2015年の人気ランキングからわかる!理系男女の就活傾向

就職活動を間近に控えているものの、未だ志望企業の方向性が定まらずに困っていませんか?志望企業の方向性が定まらないと、エントリーシート作成や面接の回答に窮することも。

そこで今回は、ダイヤモンド就活ナビが発表した「2015年版人気企業ランキング」から、理系男女の人気就職先企業をチェックし、その傾向を探ります。

就職活動の軸が定まらない人や、志望企業に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

理系男子の人気就職先企業の傾向は?

順位企業名2014年版順位
第1位三菱商事第3位
第2位三井物産第12位
第3位住友商事第7位
第4位伊藤忠商事第6位
第5位東芝第2位
第6位日立製作所第1位
第7位丸紅第10位
第8位東日本旅客鉄道(JR東日本)第4位
第9位東海旅客鉄道(JR東海)第8位
第10位サントリーグループ第9位

引用元:ダイヤモンド就活ナビ

総合商社が上位独占!

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メーカーがTOP3を占めた2014年のランキングから大きく様変わりし、2015年は総合商社が上位4位までを席巻する結果となりました。

一方、これまで理系学生にとって花形とも言われたメーカー各社は、全体的に大きく順位を落とす結果に。昨年1位だった日立製作所は6位、東芝は5位、そして13位だったソニーは61位と大きく後退しています。

商社が大きく順位を挙げた背景には、メーカーに対する憧れが薄らいでいることが、大きく影響していると考えられます。

かつて栄華を誇ったシャープやソニーの経営不振は、理系学生から「メーカー=花形」という思いをかき消すのに十分だったと言えるでしょう。さらに追い打ちをかけるように、東芝の不正会計問題が発生するなど、若者にとってメーカーは、もはや安心してものづくりに臨める場所ではなくなってしまったのかもしれません。

さらに、不況の時代を生きてきた若者の安定志向が、総合商社人気を押し上げる要因になったといえそうです。

ランキングに見る今後の理系男子人気就職企業は?

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今後は商社人気が続くとともに、今後も順位に若干の変動がありそうです。一方メーカー人気はさらに落ち込む恐れが。

ランキングは2015年5月に発表されたものですが、同年11月に発表された総合商社各社の連結決算によると、伊藤忠が商社で初の純利益トップに躍り出たというニュースがありました。

長らく1位の座をキープしていた三菱商事は、資源分野の減益が他事業で挽回できず、減益となる見通しに。資源価格は、今後さらに厳しい局面を迎えると言われているため、いかに非資源分野で収益を出せるかが、今後の商社人気の順位を左右しそうです。

一方、東芝の不正会計問題やロッテグループのお家騒動など、メーカー各社を取り巻くイメージは下降傾向。安定を望む理系男子にとっては、よりメーカーの魅力を落とす要因になりそうです。

ただ、日立製作所は原発事業などで業績が比較的安定していることから、今後もランキング上位の常連となりそうです。日立グループの内定獲得のコツを知りたいなら、『超人気「日立グループ」で内定獲得した理系男子にコツを聞いてみた』も合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

いずれにせよ、今後はものづくり企業人気の低迷の年がしばらく続きそうです。

理系女子の人気就職先企業の傾向は?

順位企業名2014年版順位
第1位サントリーグループ第2位
第2位ロッテグループ第1位
第3位明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)第4位
第4位森永乳業第6位
第5位森永製菓第7位
第6位山崎製パンランク外
第7位日清製粉グループ第8位
第8位伊藤忠商事第34位
第9位資生堂第3位
第10位グリコグループ第34位

引用元:ダイヤモンド就活ナビ

食品メーカーが上位を独占!

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メーカー人気の衰える理系男子のランキングとはうって変わり、理系女子の人気ランキングは食品メーカーがTOP10を席巻する結果となりました。

一方、花王や資生堂などの食品以外のメーカーは、軒並み順位を落とす結果となっています。

ランキングの中でもとりわけ目を引くのが、2014年ランク外だったにも関わらず、今回6位に踊り出た山崎製パン。TOP10の常連だった日清製粉グループや資生堂を抜き去り、TOP5目前に迫っています。TOP5が全て食品メーカーだったところを見ると、理系女子にとっていかに食品メーカーが人気なのかが分かります。

食品メーカー人気の陰には、近年の農学部人気が関係していると考えられます。農学部を設ける各大学の志願者数は、軒並み上昇傾向。中でもマンガなどの影響から、一昔前の泥臭いイメージや「農学部(理系学部)=男性学部」というイメージが薄れつつあることが、女子学生の農学部人気を押し上げているようです。

そんな農学部の就職先として、以前から人気があるのが食品メーカー。先輩も多く在籍していることから、女子学生にとってはインターンや先輩訪問しやすいカテゴリーとなっているのかもしれません。

一方、食品メーカー人気の煽りを受け、2014年ランキングで3位だった資生堂が9位に、5位だった花王が12位と順位を落とす結果に。今後はさらに商社が上位に上がる可能性があるため、もしかすると今後さらに順位を落とす可能性もあるかもしれません。

ランキングに見る今後の理系女子人気就職企業は?

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今後は農学部人気にひっぱられて食品メーカーの人気が上がると共に、安定感から商社も人気企業としてランク上位に上がりそうです。また、女性が働きやすい企業にも注目が集まるかもしれません。

ランキング全体を見てみると、理系男子のランキング同様、商社自体の全体の順位が上がっていることがわかります。例えば2014年には34位だった伊藤忠商事が8位に、20位以下だった三菱商事や住友商事、三井物産も20位以内にランクイン。今後は安定という面から、さらに商社人気が高まるかもしれません。

一方、女性の働きやすさという視点で順位が左右されそうなのが資生堂です。2015年は育休中の女性にも土日や夕方シフトに入ってもらうなど、社内の女性の働き方が見直され、大きな話題となりました。見直し内容やその評価はさておき、この結果が来年以降のランキングに影響をおよぼす可能性もありそうです。

女性の働き方については、アベノミクスの中でも重要案件とされています。今後は配偶者控除の見直しや、子育てしながら働きやすい環境の推進も進めることが示唆されており、多数の企業が環境づくりに取り組むことになるでしょう。今後人気を集める企業の要素には、「女性にとっての生涯の働きやすさ」が注目されるかもしれません。

結婚・出産後も長く働きたいのであれば、ランキングだけでなく、福利厚生や現場で活躍している女性の声を聞くことも忘れずに。

まとめ

就活スケジュールの大幅な変更や社会情勢の変化はあったものの、終わってみれば10月段階の内定率が80%以上と、比較的安定していた2015年の就職活動。今後は男女関わらず。安定的なイメージのある商社が人気の的となりそうです。

とはいえ、志望企業の決め方は自分次第。人気にかかわらず、まずはしっかり自己分析やスケジュール作成を行った上で、志望企業を決定しましょう。

参考元:
ダイヤモンド就活ナビ 人気企業ランキング
伊藤忠が純利益で初の商社トップへ、三菱商を上回る見通し-今期業績(Bloomberg)

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