「インフラエンジニアがどのような仕事かいまいちわからない」と思っている方の中には、「インフラエンジニアはハードワークで大変」というイメージを持っている方もいるかもしれません。
基本的に残業が発生しにくいと言われているインフラエンジニアですが、業務内容や企業によっては仕事量が増えてしまう場合もあります。しかし近年、インターネットにおける『クラウド』の発展により、インフラエンジニアの新しい働き方に注目が集まっています。
これからのインフラエンジニアについてみていきましょう。
この記事の目次
クラウドとは一体何か?
「クラウド」という言葉を最近よく耳にすると思いますが、インターネットにおけるクラウドの意味をきちんと説明できる方は少ないのではないでしょうか。
クラウドとは英語で「cloud=雲」を意味します。インターネット上にあるコンピューターやサーバーを雲に例えてクラウドと呼んでいるのです。クラウド上で提供されるさまざまなサービスを「クラウドサービス」といいます。
クラウドサービスは既に一般化しており、恐らく皆さんも頻繁に使用しているでしょう。例えば、GmailやOutlookなどのWebメールが挙げられます。私たちのメールボックスはクラウド上にあるため、どのパソコン・携帯電話からでもアクセスすることができます。
また、クラウドサービスを利用して、写真を保管することも可能です。自分の携帯電話の容量に入りきらない写真や、友達・家族と共有したい写真をクラウド上に保管して、自分だけでなくその他の人もアクセスすることができます。
クラウドサービスの欠点
クラウドサービスは非常に便利ですが欠点も存在します。
大切な個人情報がネット上にあるため、サイバー攻撃やハッキングなどでデータを盗まれてしまう可能性があります。また、サーバートラブル、ネットワーク障害などが生じると多くの人に迷惑がかかってしまいます。
さらにはクラウドサービスを提供していた会社が倒産やサービスの停止などで、いきなり利用できなくなるといったリスクもあります。
このようなトラブルを未然に防止あるいは解決するのが、インフラエンジニアの重要な仕事のひとつです。そしてクラウドサービスが増えてくることで、今後このような問題解決能力がより求められることになってきます。
インフラエンジニアのこれまでの働き方はどのように変わる!?
「クラウドサービスが広がることで、インフラエンジニアの働き方は大きく変わる」といわれています。
インフラエンジニアの「運用」の変化
これまではサービスを提供していたサーバーの機械自体が、企業の中あるいは委託している管理会社に設置されていることが多かったため、実際にサーバートラブルなどが生じた場合、インフラエンジニアはサーバーのある現場にかけつける必要がありました。。
しかし、クラウドサービスの発展に伴い、サーバーやサービスを提供しているセンターはどこかに物理的に置かれているわけではなく、クラウドつまりインターネット上に存在します。
従って、トラブル等が発生してもインフラエンジニアは現場に駆け付ける必要がなくなり、インターネット上からサーバーにアクセスして問題対応ができるようになりました。つまり、業務が非常に効率化されインフラエンジニアの業務の負担が軽減されたのです。
インフラエンジニアの「設計・構築」の変化
クラウドサービスの広がりにより、インフラの運用だけではなく、設計・構築に関してもより効率化が進みます。
ここで、「クラウドサービスがこれ以上発展するとインフラエンジニアの仕事がなくなってしまうのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その心配は要りません。インフラエンジニアはクラウドの発展で今までとは違う活躍が期待されます。
これからのインフラエンジニアに求められることは?
それでは、これからのインフラエンジニアにはどのようなことが求められるのでしょうか。
ハードウェアよりもソフトウェア重視に
ハードウェアとは機器そのものを指し、ソフトウェアはハードウェアを動かすプログラムのことを示します。
例えば、パソコンの機械本体・キーボード・マウスなどはハードウェアに該当します。一方、パソコンを動かすWindows・MacといったOSや、アプリケーションはソフトウェアに含まれます。これまでのインフラエンジニアは、インフラの設計・構築・運用の中でハードウェアに関する知識や技術を求められる機会が多くありました。
しかし、クラウドサービスを利用するのであれば、ハードウェアよりもソフトウェアの知識・技術が必要になってきます。どのソフトウェアを組み合わせてインフラを設計・構築・運用すれば最適化が進むかを重要視しなければなりません。
いかにコストを抑えるかがより重要に
クラウドサービスを利用する最大の魅力は、「コストを抑えられること」にあります。
サーバーを自社で抱えると安全ではありますが、莫大な維持費用・人件費がかかります。
これからは、いかにコストを抑えて、質の高いサービスを提供できるように企画・構成するかがインフラエンジニアの腕の見せ所となってくるでしょう。
新しいITテクノロジーに柔軟に対応する能力
ITのインフラ市場は、発展が著しく、日々新しいITテクノロジーが取り入れられています。
例えば「IoT」もそのひとつです。IoTとはモノをインターネットとつなぐシステムのことです。例えば、エアコンはこれまでリモコンでしか作動しませんでした。しかしインターネットとつなぐことで、出先の携帯電話からでも家の中のエアコンを操作できるのです。
これからのインフラエンジニアは、IoTの導入やさまざまなアプリケーションの開発などより複雑化する領域でニーズが多様化していきます。それらのニーズに、柔軟に対応していく能力が求められるようになります。
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さいごに
ITテクノロジーの発展に伴い、働き方・仕事内容が変化していくのはインフラエンジニアだけではありません。私たちが今当たり前だと思っている職種の中には、効率化が進み機械に置き換えられて仕事を奪われてしまう可能性がある仕事も存在するのです
そうならないためにも、ITの発展に合わせて求められる能力を察知し、柔軟に適応していくことがこれからは必要になってくるでしょう。