【OLに転職】幼稚園教諭→事務職になった女性のリアルストーリー

UZUZを利用して、OLに転職したAさん(24歳・女性)の就職活動についてご紹介します。

自由で楽しい大学生活を謳歌し、その後幼稚園教諭として就職したAさん。

OLとして新たなスタートを切るまでには、一体どのような経緯があったのでしょうか?

そこには24歳女性のリアルな転職事情がありました。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜大学生時代〜

神奈川県で生まれ育った彼女は、高校卒業後アメリカの大学に進学しました。

幼少期からピアノを習っており、本気でピアニストを目指していたためです。

そんな彼女は大学でもピアノを専攻。

なんと米国南部のコンテストで優勝する程の腕前をもっていました。

そんなAさんですが、アメリカでの大学生活があまりにも楽しかったそう。

なんと1年半留年してしまいます。

さらに新卒時は「大学院に進んでピアニストになるんだ」と決めていたため、就職活動は全く行っていませんでした

しかし卒業間近になり、ご両親から衝撃的な事実を告げられます。

経済的に厳しいから大学院進学は諦めて欲しい

予想もしない一言にAさんは大いに慌てました。

無理もありませんよね。

だって幼少期からピアニストを目指し、そのつもりで将来設計をしていたんですから。

なんとか進学できるようご両親に掛け合いましたが、結果は変わりませんでした。

Aさんは泣く泣く進学を断念。

内定も何もないまま、帰国することになったのです。

Aさんのように音楽のプロを志していたものの、予期せぬ事情でその道を断念せざるを得なかった方はほかにもいらっしゃいます。

詳しくは以下の記事をチェック!

【既卒の就活】福岡から上京してきた元音大生が、最速で内定を獲得できた理由

就職活動のやり方、分からない!

無職の状態でいるわけにもいかず「早く就職しないと!」と思ったAさん。

しかしここで壁にぶち当たります。

外国で学生生活を過ごしていたため、日本の就職活動の進め方を何ひとつ知らなかったのです。

友人は早々に働き始めていたのでなかなか頼ることもできず、焦りだけが募る毎日。

Aさんは途方に暮れてしまいます。

ひとまず誰かに相談してみてはどうか?

そんなご両親のアドバイスに従い、ハローワークに通って求人票とにらめっこする日々が始まりました。

“幼稚園教諭”という選択肢

ピアニストの道が閉ざされた彼女が考えたのは、以下の2点でした。

Aさんの仕事探しの条件

  • 6年間培った英語力が活かせる職場
  • 少しでもピアノに触れられる職場

とはいえ、両方の条件を満たす求人って多くないんですよね。

求人探しに苦戦していたAさんですが、そんな時に出会ったのが『英語を教える幼稚園教諭』でした。

Aさんが見つけたのは英語教育に力を入れている幼稚園の求人。

授業は全て英語で実施され、加えて幼稚園なのでピアノを弾く機会も多い。

まさにAさんにぴったりな求人でした。

この仕事なら自分の語学力を活かせるし、ピアノも弾ける!
ここだ、ここにしよう!

そう思ったAさんは、幼稚園の先生として社会人生活をスタートさせる決意を固めました。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜幼稚園教諭時代〜

語学も堪能でピアノもうまかったAさん。

幼稚園からは無事に内定をもらうことができました。

では、実際の仕事はどうだったのかというと……

想像以上に大変でした。

まず、幼稚園教諭は体力仕事です。

加えて、小さな子どもを預かるという大きな責任もあります。

仕事を始めた直後は慣れない環境に戸惑うこともありましたが、その分やりがいは大きかったというAさん。

それに「先生、先生!」と懐いてくれる子どもたちもとても可愛かったそうです。

教職現場は激務になりがちとは言いますが、Aさんの職場は特に残業があるわけではない珍しい職場でした。

夕方にはきっちり業務を終え、定時で帰ることができていました。

休日に行事に参加することはありましたが、頻度は少なく振替休日ももらえていたそう。

当然、特に不満もなかったそうです。

内定がないまま卒業するという一波乱はありましたが、Aさんの生活はまさに“順風満帆そのもの”でした。

しかし、そんな生活にある日変化が訪れます。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜転職悩み時代〜

