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中学生でも分かる【施工管理の仕事内容】をプロが徹底解説!

どこよりも詳しく解説!施工管理ってどんな仕事?

皆さんは「施工管理」という仕事に対してどのようなイメージを持っていますか?

「残業や休日出勤が当たり前」「気性の荒い職人さんとやり取りしなきゃいけない」「ハードワーク」などマイナスイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

実は、

  • 文系・理系・性別を問わず採用される
  • 手に職がつく
  • お金が稼げる
  • 将来性もある

というかなり好条件な仕事なんです!

 
うそ~!そんなうまい話、信じられない!条件がいいのってどうせブラックだからでしょ。

 
いえいえ!意外と知られていないだけで、好条件の仕事は世の中にたくさん存在するんですよ。

もちろん施工管理職は、決して”楽な仕事”ではありませんし“残業が一切ない”というわけでもありません。

でも、「施工管理職=男性の仕事」でも、「経験者しか就けない仕事」でもなく、女性でも未経験でも目指せる職種なんです。

最近では、残業の少ない会社も増えてきていますし、働き方改革によって施工管理職の労働環境が改善されることも期待できます。

 
へえ~そうなんだ!それなら施工管理職について知りたい!ぶっちゃけ何をする仕事なのか、あんま知らないんだよね……

ここでは初心者向けに「施工管理の仕事内容」を徹底解説していきます。

 

この記事で分かること

  • 「オフィス」と「現場」で働く施工管理の仕事内容
  • 施工管理の4大管理「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」とは何か
  • 施工管理職の採用条件
  • 施工管理に就くメリット
  • 残業が多い理由と「労働環境の整った会社」を選ぶ方法

女性未経験者の方も、是非ご一読ください!

 
Youtubeでも解説中なので、合わせてチェックしてくださいね!

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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そもそも施工管理の仕事内容とは?

 
まずは、施工管理の仕事内容について分かりやすく説明していきますね

施工管理はたくさんの仕事を担当しています。

以下に、1つの案件に対して施工管理が担当する仕事を作業する順番に並べてみたので「どんな仕事があるのか」確認してみましょう。

  1. 実行予算の作成
  2. 工事用仮設設備の計画、配置
  3. 機器配置、配管等の納まりの検討
  4. 資材発注、管理
  5. 工事施工図作成
  6. 工事利益の管理
  7. 現場監督、指導
  8. 工程管理

 
げげげ、めっちゃ大変そう!

 
一般的な施工管理の求人票には、このような仕事内容が記載されています。これだけ見ると「難しそう」「無理!」と思っちゃいますよね。

簡単に言うと「工事現場で新しく建築物を施工する際に、いつ・どこで・誰が・何をすれば設備が効率的に出来上がるかを考え、実行し、発生する問題を解決していく仕事」なんです。

 
施工管理ってヘルメットをかぶって作業している”現場仕事”のイメージだったけど、意外と頭を使う仕事なんだね。

施工管理職には、「オフィス」と「現場」の仕事がある

 
施工管理は毎日現場にいるの?大きな図面を持って指導しているよね?

 
現場であくせく働いている印象が強いようですね。

実際には、「だいたい週2~3日は現場での仕事」「それ以外がオフィスでの業務」でオフィスにいることも多いんです。

施工管理のオフィスでの仕事と現場での仕事

 
へぇ~「ずっと現場」「毎日オフィス」よりもメリハリがあって良さそう!

オフィスでの仕事

 
図のところで「設計図」を基にCADを用いて「施工図」を作成するってあるけど、「CAD」って何?そもそも「設計図」と「施工図」ってどう違うの?

 
聞き慣れない言葉が多いですよね。設計図も施工図も建物を建てるのには欠かせない図面です。

設計図」は、お客さんや公的機関に向けて作られた、広さや高さ・形状などが分かる図面。

一方で「施工図」は、職人さん向けに作成された図面で、機器の配置や配管の納まりなどを反映させた細かい寸法が記入されています。

 
じゃあ施工管理は、設計図から工事用の図面を作るってことか。

施工図の良し悪しで建物の出来栄えが変わってしまうくらい施工図は重要な図面なんです!

