「専門学校を中退すると就職活動は不利になるのかな……?」
と、不安を感じる方も多いでしょう。
専門学校中退ということはつまり、最終学歴は高卒になります。
専門学校を中退した高卒の方でも、希望する企業へ就職するチャンスがあるのか、気になるところですよね!
そこで今回は、専門学校を中退して就職活動を決意した20歳の女性・Mさんの就活体験談をご紹介します。
不利な面も多い中、彼女は一体どんな就職活動を行ったのでしょうか?
この記事では、Mさんへのインタビューを通して、
- 専門学校では何を学んでいたのか?
- なぜ専門学校を中退したのか?
- どのように内定を勝ち取ったのか?
といったことを紹介します。
Mさんと同じように専門学校を中退して就職活動に悩んでいる人にとって、役に立つ情報がたっぷり詰まっています。
ぜひ読んでみてください!
この記事の目次
人の役に立ちたい!勉強に明け暮れた専門学生時代
こちらこそよろしくお願いします。
私は、1995年に東京郊外の街で一人っ子として生まれました。
自分で言うのもアレですが、明るく元気な性格です(笑)。
高校生のときは文化祭実行委員に挑戦したりと、とにかく楽しく活発に過ごしてきましたね。
東日本大震災がきっかけで看護の仕事に興味をもった
正直「将来のことはよく分からない」と思っていました(笑)。
そんな私に転機があったのは、2011年3月11日の東日本大震災と、その後の復興支援一連の出来事です。
ニュースから流れてくる多くの被災者の方の様子を見て、愕然としました……。
でもそんな中、凛として対応にあたるお医者さんや看護師さんを見て、「私も世の中に広く必要とされる技術を身につけて、人の役に立ちたい」と思ったんです。
人を助けるためのスキルを身につけようと思い、高校卒業後、意気揚々と看護の道に進んだんです。
勉強に明け暮れた看護の専門学校時代
めちゃくちゃ忙しかったです。
知っている人も多いかもしれませんが、看護の専門学校ってそれはもう本当に忙しくって……。課題に次ぐ課題で、正直遊ぶ暇はほとんどありませんでした。
2年間で社会に出るまでに必要な知識を詰め込むわけですから、アルバイトも満足にできません。
朝から晩まで実習に行って、夜中にレポートを書いて、翌日はまた朝から実習……。
これが看護学校の日常です。
がんばってはいましたが、課題と実習の生活に忙殺されていましたね……。
実家を出て一人暮らしをしていたので、それも負担になっていたのかなと思います。
一転、専門学校中退へ……私が「中退」を選んだ理由
生活のためにアルバイトの時間も捻出しながら、なんとか学校の勉強と両立していました。
でも、大きな失敗をしてしまったんです……。
専門学校を卒後して病院へ就職するはずが……
単位を1つだけ落として留年が決定してしまったんです。
私は奨学金をもらっていたんですが、その奨学金は留年が決定した時点で下りなくなってしまう決まりだったんです。
つまり、さらに追い打ちをかけるかのように奨学金も打ち切られてしまったということ。
今後どうしていくべきか、悩みに悩みました。
だって単位さえ落としていなければ、あと半年で専門学校を卒業できたんです……。
医療業界の市場は伸びていますし、専門学校の卒業資格や実習経験があれば、病院や施設などからも引く手数多のはず。
何よりも、今までの勉強の努力が無駄になりませんし……。
奨学金の支援なしで学生生活を続けるのは、何度計算しても難しい状況でした。
それで、仕方なく専門学校を中退して就職活動をすることに決めたんです。
就活支援サービスUZUZを利用
いえ、UZUZの就活サービスを利用しました。
実際のキャリアカウンセリングの前に、一度電話で今の状況をお話ししました。
そのときに、できれば中退せずに在学し続けたほうがいいとアドバイスされました。
中退すると「高卒」という枠になってしまうため、やはり大卒や専門卒に比べて就活が不利になることが大きな理由だったようです。
正直実家に頼れば、もしかしたらお金を援助してもらえるかもしれなかったんですが……。
でも、当時の私は「実家には頼りたくない!」と思っていまして。
もちろん不安もありましたよ。
なんとか学生を続けて、「高卒」ではなく「専門卒」の資格を得たほうがいいんじゃないか、と何度も考えました。
UZUZのキャリアカウンセラーにも「リスクをとってでも本当に今就職したいのか?」と繰り返し確認されました。
でもやっぱり働きたい気持ちが強くて、就職することを選んだんです。
「本当に今就職していいの?」とは、面接官にたくさん質問されました。
その問いに対して毅然として「はい」と答える必要があったので、就職活動を始める前にしっかりと意思を固めておく必要がありましたね。
正直、自分でも大変な道を選んだな〜と思います(笑)。
就職活動開始!UZUZから教わった自分の課題と、就活成功の理由
いくつかの求人を紹介してもらいましたが、その中からITエンジニアの正社員を希望しました。
看護の道は断念したものの、「広く必要とされる技術を身につけて人の役に立つ」という私の中の軸は変わっていなかったからです。
体調管理をしながら勉強に取り組む
専門学校では単位を落としてしまいましたが、実は勉強自体は得意な方で。
きちんと体調管理をしながら勉強に取り組んでいたので、比較的スムーズに進んでいたと思います。
といっても、「本当にこのまま就職していいのかな……?」という自問自答も続けていたので、ちょっと辛い時期もありました。
Mさんの面接における最大の課題とは?