幼稚園で働き始めてから2年が経ち、仕事にもだいぶ慣れてきたAさん。

大学の旧友とのコミュニケーションも増え始め、飲み会等に顔を出すようになります。

初めは楽しく参加していたAさん。

しかし次第に

周りと話が噛み合わない…

そう感じるようになっていったのです。

理由は明白でした。

Aさんの友人たちは、みな企業勤めの俗に言う『OL』。

幼稚園教諭として働くAさんとは、仕事の内容から抱える悩みまで全く異なっていたのです。

理不尽に怒ってくる上司がいて本当にストレスでさ〜

○○部署に異動になってね…

この間ついに昇給したの!

今度△△会社と合併することになったんだ!

飲み会ではこのような“企業に勤めるOLならでは”の話題が少なくありませんでした。

話を聞きながら「私の職場とは全然違うんだな〜」と思っていたAさん。

しかし徐々に

私って、このまま幼稚園の先生を続けてもいいのかな…

そう感じるようになっていったそうです。

上述したようにAさんは、初めから幼稚園教諭を目指していたわけではありませんでした。

しかし、幼稚園教諭としての仕事にやりがいや楽しさを感じていました。

ただOLとして生き生きと働く友人たちを目の当たりにしたAさん。

私はこのまま幼稚園の先生として一生働いていくのかな?

もっとほかに挑戦できる仕事があるんじゃないかな?

と自分の将来を深く考えるようになったのです。

幼稚園教諭でもOLに転職できるの?

そんなもやもやとした気持ちを抱えながら、Aさんは久しぶりに実家に帰りました。

自分のキャリアについて父親に相談してみたところ

もちろん幼稚園教諭も良い仕事だと思う。でも転職できるチャンスがあるなら、企業に勤めてみてもいいのでは」

そんなアドバイスが返ってきました。

父親から企業勤めのあれこれについて教えてもらったAさん。

OLとして働けば、以下のような能力を身につけることができると結論付けました。

OLとして働くことで身につく能力

  • 取引先・上司・部下など、相手に合わせた仕事としてのコミュニケーション能力
  • 企業では利益を出すことが求められるので、数字や成果を達成しようとする力
  • 好景気・不景気になったときそれぞれの業務対応力

Aさんの中には

大学を卒業したのは24歳だし、幼稚園の先生という経歴しかない自分が果たしてOLになれるのか…

という不安があったそうです。

それでも、友人との会話から感じた将来への違和感、父親からもらったアドバイスなどを合わせて考えた結果……

Aさんはついに、OLへの転職を決意しました。

初めての就職活動がうまくいくのか全く未知数でしたが「やるだけやってみよう!」とポジティブに捉え、UZUZに登録します。

日中は幼稚園の仕事があるため、勤務終了後の夜就職活動を行う日々が始まりました。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜転職活動時代〜

新卒の就職活動は、

  • 講義の合間をぬって選考に参加
  • もしくはほとんど講義がない

そのため、ある程度自由に選考を受けられます。

しかし、第二新卒となるとそうはいきません。

夜にしか就活の時間が取れないことに加え、土日祝日休みの環境で働いていたAさん。

平日の昼間に時間を取れないため、受けたい企業があっても中々時間を確保することができませんでした

そんな“時間的制限”があったため、Aさんは企業を絞って就活するやり方で進めました。

働きながらの就活は確かに大変ですが、もちろん不可能ではありません。

Aさんのようにやり方を工夫すれば十分に就職活動ができます。

ですが正直な話、幼稚園の先生をはじめとした教員の方が一般企業に転職する場合、キャリア的に有利とは言えません

専門職なので、その道のプロであることは間違いありません。

しかし一般企業とは働き方や業務内容が大きく異なるため

  • 戦力になるか不安
  • うちの会社に馴染めるか不安

そう身構えてしまう企業が多いのです。

加えて、Aさんが志望していたのはOL(事務職)でした。

エージェントで事務職を探す場合、以下のような壁があります。

事務職を探す際の壁

  • 紹介料が高いエージェントには事務求人が集まりにくい
  • そもそも事務職は元々の求人数が少ない
  • アルバイトやパート、派遣でも人材を確保できる
  • 正社員事務職を募集する企業は「特筆するようなポイント」を求める傾向がある