そして設計図から施工図に変換する際に必要になるのが「CAD(Computer aided design=コンピュータ支援設計)」。

CADで設計図を施工図に変える様子

コンピューター上で作図を行うソフトなのですが、初心者がいきなり使いこなせるものではありません。

 
ってことは、施工管理職に就きたいならCADの勉強をしとかないといけないってこと?

 
元の図面を引いたデザイナーや建築家が施工図まで作成したり、外注に出したりすることもあるので必須ではありません

ただCADは独学で習得可能なので、使えるようになっていた方が、就活においても就職してからも有利ですね。

現場での仕事

 
施工管理は、現場で図面を確認しながら計画通りに進んでいるかを確認するんだよね?

 
そうですね。「予定通り工事が進んでいるか」「トラブルはないか」といった確認を行います。

特に重要なのがスケジュール管理。

何か問題が起きた際は、迅速な対応が求められます。

また、現場が忙しい時は職人さんのお手伝いをすることもあるんです!

施工管理のメインの仕事「4大管理」ってなに?

 
なんだか管理や調整に追われて大変そう……未経験でも本当にできるの?

あれこれやるように見える施工管理の仕事ですが、内容は意外とシンプル。

大きく以下の4つに分けられます。

  1. 原価管理
  2. 工程管理
  3. 品質管理
  4. 安全管理

施工管理ではこれらを「4大管理」と呼んでいます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施工管理の「4大管理」とは

原価管理

原価管理は、施工管理の仕事内容で挙げた「工事利益の管理」に該当します。

 
原価の管理と利益の管理って全然違うものじゃないの?

工事を行う時には、発注元に「工事代金=工事を行う時にかかる費用(原価)+利益」を請求します。

工事における原価とは、「人件費や重機代、材料費など工事をする上で実際にかかった費用」のこと。

施工管理は、工事が着工する前に作成した実行予算と照らし合わせて、予算内に納まりきちんと利益が出せるかどうかを確認し、調整していきます。

工事が数ヶ月に及ぶ時は、毎月支払いを計算しながらきちんと利益が確保できるかどうかチェックし続けるのも大事な仕事なんです。

 
いくら工事が上手くいっても、利益がなければ意味がないもんね。

工程管理

工程管理とは工事が納期までに完成するように、作業のスケジュールを管理すること。

施工管理は工事が始まる前に、

  • どのような順序で工事を進めるか
  • どの重機を何台用意するか
  • いつ・何人の職人さんが必要か

といったことを入念に考えて、「工程表」と呼ばれるスケジュール表に落とし込みます。

工事が着工すると施工管理は、その工程表を基に「スケジュール通りに進んでいるか」どうかをチェックしていきます。

 
最初にちゃんと計画立てているんだから、工事が始まれば調整は要らないんじゃない?

 
そんなに甘くありません!

どれだけ緻密にスケジュールを組んでいても、予定通りにはなかなか進まないもの。

なぜなら天候を読むのは難しいからです。

 
そっか~工事現場って外が多いし、雨の日はできることが限られちゃうか……天気まで考えて予定組むなんてめっちゃ難しいじゃん!

雨で作業が遅れた場合は別の日に取り戻し、決められた日に工事が終わるよう調整していく必要があるのです。

品質管理

品質管理は、施工管理の仕事内容の「資材発注、管理」に該当します。

工事を予算内に終わらせることも大切ですが、原価を抑えるために粗悪な資材を使用するわけにはいきませんよね。

資材一つひとつには品質基準が設けられており、それらをクリアしたものを発注します。

しかし、工事で使うコンクリートや土は、天気・季節・水分量などの条件によって品質に影響がでることも……!

そのため「資材の管理」も重要な仕事なんです。

品質基準を満たした資材を”最適な条件”で組み合わせたり管理したりするのが、品質管理の仕事です。

 
へぇ~資材の管理にも気を遣わないといけないんだね!

