転職理由に「キャリアアップ」を挙げるなら!絶対に知っておくべき志望動機の書き方

転職の理由に「キャリアアップ」を挙げる人は、年齢を問わず数多くいらっしゃいます。一般的には企業から「前向きな転職理由」として捉えられることが多いですが、社会人経験の浅い第二新卒の場合、そうとは限りません。志望動機の書き方や面接時の伝え方によっては、「本当にキャリアアップのためなのか」「元いた企業でもっと経験を積んだほうが良かったのでは」と思われてしまうこともあります。

そこで今回は、第二新卒者が転職理由に「キャリアアップ」を挙げる場合に知っておくべき情報や、失敗しない志望動機の書き方および面接での伝え方についてご紹介します。

よくある転職理由TOP5

ノートパソコンを使って仕事をする女性のシルエット
まずは数多くの第二新卒者と接してきた弊社の経験から、多くの第二新卒者が転職理由に挙げる項目を5つご紹介します。

1. 待遇や給与に対する不満

与えられた役割や配属部署、また給与やボーナス、福利厚生に対して不満を抱き、転職を希望するというものです。「入社前に見た募集要項と内容が異なっていた」といった人もいますが、「希望した部署に配属してもらえなかった」「上司を見て昇給が難しいことを知った」など、与えられた仕事や将来への不安が不満となり、キャリアチェンジを決意させることもあります。

2.自己の成長

いわゆるキャリアアップを目的とした転職です。キャリアアップといっても、その内容はさまざま。ある程度仕事に慣れてきたと感じ、さらに大きなステージで自分を試したいと思う人もいれば、今の職場でこれ以上の成長は望めないと感じ、転職を希望する人もいます。また、「若いうちからチャンスを与えてくれる職場」を望む人なども、この転職理由に当てはまるでしょう。

3.ほかにやりたいことがある

「以前から今の仕事以上にチャレンジしたい仕事がある」という理由で転職を決意する人も数多くいらっしゃいます。「学生時代に学んでいたことを活かした仕事がしたい」「子どもの頃から興味のあったことが諦められない」など、比較的前向きな姿勢の人が多い傾向がありますが、人によっては「今の仕事から逃げたい」という思いで他の仕事に興味をそらそうとする場合もあるようです。

4. 職場の人間関係

女性に多い傾向にあるのが、職場の人間関係に関する理由です。厚生労働省が発表した「平成27年雇用動向調査結果の概況」でも「転職入職者が前職を辞めた理由」として「職場の人間関係が好ましくなかった」を挙げた人は、男性が6.7%だったのに対し、女性は12.2%と2倍近くにのぼっています。これは項目全体でも3番目に多い数値です。

一口に人間関係といっても、その原因となる相手は人によって異なります。上司と反りが合わないという人もいれば、部署全体・組織全体という人もいるでしょう。女性の場合は同性間で問題を抱える人も多いようです。

参考:厚生労働省 「平成 27 年雇用動向調査結果の概況」

5.残業が多い

残業時間の実態は、入社するまでなかなかつかめないものです。思っていた以上に残業が多かったり、サービス残業を頻繁にさせられたりする企業の場合、「これからも続けていけるのか」と不安に感じ、転職を決める人も多くいます。

2017年7月に日本労働組合総連合会が発表した、時間外労働に関するアンケート結果を見ると、平均残業時間は1ヶ月で22.5時間。さらに平均46.2時間を越えると「心身の健康に支障をきたす」と感じる人が多いという結果になっています。社会全体が残業問題にシビアになっている昨今、「今なら残業を理由に転職できる」と転職に踏み切る人も多いのかもしれません。

第二新卒者に多い転職理由を見てみると、キャリアアップは比較的前向きな理由のひとつのように感じるのではないでしょうか。前向きな転職理由は志望動機や面接の際にも好意的に受け取られるケースが多いですが、実は「キャリアアップ」だけを盾に転職戦線に躍り出ると、思わぬ返り討ちに遭う可能性もあるのです。

参考:ねとらぼ『「心身に支障をきたすと感じる1カ月の残業時間」は平均46.2時間 時間外労働の実態調査アンケートから明らかに』

キャリアアップを転職理由にした場合のメリット・デメリット

岐路に立つ男性
転職活動に失敗しないためにも、キャリアアップを理由にした場合のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

キャリアアップを理由にした場合のメリット

前述の通り「もっと成長したい」「もっと大きなフィールドで仕事がしたい」という前向きな思いは、企業からも比較的良いイメージを持たれやすいという傾向があります。さらにキャリアアップ後の将来像が企業の求める人物と合致している場合は、「企業と同じ思いで仕事してくれる人材」とみなされるため、プラスの材料として働いてくれるでしょう。

キャリアアップを理由にした場合のデメリット

「キャリアアップ」という言葉は、それだけで聞こえがいいため、第二新卒者の間では使い勝手のいい転職理由としてもよく使われます。例えば、本当は在職先の人間関係に不満があって退職したとしても、転職を成功させるために「キャリアアップのため」と嘘をつく、などです。

また、本人が「キャリアアップの機会を与えられていない」「キャリアビジョンが見えない」と思っているだけで、実際はチャンスに気づいていなかったり、主体的に動いていないだけだったりする場合も。

こうした人がいることは、採用する企業の人事もよく分かっています。そのため、志望動機や面接で「キャリアアップ」を挙げた人には、より突っ込んだ質問をする担当者が多い傾向にあります。

