UZUZでは、“いわゆる大企業志望”の方から就活の相談を受けることも多いです。
そんな彼らに「ベンチャー企業はチェックしないんですか?」と聞いてみると、大抵の場合「ベンチャー企業は安定してないと思うので……安定したいし、それなら大企業のほうがいいですよね!」という答えが返ってきます。
ふむふむ。
それならと「ベンチャー企業のどんなところが不安定だと感じるですか?」と聞いてみると、
「ん〜……そもそもベンチャーは違うって思ってるからわかんないです。」の言葉。
もちろんベンチャー企業と一括りに言っても、色々な企業が存在しています。
そんなベンチャー企業に少しでも興味を持っていただくために、この記事では
- そもそもベンチャー企業とは
- 安定した仕事とは?
- 安定した仕事に就くたった一つの方法
上記3つについて、お伝えしていきます!
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そもそも「ベンチャー企業」とは?
正直に言ってしまえば、ベンチャー企業の定義は人それぞれ違います。
あくまで一般的な定義を把握しておくため、コトバンクに掲載されているベンチャー企業の説明を取り上げてみましょう。
産業構造の転換期には、産業の主役が交代し、最先端の分野でそれまでなかった新しいビジネスが生まれ、そして新しい市場が作り出される。そんな時代のニーズを背景に、独自の技術や製品で急成長していく企業を「ベンチャー企業」と呼んでいる。普通この呼び方は、新規に興され、創業からあまり時が経っていない企業に対して用いる。既存の大手企業が新技術や新製品を開発したような場合には、ベンチャー企業とは呼ばない。(以下略)
引用元:コトバンク「ベンチャー企業」
まとめると、
「新しかったり、独自の技術を使って、急成長していく新興企業」
と言った感じですね。
おそらくこれが世間一般的な“ベンチャー企業”の解釈なのだと思います。
この記事では、ざっくりと「ベンチャー企業」と「大企業」を分けて説明しますので、
- ベンチャー企業は、上記の解釈
- 大企業は、ほとんどの人が社名を知っているような会社
にしたいと思います。
この記事では、大企業志望の方にも「ベンチャー企業に興味を持ってみてほしい」というおせっかいな提案をしたいだけです(笑)。
なので、よく大企業とベンチャー企業を比較して出てくる
「安定性」
という部分に対して、ベンチャー企業はどうなのかを説明していこうと思います。
あなたにとって、「安定性」とは?
アフロマンの言う通り、ベンチャー企業を嫌う理由は「安定性を確保できるか定かではない」のが一番ではないでしょうか。
安定という言葉には様々な側面があるとは思いますが、ここでは仕事を長期的に波風立てずに続けられるかということに焦点を当てたいと思います。
だから仕事は安定したものが良い!
おそらく多くの人が思っていることだと思いますし、間違いないと思います。
将来のことを考えれば安定した収入が必要で、そのための手段として安定した仕事をし続けることが必要です。
とはいえ、大企業に入ることが安定と断言できるのでしょうか?
「大企業」に入社しても、安定だと言えない理由
正直いって、「大企業に入社=一生安泰」なんてことはありません。
一昔前までは大企業に入って普通に働いていれば安定は保障されていましたが、この数年でそれが大きく変わりました。
最近のニュースを見ているだけでも、大企業ですら経営の危機に陥るコトもしばしば。
特に家電メーカーなどはリストラ、事業売却などをしなければ経営していけないほどに困窮しています。
- リーマンショックの影響や海外から人件費の安い人材の流入
- IT技術の発展やデバイスの進化に伴うライフスタイルの変化
- 新興国の製品に対するコスト競争力の低下
- そもそも予期できない災害が発生
大企業といえども、このようなことが原因で経営が傾いてしまうという危険性があるんです。
現状を踏まえると、(今の大企業)=(将来も大企業)と考えるのは安易すぎるでしょう。
今成功していて大企業となっている企業に「入ること」が、自分が働きだしてから30年も40年も保障してくれる「安定」にはならないのです。
「安定した仕事」に就くたった一つの方法
「安定」を求めるならば、自分の力をつけるのが一番です!
どれだけ企業が危機に陥ったとしても、それまでの成果やそこから得たものが真の実力であればリストラをされることもないでしょう。
また「転職」や「フリーランス」という選択肢も視野に入るかもしれませんし、その力を持って会社を建て直すことだってできるかも……!?
そのため「安定したい」という人であれば、大企業かベンチャー企業かという枠だけではなく、自分の力が一番つけられる企業はどこかという目線で考えると良いのではないかと思います。
「安定は衰退」という言葉があるように、安定をしているだけではめまぐるしく変わる現代で置いてけぼりになるだけです。
成長を続けなければ、個人も企業も生き残ること(=安定した収入)はできません。
そして、大企業は過去から現在までの成長に成功している会社であり、必ずしも未来の成長や安定を保障してくれるものではありません。
それを踏まえると、一概にベンチャー企業だから不安定だと見るのではなく、むしろ事業によっては今後安定できる可能性が高いところもあると見れるでしょう。
「大企業」と「ベンチャー企業」の将来を検討した上で、自分が生きている何十年後かの未来を想像し、そのときに成長し続けている企業を選ぶことが、本当の安定に繋がるのではないでしょうか。
まとめ:食わず嫌いはNG!就活の視野が狭いと足下をすくわれます
もちろん前述した通り、「大企業」や「ベンチャー企業」という括りだと大まかすぎて、例外がたくさん出ると思います。
ベンチャー企業でも主軸の業務に必死すぎて、他のことに頭が回っていない場合や、環境が劣悪な場合もあり得ます。
それに入社してから意見を言う暇も与えられず、飛び込み営業の毎日という可能性もあります。
かといって、大企業でもそんなことはあり得る話です。
つまり人の話をただただ受け入れたり、知らないままで決めつけて思考停止状態になったりするのではなく、自分の見聞きしたことの中で本当にその情報が正しいのか、自分に合っているのかを考えて欲しいと思います。
1社でも2社でもいいので、「大企業」や「ベンチャー企業」の見境なく企業を調べて判断した上で、自分の将来にとってベストな選択をして欲しいです。
ベストな選択ができるのか不安であれば、私たち「UZUZ」に相談してください。
UZUZは、サービス登録・相談のどちらも完全無料。
ベンチャー企業で働いた経験のあるカウンセラーや、大企業に勤めた経験のあるカウンセラーなど、多数在籍しています。
就活は、色々な人の意見を聞くのも非常に大切です。
まずはお気軽にご相談くださいね!
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