 
「長く安心して使ってもらう建物を作る」には色々気を付けなければいけないことがたくさんあるんです。

安全管理

安全管理は、施工管理の仕事内容の「現場監督、指導」に含まれます。

工事現場は高い所で作業したり、大きな重機を使ったりと常に危険と隣合わせ。

しっかり安全対策を取らなければなりません。

例えば、

  • この材料はここに置くこと
  • 高所作業時は安全帯をつけること
  • 職人同士、声をかけあうこと
  • 機器の点検を欠かさないこと

などのルール・決まりを現場で守ってもらうように指導します。

その他、天候によって注意すべきことが変わってきます。

  • 真夏日など暑い日は特にこまめに水分補給する
  • 強風の日は資材などが飛ばないように対策する
  • 豪雨の日は危ないので作業を中止する

などです。

施工管理は、現場に携わる従業員が事故無く、安全に工事を終えられるように安全面を管理します。

 
”4大管理”って聞くとなんだかしんどそうだけど、プロジェクトリーダー的存在なんだね。かっこいいな~!

施工管理は「未経験」「文系」「理系」「女性」でも採用されます

 
施工管理の仕事のイメージはついた!だけどさ、仕事内容を見る限り、正直「かなり優秀な人」じゃないと採用されなさそうじゃない?

 
いいえ、実は施工管理は、「未経験・女性」でも採用される”狙い目”な仕事なんですよ!

 
それって人がドンドン辞めていくブラックな労働環境だからじゃないの~?しかも女性には正直ハードすぎそう!

採用理由が分かれば、そんな疑いは消えるでしょう。

ここでは、「なぜ施工管理職は採用の間口が広いのか」について解説していきます。

なぜ施工管理職は「未経験」でも採用されるのか

 
施工管理が”未経験でも可”って信じられない。

 
実は今、建設業界は「人手不足」かつ「高齢化」問題に直面しているんです。

人手不足の原因は「若者離れ」。

建設業界に対してマイナスイメージを持っている若者が多く、人材の確保が難しいのが現状です。

高齢化はどの業界でも見られることですが、若手が少ない分、建設業界の高齢化は特に顕著。

そうした状況もあって建設事業は常に一定の需要があり、今後もこの傾向は続くと考えられています。

 
日本はもう都市開発され切った感あるけど、ホントに需要あるの?

 
もちろん。例えば日本の一戸建ての寿命は30~35年と言われています。なので定期的なリフォームや建て替えが必要なんです。

 
それなら安心。だから会社側は経験の有無や性別、文系理系も関係なく人材の採用に必死なのか!

建設企業では、「長期的に働いてくれる人材確保」=「若手技術者の確保」が急務となっています。

そのため、こぞって20代の未経験者や第二新卒者を積極的に採用しているんです。

ちなみにこの人材確保は、国からも”後押し”されています。

それが「建設業働き方改革加速化プログラム」。

建設業働き方改革加速化プログラムってなに?

このプログラムは2018年に国土交通省によって策定されました。

主な取り組みは以下の3つ。

  1. 給与・社会保険に関する取り組み:給与アップを支援
  2. 長時間労働の是正に関する取り組み:週休2日制導入の後押し
  3. 生産性向上に関する取り組み:IT化を進め、効率的に働く

これにより、「労働環境を大きく改善して効率的に働く」ことが期待できます。

国土交通省:建設業働き方改革加速化プログラム

施工管理は、実は女性“だからこそ”活躍できる仕事

意外かもしれませんが、施工管理は女性も積極的に採用されています。

 
う~ん……女性が採用されたとして、ホントにやっていけるの?実際に働いた経験のある女性から意見を聞きたいよね

 
実はUZUZにも「施工管理」として働いた経験のある女性社員がいるので、アフロマに“実際のところ”を色々聞いてもらいました!
 

施工管理経験者(女性)の“ぶっちゃけ”話

施工管理の男女比率は、女性6%とかなり少ないのが現状です。(※)

 
じゃあやっぱり女性には向いてないってこと?

 
いえいえ!そんなことはありません!

もちろん男性中心の中で働くので同じだけの体力が求められます。

でも健康と体力に自信があれば女性には”もってこいの仕事”かなって思います。

 
なんで?

女性ならではの”強み”があるから。

例えば、スケジュール管理は実は女性の方が得意な場合が多いんですよね。

「どうしたら良くなるか」を突き詰めていくと、必ず女性ならではの解決策が見つかります。

あと、現場の職人さんは「人情に厚い」人が多いので、女性の方が情に訴えながら上手く職人さんとコミュニケーションを取っていけば、どんどん知識を吸収していけるんです。

 
ね、得でしょ(笑)?

