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「理系 技術職 転職」という検索から始まった元営業マンの転職物語

様々な試薬の入った試験管

今回の内定者はSさん。Sさんは大学ではガンの創薬研究をしており、研究所室に泊まり込んで実験する事もあったそうです。そんな研究に力を入れていたSさんが就職した先はなんと、営業職!一体なぜ、専門分野から離れたのでしょうか?

内定者プロフィール

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Sさんは大学受験する際に「研究がしたい!!しっかり、自分の目で確かめたい!!」という気持ちが強く、理系分野に進む事を決めました。

そう思ったきっかけとして、Sさんの高校は進学校で理科などの授業もほとんど実験はなく、資料集で確認する程度だったそうです。そこで実際の変化を「自分の目で確かめたい」と思い、理系の大学を目指し、大学を受験しました。

しかし、1年目は希望の大学に入る事が難しく、浪人を決めました。1年後再度挑戦した結果、第1希望の大学には落ちてしまいましたが、見事第2希望の大学に合格し、Sさんは理系の分野に進む事ができました。大学のゼミでは研究がメインに行われる創薬研究のゼミに入り、がん治療に役立つ創薬を作っていたそうです。

また、勉強以外でも音楽サークルに所属し、好きな音楽を仲の良い仲間たちと演奏していました。ただ、ゼミに入ってからは泊まり込みで実験数値を管理する事も多く、なかなかサークルには参加できなかったそうです。

もちろん、Sさん自身も大学院に進み更に研究を続ける予定だったので、院試験を受け見事合格をしました。「来年からは大学院で研究を続けられる!」と思っていたSさんですが、ここで問題が起こりました。

問題無いと思っていた必修科目の履修漏れが発覚し、大学を卒業できなくなってしまったのです。それが発覚したのは卒業するほんの数ヶ月前でした。その結果受かっていた院試験も無効になり、大学生活がまた1年伸びてしまいました。

その事がきっかけで、浪人1年、留年1年と合計2年のブランクが同期との間にできてしまい、Sさんは大学院進学を諦めてしまいました。そこでSさんは就職の道を選びました。

理系出身が営業職に就職!?!

Sさんは少しでも自分の研究内容が活かせるところを中心に探して、就職活動を行っておりました。しかし、化学の研究員の求人は最低でも大学院卒業を求めている企業が多く、なかなか内定をもらうことができませんでした。そこでSさんは理系の分野だけでなく広く職種を見るようになり、営業職を受けるようになりました。

Sさんが受けたのは生命保険の営業を行う企業でした。その企業から内定をもらったSさんは「遅れている分早く働きたい」という気持ちから内定を承諾、入社を決意したのです。Sさんが入ったのは個人向けの保険営業を行う企業で、1日に300〜400件テレアポをする企業でした。その辛さから入社後にすぐに辞めていく同期も多く居たそうです。

そんな、辛い環境でもSさんは約2年仕事を続け、転職を決意しました。

回り道をしてしまったSさんでも夢は叶う

最初は営業職を希望していたSさんですが、実をいうと「もう理系の分野に進めない」と諦めていました。面談の中で「化学一本に絞るのは厳しいが、幅広く見ていけば技術者の道にも進める」と話し、Sさんはふたたび技術者を目指し始めました。

自分の熱意を伝えるのがあまり得意でなかったSさんですが、3社目にして内定を獲得!苦手だった面接での評価もかなり高評価で、タイミングが合えば化学の案件にも就けるようになると言われたそうです。

在職中でかなり忙しかったSさん、それでも諦めず頑張ってよかったですね!回り道はしましたが、希望の技術者として歩める事を嬉しく思います。これらも頑張ってくださいね!

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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