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IoT化で今アツい!IT「システムコンサルタント」を職種研究

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IT企業で活躍するシステムコンサルタントは、企業の業務上の問題を情報システムの導入によって解決に導くよう提案を行う仕事です。SEとしての経験を積んだ後に、システムコンサルタントへの転身も選択肢となってきます。

昨今ではIoTが進み、IT技術を必要とする分野は広がりをみせています。情報システムの導入に欠かせない、システムコンサルタントについてまとめてみました。

「システムコンサルタント」の基礎知識

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システムコンサルタントの業務

システムコンサルタントは、顧客企業の経営上の課題やさまざまな業務上の問題点の解決のために、情報システムの基本構想を企画する仕事です。

顧客企業の業務内容を理解したうえで、ヒアリングした結果をもとに問題点を洗い出し、解決に導くためのシステム開発を提案します。そして、実際のシステム開発へと進み、プロジェクトマネージャーを筆頭とする、SEやプログラマーなどで構成されるプロジェクトチームを立ち上げてつないでいきます。

システムコンサルタントは、システム開発では最上流工程に位置する立場であり、IT企業やSI企業、IT系のコンサルティングファームで求められている職種です。

システムコンサルタントになるには

システムコンサルタントは情報処理技術を専攻としていても、大学や大学院を卒業後に、すぐに就ける仕事ではありません。SEとしての経験が最低でも5年、一般的には10年以上必要とされ、プロジェクトマネージャー経て、システムコンサルタントになるケースが多いです。

システムコンサルタントには、IT技術およびIT業界に関する知識や経験が求められます。顧客企業へのヒアリングにあたっては経営に関する知識も必要ですし、ヒアリング能力、プレゼンテーション能力も不可欠な仕事です。顧客企業の担当者との折衝やプロジェクトチームへの引き継ぎにあたっては、マネージメント能力も問われます。

SEからシステムコンサルタントを目指すためには、昨今のニーズでは、金融系や通信系をはじめとして、流通系や製造系、あるいは官公庁に関する業務知識があると有利です。SEとして勤務する企業によって、システムコンサルタントを目指しやすい環境を得られるかが変わってきます。

SEからシステムコンサルタントへの転身では、すぐに即戦力となれるような業務知識が求められ、ヒューマンスキルも重視されるポイントです。システムコンサルタントは特別な資格を必要とする仕事ではありませんが、国家資格である「システムアナリスト」などの資格があると、信頼性がアップします。

ITサービス業界の売上シェアTOP5

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1位:富士通

売上高 4兆7532億円
営業利益 1786億円
部門売上高 3兆3028億円(テクノロジーソリューション事業)
部門営業利益 2224億円

富士通はメーカー系のIT企業ですが、システム開発でも金融系や官公庁に強みを持つなど、国内TOPを誇ります。民主党政権時代に「2位じゃダメなんでしょうか」の発言で再び注目を集めた、スーパーコンピューター「京」は、富士通と理化学研究所の共同開発によるものです。

2位:日本電気(NEC)

売上高 2兆9355億円
営業利益 1280億円

NECの略称で知られる日本電気はネットワーク関連に強く、住友グループの企業であることから、住友系企業のシステム開発も担っています。

3位:日立製作所

売上高 9兆7619億円
営業利益 6004億円
部門売上高 2兆0321億円(情報通信システム事業)
部門営業利益 1162億円

日立製作所は総合電機メーカーとしては、売上高、従業員数ともに日本最大の規模を誇り、システム開発では、金融系や官公庁の公共システムなどに強みがあるのが特徴です。

4位:NTTデータ

売上高 1兆5118億円
営業利益 840億円

NTTデータはシステム開発を専業とする企業では最大手であり、特に官公庁のシステム開発では長年に渡る実績があります。

5位:日本IBM

売上高 8810億円
営業利益 914億円

世界最大手のアメリカのITサービス企業IBMは、SI事業を中心とするサービス事業が売上の6割を占めるとされています。日本IBMは、持ち株会社を通じたIBMの100%出資による日本法人です。

「システムコンサルタント」のおすすめポイント

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プロジェクトの達成感

顧客企業で情報システムの提案を行った際には、プレゼンテーションした内容がすんなりと受け入れられるとは限りません。新しいシステムの導入にあたっては、経営者や該当する部門の担当者、システム統括責任者などを説得するシーンが生じるケースもあります。

顧客企業で自らが提案した提案が受け入れられ、システムが完成したときの達成感には、格別のものがあるようです。

比較的高収入が望める

システムコンサルタントの年収は、IT技術職の中で高めです。年収600万円から1000万円がボリュームゾーンであり、年収が2000万円にもおよぶシステムコンサルタントもいます。

システムコンサルタントはIT技術に関する高い専門性だけではなく、マネージメント能力も求められる仕事ですが、収入に反映されています。

最近のITサービス業界の動向

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昨今では「ITを導入しない業界を探すのが難しい」といわれています。会計業務や売上管理への情報システムの導入をはじめ、IoTと呼ばれるモノのインターネット化が進み、IT技術の導入は身近なものとなっています。

ITの導入が遅れているといわれてきた、建築や不動産の分野でも先進のIT技術が取り入れられるようになってきました。「ITをいかに活用するか」は、ビジネスの成功を左右する大きな要因ともなってきているのです。

今後もあらゆる業界で情報システムの導入は不可欠です。IT技術だけではなく、経営に関する知識も持ち合わせて、ビジネスモデルの構築に寄与できるシステムコンサルタントの存在が、ますます重要視される傾向が強まることが推測されます。

まとめ

システムコンサルタントになるためには、SEとして過ごしている期間にどのような経験を積み、知識を得ておくかがポイントとなります。

SEとして所属する企業や担当業務によって、システムコンサルタントへの転身しやすさには差が生じるのです。キャリアプランを見据えて、システムコンサルタントを目指しやすい環境が得られるように、既卒の就活や転職活動では、人材紹介会社を利用することも視野に入れてみましょう。

参考書籍:会社四季報業界地図2016年版 東洋経済新報社

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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