「なぜ専門学校を中退してITエンジニアを目指したのか?」を自分の言葉できちんと語れるかが課題でした。
就職活動の面接って、自分が納得しているだけでは駄目なんですよね。
まずはここまでのストーリーを相手に伝えてから、その会社で働きたいことをアピールすべきだと、キャリアカウンセラーの方にもアドバイスされました。
Mさんの就活が成功した大きな理由は「素直さ」
自分で言うのも恥ずかしいんですが、まずは「素直さ」かなと思います。
実務経験もないので、それしか私の武器がなくて……。
UZUZのキャリアカウンセラーにも、企業は素直な人材を求めているとアドバイスされました。
確かに、仕事を教えてもらうときに反論ばかりしたり、チームに馴染もうとしなかったりする人を雇いたくはないですよね。
「明確な軸」も就活が成功した理由の1つ
「世の中に必要とされる技術を身につけて人の役に立ちたい」という軸があったことも大きいと思います。
面接ではこの軸を説明して、看護からIT業界へ方向転換したことを理解してもらいました。
人の役に立つスキルを身につけるために、専門学校でひたすら課題と戦ってきたこともアピールしました。
高卒だと勉強に対する耐性が低いと思われがちですよね。
なので、これまで勉強をがんばった経験を話しつつ、ITについても常に勉強していく姿勢を示しました。
就職を自らの意思で選んだことも成功の要因
自分の意思で就職を決めたことも、内定を勝ち取れた理由だと思います。
キャリアカウンセラーには、「面接では長く働く意思を伝えることが重要」と教わりました。
そうそう、それです!
とはいえ私は専門学校を中退したこともあって、長く働きたい気持ちをうまく伝えられるか不安でした。
でも、中退や就職を自分の意思で決めたことについてストーリー性をもって語ることで、なんとか内定をもらえたんです。
いえ、自分でも考えたんですが、なかなかうまくいかなかったんです(笑)。
面接の練習やキャリアカウンセリングを重ねる中で、自分の物語を腹落ちさせて言葉にできたからストーリー性が生まれたんだと思います。
専門学校中退でも企業に就職できる!1人での就活が不安になったときはUZUZに相談
今回は、専門学校を中退した後、見事にIT企業へ就職できたMさんの体験談を紹介しました。
専門学校中退という不利な状況にも関わらず、Mさんが内定を勝ち取れた理由は以下の通り。
- 面接で素直な受け答えをした
- 「スキルを身につけて人の役に立ちたい」という軸があった
- 専門学校ではしっかりと勉強に打ち込んできた
- 就職を自らの意思で選んだ
確かに、高卒という最終学歴で就職活動を成功させるのは、簡単ではないでしょう。
しかし、Mさんのように努力すれば希望する企業への就職は可能です。
なります!(断言)
ただし、自己流でやみくもに努力を重ねるだけでは、結果が出せないまま時間だけが過ぎてしまうかもしれません。
今の自分に必要な努力を“効率よく”行うには、「就活のプロ」の力を借りる方法がおすすめ。
今回ご紹介したMさんのように専門学校や大学を中退した方や、既卒、第二新卒、フリーターといった20代の方であれば、手前味噌ですが「UZUZ」の利用がおすすめです。
なぜならUZUZのキャリアカウンセラーも、元既卒や元第二新卒など、いわば「20代の時に就活で苦労した人」だから。
当然めちゃくちゃ親身にサポートしますし、「ちょっと訳アリ」な経歴がある人にも「どうすれば内定を獲得できるか」「どんな会社が合っているか」といったアドバイスができるんです。
電話やビデオ通話など、自宅でもキャリアカウンセリングや面接対策もできるので、気になる方はぜひこちらからUZUZのサービスをチェックしてみてくださいね。