 
確かに~!男性からするとうらやましい部分だね

でも、女性ならではの不利な点もあります。

女性が少ないから”女性にはできないだろう”って決めつけられたりするんですよね。

でも逆にそれをバネに”覆してやる~!”って楽しめるんですが(笑)。

 
あ、あと得と言えば……。内緒ですけど、工事関係者にはイケメン&マッチョが多いから目の保養になります!!

 
えっ、それも利点なのか(笑)。そして内緒になってな〜い!

引用元:(※)doda職種図鑑「施工管理の仕事内容とは?」

 
なるほど~生の声を聞くと説得力がある!女性ならではのメリットがあるんだね。

 
”施工管理は男性の仕事”と決めつけないで、是非女性の方にも活躍してほしいですね。

施工管理は「資格なし」でも挑戦できる

施工管理は、幅広い業務をこなしていきますが特に資格は必要ありません。

そのため、建設関係出身じゃなくても問題なく転職できるんです。

 
だから「未経験」でも目指せるのか

 
ただ「資格は必要ない」と言っても、”自動車免許”はあると選べる企業の幅が広がります。

 
施工管理は現場とオフィスを行き来するもんね。でも専門的な資格が不要なのは、挑戦しやすいしうれしい!

施工管理として働くメリットは?

 
施工管理なら資格も不要だし、未経験でもOKなら僕でも目指せそう!施工管理になればどんなメリットがある?

 
施工管理として働くメリットは大きく3つ挙げられます!
  1. 手に職が就く
  2. 将来的にしっかり稼げる
  3. 今後も需要があるから、仕事がなくなる心配がない

 
うわ~ますます魅力的。詳しく教えてくださいっ!

手に職がつく

 
施工管理って資格も不要だし、手に職がつくイメージないけど……

 
就職時に資格は不要ですが、施工管理として実務経験を3年積めば、「2級建築施工管理技士」という国家資格を取得できるんです!

 
え~国家資格取れるなんてすごいじゃん!!

ちなみに大学で建築系の学科など指定された学科を卒業している場合は、1年以上の実務経験でOK。

2級建築施工管理技士」とは、建築工事現場にて監督や進行の管理(主任技術者)として従事できる国家資格です。

2級建築施工管理技士の資格があれば建設会社だけでなく、工務店・ハウスメーカーなどでも幅広く活躍できるうえ、責任のあるポジションに就けます。

キャリアアップや転職においても有利な資格です。

さらに、2級合格後に5年以上の実務経験を積めば、よりハイポジションの仕事に従事できる「1級建築施工管理技士」の取得も可能。

 
国家資格が取れるのは大きなメリットだけど、施工管理のキャリアは建設業界でしか通用しないよね?

 
そんなことはありません。

施工管理職で身につく「スケジュール管理能力」「マネジメント能力」「コミュニケーション能力」はどんな業界でも重宝されるスキル。
なので、たとえ別職種に転職することになっても有利になります。

 
そっか~”施工管理職は手に職がつく職種”って納得できた!

将来的にしっかり稼げる

施工管理は”稼げる仕事”です。

まずは、厚生労働省が行った2018年の賃金調査を基に平均年収を見てみましょう。

施工管理と全職種の平均年収比較

そのデータによると、サラリーマンなどを含む全職種の平均年収は497万2,000円で、建設業に従事する人の平均年収は509万3,000円です。

施工管理の平均年収は、全職種を130万円ほど上回っているんです。

 
すご~、がっつり稼げるのはかなり魅力的!

また、前述した通り「2級建築施工管理技士」になると、工務店・ハウスメーカー・大手建設会社に転職もできるので年収アップが図れます。

以下に、年収例を挙げました。

▼年収例

【例1】
年収420万円 / 26歳 経験2年 /月収31万円(月給24万円+残業代+一律手当)+賞与
【例2】
年収420万円 / 26歳 経験2年 /月収31万円(月給24万円+残業代+一律手当)+賞与
【例3】
年収540万円 / 30歳 経験4年 /月収40万円(月給30万円+残業代+一律手当)+賞与
【例4】
年収850万円/31歳 入社3年(1級建築施工管理技士資格者/月収40万円)+賞与・諸手当

 

 
1級建築施工管理技士になれば、30代前半で年収800万円超えも可能なんだね。すごい!

