職。金融業界のトレンド大解剖!vol.9

立って様々な話をする人々

※前回の記事はコチラ→「未経験から証券業界へ就職。金融業界のトレンド大解剖!vol.8」
そろそろ証券業界が、自分に合っているのかいないのか、わかったと思います。それでは、実際に証券業界に入る難易度を知ってもらいましょう。

業界への難易度:証券業界に入るためには?

uzuz_shutterstock_252829150 (1)

証券業界の人気:極端に人気がある会社は少数である

まずは、証券業界の人気です。人気が高ければそれだけ就職難易度も高まります。

就活生の人気企業ランキングによると、証券会社は2社、トップ10にランキング入りしています。7位の野村證券と10位の大和証券グループです。既に解説済みですが、2社とも独立系大手の証券会社です。2社とも平均年収が1,000万円を超えていますので、収入の高さと知名度に惹かれる就活生は少なくありません。

それでは他の証券会社の人気も見てみましょう。ランキングに更に注目すると、34位にSMBC日興証券の名前があります。しかし、トップ100にランクインした証券業界の会社は、この3社以外にはありませんでした。特定の大手以外は、極端な人気は集ってはいないようです。なお、証券業界に入社希望をする就活生は、理系よりも文系が多く、女性よりも男性が多い、というデータがありました。

証券業界の就職倍率:希望が持てる!現実的な就職倍率

続いては就職倍率です。人気の会社だと数百倍になってしまうこともありますが、証券業界ではそのような極端に高い倍率の会社はありません。

参考までに、メガバンク系大手の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の就職倍率は約31倍、中堅証券会社である岡三証券の就職倍率は約11倍です。同じ金融系の会社でも、三井住友カードの就職倍率は200倍を超えています。そのような一部の人気企業に比べれば、はるかに現実的な入社倍率と言えるでしょう。入社倍率の高さから、入るのを諦める業界ではありません。

証券業界の離職率:激務だからある程度は仕方がない?

激務であるがゆえに離職率も高いのは、簡単に想像ができることです。実際に、証券業界の離職率も、社会全体の離職率である約10%(3年以内の離職率)という数字よりは高いです。しかし、他の『激務だから離職率が高い』と言われている業界……たとえばハウスメーカーの営業や、パチンコ業界、不動産営業などに比べれば、大分少ない方です。

厚生労働省が発表している金融業界全体の3年以内の離職率は、約19%程度と言われています。もちろん証券会社は、金融業界に含まれます。ちなみに先に例を出した不動産業界は全体で38.5%だそうです。『営業』という括りにしてしまえば、更に数字は跳ね上がります。それらの業界に比べれば、そこまで離職率が高い業界ではありません。

何故、激務なのにも関わらず、そこまで離職率が高くはないのか?という疑問に対して正確な答えはわかりません。しかし、私が想像するに『初めから激務と覚悟をしている人が集ってくる』のと『仕事にやりがいを見つけられる人が多い』の2つが原因だと思います。あくまで個人的な意見ですが、この証券業界を調査しているうちに、私が出した結論です。参考にしてください。

中途採用の有無:中堅どころならば十分にチャンスあり!

証券業界にも中途採用はあります。決して新卒者以外入れない業界ではありません。とくに中堅以下の証券会社では、募集をかけていることも多いので、各会社のHPをこまめにチェックすると良いでしょう。募集をしているのか否かが、確実にわかります。

また、転職支援サービスなどでも扱われることが多いです。ただし、本当に未経験者歓迎をしている会社は稀です。なんらかの形で金融に関わっていた人や、既に資格を持っている人が優遇されるのは言うまでもありません。「なんとなく証券マンになりたいな」で入れる業界では、決してありませんし、仮にその程度のモチベーションで入社しても1週間持たないでしょう。

まとめ

uzuz_shutterstock_484940086
さて、いかがでしたでしょうか。証券会社の全体図が伝わっていれば幸いです。『激務だけど高給』というイメージではなく、『激務だけどやりがいがある業界』と考えるようにしてください。たしかに高給であることは、大きな魅力の1つですが、人間それだけでは働き続けるのは無理です。そして、高給取りになれるのは、きちんとノルマをこなし続けて数年働いた後の話ですので、勘違いしないようにしてください。

証券業界で働くことで、もっとも特筆したいのは、『あなたの社会の見方が変わる』という点です。世の中のニュースや新商品に対しても、敏感になっていくでしょう。社会や世の中の流れについて考える機会も、確実に増えていきます。つまり証券業界で働くようになると、今までよりも確実に『考えて生きるようになる』ということです。

話題は増えますし、人間的な魅力も上がります。博識に思われることも少なくありません。高給をもらえる以外にも、証券業界で働くメリットは十分にあると思います。「激務でも良いから、自分を一回り大きくしたい」と考えるのであれば、一考に値する業界です。

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

Page Top