そう考えている人も、きっとたくさんいると思います。
そんな時に気になるのが、大学中退後の人生ですよね。
特に「就職」や「働き方」について気になる人が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんなあなたに向けて以下の内容をまとめました。
- 大学中退者後の就職状況
- 大学中退者が「望むこと」って?
- 大学中退者の正社員就職率
- 大学中退者が正社員として働くために
大学中退者のその後の現状と、正社員として働くために大切なことをご紹介します。
大学中退者後の「就職状況」は?
ここでは、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が2015年5月に発行した「大学等中退者の就労と意識に関する研究」を元に、大学中退者のその後を見ていきましょう。
大学中退後は「非正規社員」の割合が多い
まずは大学中退者全体のキャリアをみてみましょう。
同アンケートの「現在の有業・無業の状況」によると、就職状況はこのような結果でした。
正規社員 :26.4%
大学中退後の進路として最も多いのは「非正規社員」。
この結果は、大卒・大学院卒で非正規社員として働いている人の2倍以上の割合です。
一方、大学中退後「正規社員」として働く割合は26.4%。
一見、非正規社員として働いている人の割合と僅差のように見えますよね。
でも、大卒・大学院卒の57.8%に比べると、歴然とした差があることがわかります。
とはいえ、自分の夢のために、あえて正社員を目指さなかった人もゼロではありません。
では、彼らは大学中退後に何をやりたいと考えているのでしょう?
大学中退者が「やりたいこと」は?
大学中退者に「中退直後にやりたいと思ったこと」を調査したところ、47.1%の人が「正社員として就職したい」と回答しました。
大学中退者のなかでも、正社員を目指したいという人は多いようです。
次いで多かった「アルバイトをしたい(20.7%)」という結果からもわかる通り、中退後は雇用形態を問わず、まず働きたいと思っている人が多いようです。
大学中退者の主な悩みは「仕事」や「将来」のこと
大学中退者がとにかく働きたいと思っている理由、それは中退直後の悩みや困難から推察することができます。
大学中退直後に感じた悩みや困難のなかで、最も多かったのが「求職活動・仕事」に関するものでした。
次いで多いのが「将来展望・人生設計・社会復帰」。
「金銭面・奨学金返済」も4番目に多い悩みとなっています。
本当にやりたいことが見つからずにやめてしまった人が多い
また、大学を中退しようと思った理由を見てみましょう。
「勉強に興味・関心が持てなかったから」
「単位が不足したから」
これらの回答が多数を占める結果になりました。
「ほかにやりたいことがあったから」と答えた人は、わずか14.3%。
本当にやりたいことを見つける前に、中退を決めてしまった人が多いことが想定できます。
ここから考えられるのは、大学中退者の多くは将来に漠然とした不安をかかえているということ。
また、金銭面の問題などから「とりあえず働かなければ」と思っている人も。
それが「働きたい」「できれば正社員として就職したい」という思いに結びついているのでしょう。
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大学中退者の正社員就職率
では、大学中退者は正社員として働くことができているのでしょうか?
ここからは、実際に正社員として働くことができた人の割合などを見ていきましょう!
正社員になる割合とそれまでの時間
大学中退してから、初めて就いた仕事で正社員採用された人の割合は21.2%となっています。
つまり、大学中退者の5人にひとりは、中退後から正社員として働いていることになります。
しかし、正社員として就職するまでに時間を要している人も多いようです。
大学中退〜3ヶ月以内:10.4%
一方、大卒・大学院卒は55.5%が「大学中退〜3ヶ月以内」に正社員として就職を果たしています。
大卒・大学院卒に比べると、正社員採用までに時間がかかっている人が多いことがわかります。
将来的な不安からまずアルバイトを始める人も
こうした現状から、「中退後はとりあえずアルバイト」という人も多いようです。
先程ご紹介した「正社員として就職したい」と回答した人のうち、実際に正社員として働く準備をしたのは32.6%。
一方、アルバイトを探したという人は、中退直後にそう考えていた割合(21.4%)に比べて、31.8%に増えています。
また、在学中から行っていたアルバイトを継続したという人は、当初そう思っていた人に比べて16.2%増えています。
大学中退者が正社員として働くために大切なこと
では大学中退者が正社員になるという目標を達成するためには、どんなことに気をつけるのがよいのでしょうか。
中退後の就職活動のなかで、困難や不利益を感じた項目についてアンケートからそのポイントを探ってみましょう。
最も多かったのは「応募(学歴条件、選択肢限定)」、次いで「面接(中退理由説明)」「印象・イメージ・不当な扱い」が多い結果となりました。
学歴条件や選択肢が限定されることについては、大学中退という道を選んだ以上、どうにもしがたい部分です。
しかし、それ以外の項目については、面接・履歴書対策を十分行うことによってカバーできる可能性があります。
面接・履歴書対策はどうすればいいのか
面接や履歴書対策は第三者に評価してもらうことが重要です。
インターネットや就活関連本などを見れば、自分だけでもある程度対策は可能です。
しかし、客観的に自分がどう見られているかを知ることは、第三者がいないと難しいもの。
自分では気づいていなかった些細な部分が、致命的なミスにつながることもあります。
またアドバイスをもらう第三者は、できれば思ったことをそのまま口にしてくれる人を選ぶことも、大切なポイントのひとつ。
もちろん、あなたを気遣って優しい言葉をかけてくれる人を大切です。
でも率直な意見を聞かないと、本当に直すべきポイントには気づきにくいもの。
できれば知人や友人よりも、就活の専門知識を持った人に見てもらったほうがよいでしょう。
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大学中退から就職するなら
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