 
キャリアアップが明確で、それと共に年収が上がっていくのでモチベーションを保ちやすい職種といえます

引用元:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介

今後も需要があるから、仕事がなくなる心配がない

先にも伝えた通り、建物は必ず老朽化して建て替えが発生したりリフォームが必要になったりします。

つまり施工管理には常に一定の需要があり、今後も仕事がなくなる心配は要りません。

 
確かに「家が要らない」なんて人はいないもんね!人類が滅亡しない限り、施工管理の仕事は存続するってことか。

施工管理職の「残業」を徹底解説!

 
施工管理、すごい魅力的だけどさ、やっぱり激務なのは激務なんでしょ?残業めちゃめちゃ多いって聞いたことあるし。そう考えるとためらうなぁ……

 
そこは誰もが気になるところですよね!

正直言って、施工管理は「残業の多い職種」です。

dodaによる2019年度調査「残業時間ランキング」によると、上位に「施工管理職」がランクインしています。

【残業時間ランキング】
  • 1位:設備施工管理(41.6時間
  • 2位:建築施工管理(36.7時間

・・・

  • 6位:土木施工管理(34.2時間

企業によってはさらに残業の長いところも。

 
げげげ……施工管理がほぼ上位独占状態じゃん!身を削ってまで働きたくないわ~。

データだけ見ると怖くなる人も多いと思いますが、現状が分かればきっと考えが変わるでしょう!

ここでは、

  • 施工管理の残業が多い理由
  • 残業の少ない施工管理職の見極め方
  • 労働環境が改善されており、残業が見直されていること

の3つの項目から残業について徹底解説していきます!

引用元:doda「残業時間ランキング2019」

なんで施工管理職は「残業」が多いの?

 
仕事内容だけ見ると、なんで残業がそんなに多くなるのか謎なんだけど……

 
残業が多くなる理由は2つ。
  • 新人の場合、段取りのコツがつかめず残業になってしまうから
  • 天候次第で工事が遅れてしまい、最終的に残業が発生することがあるから

それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

新人の場合、段取りのコツがつかめず残業になってしまうから

新人は覚えなければならないことがたくさんあったり、慣れない仕事が多かったりして作業に時間がかかるもの。

これは施工管理職に限ったことではありませんよね。

段取りが上手くいかずに結果として残業に……。

ただし、経験を積んでいくと効率よく仕事が進められるようになるので、残業は自然と減っていきます

天候次第で工事が遅れてしまい、最終的に残業が発生することがあるから

建設のほとんどは”外”でやるもの。

だからどうしても天候に左右されてしまうんです。

雨が続くと作業が遅れてしまい、なんとか納期に間に合わせるために調整が必要となり残業につながります。

 
納期を遅らせてもらったらダメなの?

 
「納期」は絶対です!

例えば建物の完成が遅れて、お店のオープンに間に合わなかったとしましょう。

売り上げの損失が発生しますよね?

また、顧客からの信頼も失ってしまいます。

そのため、「工事の期日」はこちらの都合で勝手に変更はできないのです。

 
そっか……大学のレポート提出期限とはワケが違うよね。施工管理って責任が大きいね

施工管理に限らず、ビジネスでは期日を守るのが常識

ただ工事の場合は、天候を予測することは難しい。

どうしても遅れが巻き返せない場合は残業でカバーしなければならないのです。

 
「大自然と向き合う仕事」ってことだね

「残業の少ない」施工管理職はないの?

 
施工管理を目指すなら残業は避けて通れないってこと?

 
「残業ゼロ」は難しいですが、「残業の少ない施工管理職」は存在します!

先に示した残業時間は、職種全体の“平均値”であって、すべての企業で残業が多いわけではありません。

 
えっ本当?でも入社前にどうやったら残業が少ないって分かるの?

残業の少ない施工管理職の見分け方について教えましょう。

ポイントは「元請け案件を受注できる施工管理の企業」と「未経験を採用している施工管理の企業」に絞ること。

元請け案件を受注できる”大手企業の施工管理職”は特に狙い目です。

大手の場合は法を遵守するので、”ありえない工期設定”で工事が進められることはありません。

また建築業界は、以下のような「ピラミッド構造」になっており、底辺に近づくほどブラックな労働環境になるといわれています。

施工管理職のピラミッド図

一方で、上層に位置する“元請け”の案件を取ってこれる企業であれば、比較的労働環境は整備されているんです

また、「未経験採用している施工管理の企業」も狙い目。

 
なんで?