一見するとものすごく不利に見えるAさんの転職活動。

しかしAさんは、他の方にはない以下のような強みを持っていました。

Aさんの強み

  • 4年制の米国大学に進学していた
  • 既卒ではあるものの、その後短期離職することなく現在まで働いている

留学の経験があり語学も堪能、教員とはいえ数年の社会人経験がある。

このことから、難易度の高い事務職にも挑戦することができました。

ちなみに既卒や第二新卒の就活ですが、以下のようなやり方が一般的です。

既卒・第二新卒の就活のやり方
  1. まずは企業を5社程度に絞る
  2. 志望度に応じて優先順位をつける
  3. 選考を受ける
  4. もし全てお見送りだった場合、再度5社程度企業を選ぶ(これの繰り返し)

新卒の就活は入社が4月と決まっているため、内定が出たあともある程度の期間は就活を続けることができます。

しかし第二新卒の転職活動では、求人応募から入社までが1ヶ月前後で終了するケースが一般的です。

早い時は応募→面接→内定→入社が1週間前後で進むことも)

そのため、選考を受ける順番に気をつけないと

第一志望の企業の選考が終わっていないのに内定が出てしまった!

なんてことになりかねません。

内定後1週間程度であれば回答を待ってくれる企業も多いです。

しかし新卒のように、何ヶ月も待ってくれるような企業はほぼないと思ったほうがいいでしょう。

このような経緯から、第二新卒の転職活動では、志望度の高い数社ごとに選考を受けることをおすすめしています。

Aさんも志望度の高い順に、1週間に1〜2社のペースで選考を受けていきました。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜転職苦戦時代〜

上記にも記載したように、第二新卒のAさんは平日に面接対策ができません。

そのため、選考を受けるための準備を毎日少しずつ、ご自身で進めてもらうことにしました。

Aさんに行ってもらったのは以下を明確にすることです。

Aさんにやってもらった就活準備

  • なぜ1社目を選んだのか
  • 1社目で学んだことは何か
  • なぜ今のタイミングで転職なのか
  • なぜOL(事務職)として働きたいのか
  • なぜうちの会社なのか

これらを端的かつ具体的に話せるよう、文章に落とし込んでもらいました。

簡単そうに見えますが、Aさんにとっては大変な作業となりました。

なぜならAさんは、今まで自身のキャリアについてそこまで深く考えたことがなかったからです。

UZUZで就活する方の中にも、このような事例で苦戦する方は少なくありません。

入社を決めた理由が「受けたら受かったから何となく」という方もいます。

転職したい理由も「うまく口で言えないけど、何となくこのままではまずいと思った」という方もいます。

もちろんこのような理由で転職することは決して間違いではありません!

むしろそういう方のほうが多いと思います。

しかし面接で素直に「何となく」と話しても、企業は受け入れてくれないのです。

何も無理にネタを作れと言っているわけではありません。

この事前準備のプロセスをたどることで「本当に転職すべきなのか」が再認識できるのです。

事前準備を行った方の中には

  • 転職するメリットが見えてこない
  • 今の企業にいたほうが自分にとって良いキャリアが積める

そういう判断に至る人もいます。

そうなれば転職活動は中止ですが、それでいいと思います。

自分自身を見つめ直して「やっぱり自分は転職すべきだ」と判断できれば、転職活動を進めましょう!

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜ついに内定〜

先ほども書いたように、Aさんの職場は残業が発生しにくい環境でした。

それでも平日に動けるのはどんなに早くても19時以降です。

元々明るくガッツのある方でしたが、次の日も朝早くから仕事が始まるので、転職活動中は肉体的・精神的にも負担が大きかったと思います。

それでもAさんは弱音を吐かず、仕事が終わった後や合間の時間で転職準備を進めてくれました。

考えてもらった内容を面接対策時に見せてもらいフィードバックする。

これを繰り返すことで、回答の質を上げていきました。

そんなAsさん、結果としてIT企業の事務職から見事内定を獲得することができました!

