IT業界?それとも他業種?「情報工学」専攻の院生向け業界研究

IT業界?それとも他業種?「情報工学」専攻の院生向け業界研究

公開日:2018/03/12  最終更新日:2018/11/13

高度な数学を学びプログラミングに触れる「情報工学」は、就職後の平均年収が高いことで知られており、特にIT業界の求人が非常に豊富です。

プログラミングは今やIT業界以外にも様々な産業で必要とされるスキルの一つ。売り手市場である今、情報工学を専攻した大学院学生を求める企業はますます増えています。ここでは、高度なプログラミングや人工知能などの知見をいかせる業界から、目を向けない人も多いであろう意外な就職先までをご紹介します。

理系で就職に悩んでいる方は是非チェックしてみてください。

「情報工学」を専攻した大学院生の就活メリット

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情報工学を学んだ大学院生の就活はメリットは数多くあります。ここでは代表的な二つを紹介します。

グローバルな活躍ができる

プログラミング言語は世界共通語。つまりプログラムを学んでいる情報工学専攻の方は、世界をフィールドに活躍することができます。日本語以外の言語を習得していれば、国内に限らず海外の求人を探すことも可能。

またプログラミングは在宅で行うこともできるので、リモートワークを希望する方にもピッタリです。例えば国内に居住しながら、海外のチームに参加してプログラムを組むこともできます。

ライフスタイルの変化に合わせた働き方を選択しやすく、国内だけではなく外資や海外の求人を選択肢に入れることができるのも嬉しいメリットといえるのではないでしょうか。

幅広い知識を選択して学ぶことができる

情報工学は情報通信の研究や開発に関する学問で、取り扱う内容は多岐に渡っています。

まず情報と通信の基礎である物理・数理的な理論を学び、その上でソフトウェアやハードウェアに関する知識や、情報システム・ネットワークに関する知識を学びます。自分の興味や研究内容に合わせて深く掘り下げるだけではなく、関連する知識を取捨選択して学べるので、専門性を深めるだけではなく、幅広い知識の取得が可能です。

「情報工学」という括りに捉われない、共生科学技術の視点を持った教育を行っている学校もあります。そのため、他の専攻よりも幅広いニーズに対応できる専攻分野といえるでしょう。

「情報工学」を専攻した大学院生に人気の就職先とは?

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約6000名の卒業生が広範な分野で活躍しており、その圧倒的なOB力を背景に、この7年間に限っても200を超える企業や機関に学部・修士の学生が就職しています。就職先に困るということはまずありません。
画像・文章引用元:東京大学工学部 電気情報工学科・電気電子工学科

東京大学工学部では、情報工学科と電気電子工学科を上記のように紹介しています。大企業やベンチャー企業、そして世界展開をしている企業など、魅力的な求人が多くあるのが特徴です。IT業界はもちろん大手インフラ業界、製造業界やコンサルティング業界など、情報工学系以外の幅広い業界に就職口があるのがわかるかと思います。

代表的なのはやはり「IT業界」

情報工学と親和性が非常に高いIT業界。多くの業界の中で最も情報工学出身者に人気があり、就職する方も多い業界です。

ソフトウェア業界は同率1位がマイクロソフト&富士通、3位がIBMとなっており、その他のITサービスでも富士通が首位を獲得しています。検索ではGoogle、eコマースではAmazonや楽天など、IT業界はいずれもグローバル展開を積極的に行っている企業や外資が上位を占めています。

ビックデータやマイナンバーなどの需要だけではなく、インターネット通販やWEB広告の需要が増えることが今後も予想されています。

特にクラウド化が進む中でニーズが高まってきたクラウドコンピューティングや、ビックデータの分析知識を所持している有能な人材を求める企業が増えており、情報工学専攻者の活躍できるフィールドが多数用意されています。

「情報工学」専攻の大学院生向けの意外な仕事とは?

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上記では情報工学の就職先として代表的なIT業界を紹介しました。

とはいえ情報工学という専攻を活かせる業界は他にもあり、あえて専攻と異なる分野を選び活躍する人もいます。ここでは意外な職業(文系職)を3つピックアップしてご紹介します。

コンサルタント

データ解析や論理的思考をいかせるコンサルタントは、文系職と思われがちですが理系出身者が歓迎されている業界の一つです。

ビックデータの取り扱いはIT業界に限らず多くの業界で求められており、コンサルタント業界でも知見をいかすことができます。コンサルタントでは得意分野を持つ企業が多くあり、情報工学出身者はIT業界のコンサルタントを手掛けている企業では特に強みを発揮することができるといえそうです。

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アニメーション

情報工学で画像処理を学び、クリエイティブな職に興味を持つ方もいらっしゃいます。

世界的に有名なディズニーやピクサーのスタジオでは、理系(特に高度数学の知識を持つ方)を積極的に登用しています。これは線形代数がCGのベースになっているためですが、情報工学では画像処理やCGを学ぶ方も多く、研究ではなく作品を創り出していきたい方にはアニメ業界がおすすめです。

アニメーションは、アニメ作品だけではなくデジタルメディア広告など幅広く使われており、今後もニーズの高まりが期待できます。

金融

メガバンクやインターネット銀行、そして証券会社など、文系職の強い金融業界も数字に強い人材を求めており理系を積極的に起用しています。

プログラマーの就職先というとIT業界に絞ってしまう方も多いかもしれませんが、各行共にオンラインバンクに力を入れている昨今では、自社のシステムの運用や開発の為にプログラマーを積極的に採用している企業も多くあります。インターネットを通した取引は今後も成長が見込まれており、多くの求人が見込まれる業界でもあります。

ただ1点注意したいのが、インターネットの急速な発達により法整備が追い付いていない点です。規制の議論が行われていることもあり、動向次第では競争がさらに激化することもあります。業界の研究を行う際には、規制についても調べてみてくださいね。

おわりに

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情報工学専攻の方は、就職先の選択肢が広くそして求人数が非常に多くあります。仕事のやりがいや収入そして福利厚生など、就職先を決めるポイントはいくつもあると思いますので、単に「内定が取れたから」ではなく自分のライフプランにあった職を選びましょう。

なお、推薦には学校や学部によって条件があるので、一般応募と並行するだけではなく条件の確認にも気を配りましょう。

(参考書籍:会社四季報業界地図2016年版 東洋経済新報社)

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