 
なぜなら、“教育体制”がしっかりしていないと未経験の採用はできないから

入社後にきちんと教わらないままでは、やり方が分からないまま仕事を進め、結果として顧客に迷惑をかけてしまう場合も考えられます。

顧客の信頼を損なうことは、絶対に避けたいもの。そのため、企業としても“しっかり教育”することが必須なんです。

 
そっか~未経験者を積極的に採用している企業は、労働環境が整っていることが期待できるのか!

「施工管理職=ブラック」とひとくくりに考えるのではなく、「劣悪環境な施工管理職」を避けることが大事なんです。

UZUZでは、「土日祝にきっちり休める企業」や「平均残業が20時間程度」などの“労働環境が整っている”企業の求人もご紹介しています。

 
UZUZから過去に施工管理職として就職された方の中には、一人も「労働環境がハードすぎるから辞めます」といった人はいないんですよ!

 
そうなんだ!じゃあ施工管理になりたいと思ったら、安易に自分で就活を進めるよりもUZUZのような就職支援サービスを使った方が絶対にいいってことだね~!

施工管理の残業は減る?働き方はどんどん改善されている

 
「残業が多い理由」や「残業が少ない企業の選び方」も分かったけど、施工管理という仕事自体が残業の多い職種ってことには変わりないよね。

 
そうですね。でもそれについては「建設業働き方改革加速化プログラム」の通り、「長時間労働」の改革が進んでいるので今後改善されていきますよ!

 
国が長時間労働に対して指導を入れているのか。それは大いに期待できるね。でもどうやって長時間労働を短くするの?

具体的には施工管理職が「ブラック」といわれる要因であった、

  • 短納期の工事
  • 週休1日制
  • 36協定の残業時間の上限規制が、建設業は適用されない=残業の上限がない

などを改善するプログラムがスタートしています。

今後、業界全体で労働環境が整えられていくでしょう。

 
施工管理を目指すなら、今は「残業の少ない企業」に就職するのが一番大事だね。それで経験を積んで「建築施工管理技士」の国家資格を取得しておけば、業界全体の労働環境が整えられたあとに、よりどりみどりの企業の中から転職先を選べるし!

 
おっ、キャリアプランが見えてきましたね!

まとめ:未経験でも施工管理には挑戦できる

ここまでお話した内容をまとめます。

最後にもう一度おさらい!
  • 施工管理は現場だけでなくオフィスワークも多い
  • 「原価管理」「工程管理」「品質管理」「安全管理」の4大管理が主な仕事
  • 施工管理は「未経験」「性別」「文系」「理系」関係なく採用される
  • 施工管理の経験を積めば、国家資格の取得をはじめ、高いマネジメント能力が身につく
  • 安定した需要があり、高給取りな職種
  • ブラックな労働環境を避けるには、「未経験者を採用している企業」「元請け案件を獲得できる企業」の施工管理職を目指すとよい
  • 今後、施工管理職の労働環境は大幅に改善されることが期待できる

 
ぶっちゃけブラックなイメージの強い施工管理なんて全く就職先の候補に考えてなかった(笑)。でもこうやってちゃんと話を聞くと、イメージだけで就職先の候補を絞るのってよくないことに気づいたよ!

 
それはいいことですね!

一般的にブラックな印象の強い職種でも、きちんと仕事内容を理解して、正しく就活を進めれば、働きやすい職場に就職できます。

まずはあなたに合っていて、「目指したいと思える職種」を見つけることが最も重要です。

施工管理の場合は、

  • 人と関わる仕事がしたい
  • 「コツコツ頑張ればお金を稼げる仕事」に就きたい
  • スケジュール管理は割と得意

といった人が向いています。

とはいえ、未経験の仕事に挑戦するのは正直怖いもの。

だからこの記事を読んで「施工管理、ちょっと気になるな」と思った方は、UZUZにご相談ください!

  • もう少し施工管理について詳しく知りたい
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  • まだ迷ってるけどちょっと話を聞いてみたい

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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