Aさんの面接を担当したベテラン人事の方からは「今までの面接で一番楽しい面接でした」という高い評価をいただくこともできました。

思うように時間が取れない中、努力を重ねてくださったAさん。

転職活動が無事に成功した時はホッとした様子でした。

Aさんが幼稚園教諭からOLに転職するまで〜現在〜

さて、無事に転職に成功したAさんですが、その後はどうなったと思いますか?

私たちUZUZは、転職活動が終了したあとも求職者の方と連絡を取り合います。

転職はゴールではなくあくまでもスタートですので、悩みや不安は必ず出てきます。

特に転職したばかりだとなかなか周りに相談できず、ひとりで抱え込んでしまう人も少なくありません。

そんな時少しでも皆さんの不安を取り除けるよう、できる限りのサポートはさせてもらっています。

実はAさんが転職に成功してから、1年半の月日が経過しています。

現在の業務内容と働き始めてからのリアルな心境について、改めてお話を伺うことができました。

やりがいを持って働ける環境

UZUZがAさんにご紹介した企業は俗にいう大企業でした。

業務内容は人事アシスタント業務

親会社の採用も含めて、新卒採用における管理業務を一手に引き受ける部署でした。

人事アシスタントと聞いて「何となく楽そう」というイメージを持たれる方がいるかもしれません。

が、そんなことはありません。

Aさんの業務(一部)

  • 新卒求人サイトから何名のエントリーがあったのか
  • そのうち何名が一次面接・二次面接に進んでいるのか
  • 何名に内定を出したのか
  • 何名が内定を承諾したのか

これらを全て正確に管理する必要があります。

採用の目標人数が決められているので、数字を追いかける仕事でもあります。

ある意味営業に近い業務とも言えますね。

また、不合格者には不採用理由を伝える必要がありますし、合格者には必ず次の選考に来てもらうよう伝えなければいけません。

特に二次面接・最終面接となると、現場の方々のスケジュールを押さえながら進めるため、社内コミュニケーションが必要不可欠になります。

さらに、活躍の場は社内だけに留まりません。

必要であれば全国に出張し、地方での採用も行います。

業者との連携はもちろん、必要な準備物の事前配送手続き、当日の受付や履歴書管理など細かな業務も多いです。

時には新卒者の前に立ち、説明会の進行を行うこともあるそうです。

やりがいのある業務内容に加え、労働環境にも恵まれていました。

土日祝日休みで平日は遅くても19時程度。

離職率も低く、先輩達も優しく接してくれるそうです。

評価されにくい環境

大企業で働くことにはたくさんのメリットがある反面、同時にデメリットも存在します。

Aさんの悩みは、現段階においてなかなか評価されづらい環境にいるということでした。

個人が何をやっているのか目に留まりづらいため、与えられた職務を全うしても、相対評価でどうしても目に映える点がないように映ってしまうのです。

これは大企業に入った方からよく聞く悩みでもあります。

Aさんは契約社員からのスタートでした。

そのため正社員に上がりたい気持ちが強く、この点でジレンマを感じていました。

とはいえ、決してネガティブな気持ちを抱えているわけではないようです。

持ち前の明るい性格で
目の前の仕事を着実にこなして、早く一人前になれるよう頑張ります!

そう語ってくれていました。

幼稚園教諭からOLに転職したAさんをサポートして

少々長くなりましたが、OL(事務職)に転職したAさんの就活記をお届けしました。

彼女は現在も人事アシスタントとして日々働いています。

未経験での事務職転職は、職歴のある第二新卒といえども決して簡単なことではありません。

Aさんは万全の準備を行ったので、少ない時間でも内定を勝ち取ることができました。

現在の職場も全てが完璧な環境とは言えないかもしれませんが、Aさんが希望したキャリアに限りなく近付くことができています

このまま現在の企業でキャリアアップを狙うもよし。

アシスタントではなく、もっと主体的に関わる人事職に転職するもよし。

幼稚園教諭だった1年半前に比べ確実に選択肢が増えているのは事実です。

そういった意味でも、今回の転職は決して無駄ではなかったのではないでしょうか。

久しぶりにお会いした際、話し方がビジネスウーマンらしくなっていたAさん。

今後のさらなる活躍を期待しています!

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