
今回は証券営業として1年3ヶ月働いた経験を持つ、第二新卒者Hさん(23歳 女性)の転職活動をご紹介します。大学を卒業後に某大手証券会社へ入社したHさんは、とても謙虚で相手の立場に立った話し方ができ、どこの会社からも内定を獲得できるような優秀な方でした。
証券営業ってどんな仕事?
厳しい環境でもしっかりと実績を出して、優秀者として表彰もされていたHさんですが、なぜ転職活動に踏み切ったのでしょう?その理由を知るために、まずは証券会社の営業がどのような仕事なのかをご紹介します。
みなさんは証券の営業って、どのようなことをするかご存知ですか?私がお会いする既卒・第二新卒者の方に聞くと、「証券営業は稼いでいてめちゃくちゃかっこいい!」というイメージをお持ちの方が多い印象があります。Hさんに伺った証券営業のやりがい・厳しさをお伝えしましょう。
やりがい
- 稼げる
- できる社員が周りに多い
厳しさ
- 自分が売りたい金融商品ではなく、会社の押し商材を売ることが求められる
- お客様に売った商品が値下がりして、損をさせてしまうことがある
- コンプライアンスが厳しく、自分オリジナルの提案資料などを使うことができない
- 数字がすべて、稼いでなんぼという雰囲気が強い
- 社内で人格を否定するような発言がされている
これはHさんのいた証券会社特有というわけではなく、他の証券会社で勤務していた第二新卒者もほぼ同様の点を挙げていました。
お客様の望むものが売れない苦しさ
Hさんの転職理由としては、上記の厳しさがメインでした。その中でも、お客様の求めている商品を提案できない点に不満を感じていました。
長期投資で安定的に資産を増やしたいという希望がお客様にあったとしても、会社の押し商材の性質が違った場合にはどうにかお客様を説得して買っていただくことが度々発生してしまったようです。
また商材の特性上仕方のないことではありますが、自分を信用して商品を買ってくれたお客様に損失が出てしまうことも多く、辛い気持ちになることもよくあったようです。
そこでHさんは当社の就活サービスを利用しました。
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内定を獲得するも、立ちはだかった退職交渉
Hさんは在職中だったため、数多くの企業を受けることは現実的に難しかったです。そのため希望にマッチングした求人を、ピンポイントで受けていくやり方で転職活動を進めていきました。非常に優秀な方なので、希望企業からスムーズに内定を獲得。しかし、内定後の退職交渉が非常に大変でした。
証券会社やゴリゴリの営業会社では、退職の引き留めがとても厳しい場合がよくあります。以下はHさんが言われた言葉ではありませんが、下記のような言葉を言われることもあるんです。
- 転職は逃げだ。逃げるのか?
- どこの会社に行っても絶対に失敗するぞ
- 絶対に退職は認めないぞ
- 一生後悔するぞ
- お前は営業に向いてない
Hさんは上記に近しいようなことを、4~5度の面談で繰り返し言われました。内定を取るための面接よりも、退職交渉の方が何倍も精神的に辛かったとのことです。しかし、自らのキャリアと自分の希望の働き方をするために気持ちを切らさず、最後まで粘り強く交渉し退職の許可を得ることができました。
せっかく内定をもらったのに、退職時にトラブルになるのは避けたいところですよね。以下の記事では退職時のノウハウが書かれていますので、ぜひ参考になさってください。
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Hさん、最後までお疲れさまでした!新しい環境でもHさんであれば、活躍していけると思います。新たな環境でも頑張ってください!
退職時にトラブルがあっても、きちんと解消して新しい生活を始められた方は他にもいらっしゃいます。詳細は以下の記事をご覧ください。
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