想定される質問としては、「弊社に入ったら、どのような形でキャリアアップしたいと思っていますか?」「今の会社でキャリアアップする機会はなかったのですか?」などが挙げられるでしょう。

あらかじめ企業研究がしっかりできている人や、本当にキャリアアップしたいと思っている人は、こうした質問にも対応できるはずと、企業人事は考えているのです。

キャリアアップを転職理由に上げる場合は、こうした質問に対してより具体的に、かつ納得感のある説明ができるようにしておきましょう。

キャリアアップを転職理由にする際の書き方・伝え方のコツ

ボールペンで履歴書を書く男性
ここからは「キャリアアップ」を転職理由にする際の志望動機の書き方、そして面接での伝え方のコツや注意点についてご紹介します。できれば作成前だけでなく、作成後にも確認すると漏れがなくなり、よりよい志望動機が書けるはずですよ。

共通して注意すべき事項

志望動機を書き始める前、そして面接に望む前には、以下3点に注意しましょう。

「キャリアアップのためになぜその企業を選んだのか」が明確で筋が通っているか

「キャリアアップしたい」という目的でその企業に応募している以上、「そこでしかキャリアアップできないと思う理由」があるはずだと企業の人事は考えます。単に「幅広いフィールドで仕事ができるから」「より専門的な知識を得たいと思ったから」では、企業人事は「今いる企業でも他社でもできるのでは」と感じ、納得しないでしょう。

人事を納得させるには、「この会社でしかキャリアアップできない理由がある」、または「理想の将来像の方向性と企業の方向性が合致している」と思わせる必要があります。そのために必要となるのが、これまでの経験に基づくキャリアプランの作成と、綿密な企業研究です。

キャリアプラン作成の方法

まずは自身のこれまでの職歴を振り返り、どんなことを学ぼうとしたのか、実際にどんなことが習得できたのかを棚卸ししましょう。「学びたかったけれど学べなかったこと」がある場合は、なぜ学べなかったのかを考えます。また「新たに学びたいことが増えた」場合は、なぜ以前の職場で学べなかったのかを考えておくと良いでしょう。

その上で、今後自分が目指したいキャリアプラン(将来像)を考えます。キャリアプランはできるだけ具体的な方がいいですが、企業研究後に各々の面接先に合わせて肉付けするのもよいでしょう。・3年後・5年後・10年後と具体的に期間を区切って、どんなキャリアを歩んでいきたいか考えてみましょう。

企業研究の方法

キャリアプランができたら、企業研究をしっかり行い、現在の事業やその内容、今後の方向性などについてしっかり確認します。キャリアプランと照らし合わせながら、合致する部分や学びたいことが学べる要素などをチェックすると、筋の通った志望動機が書きやすくなります。

以前いた企業の悪口は書かない(言わない)

キャリアアップを理由にした際に、「以前在職していた企業では学べなかったことが学べるから」「キャリアアップの機会を与えてもらえなかったから」といった場合、つい愚痴や悪口が口をついて飛び出すことがあります。何かと不満に思っていたかもしれませんが、他社であっても就職活動で企業の悪口を言うのはタブーです。

確かに、企業側にも問題があるかもしれませんが、どの企業にも良い面と悪い面があります。

そんな中、面接中採用担当者に企業の悪口を言ってしまうと、「弊社に入社しても、不平不満を持つ人なのかもしれない」と印象が悪くなってしまいます。悔しい気持ちはあるかもしれませんが、その気持ちをぐっと抑えて悪口はできるだけ言わないようにしましょう。

引用元:ウズキャリ「転職理由は妥当?第二新卒が退職する際に判断したいポイント&面接官への上手な伝え方」

結論から述べる

転職理由がキャリアアップかどうかにかかわらず、履歴書および面接では、最初に結論を述べ、その後根拠や自分の意見を展開するようにしましょう。特に履歴書の場合、志望動機は他の欄よりも記載幅が広く取られています。結論が見えないと内容をしっかり確認されずに不採用になってしまう可能性もあります。

面接に進むためにも、またしっかり話を聞いてもらうためにも、結論から述べる癖をつけましょう。

志望動機の書き方 コツと注意点

履歴書に設けられた「志望動機」の幅は決まっているため、記載できる内容には限界があります。上記にも記載したように、結論を先に述べた上で、理由の部分に「なぜこの企業でないとキャリアアップできないと思ったのか」という点を忘れずに入れておきましょう。この部分がないと「うちでなくてもいいのでは」と思われてしまう可能性があります。

また、面接で志望動機の詳細を問われた際に、履歴書の内容と筋が通っているかについても、人事はしっかりチェックしています。履歴書に記載する際には、「面接で問われた時にどう答えるか」を想定した上で内容を作成すると、筋が通りやすくなります。

面接時の伝え方 コツと注意点

どれだけしっかり志望動機について考えていても、人前となるとつい緊張し、思っていたこととは違うことを話してしまう人もいるでしょう。また履歴書の内容を忘れてしまい、うまく答えられなくなる場合も考えられます。結果、筋が通らなくなってしまっては意味がありません。

面接前には履歴書のコピーを見返し、何を書いたのかをチェックするとともに、どんな質問が想定されるか、その場合にどう答えるべきかをシミュレーションしておくのがおすすめです。

また話が盛り上がると、前職でスキルアップできなかったことを企業や人のせいにしたり、つい愚痴っぽいことをいってしまったりする人もいます。前述の通り、どんなに話が盛り上がっても、愚痴や悪口はタブーです。できるだけ事前に面接の練習を行い、こうしたことを口にしないように注意しましょう。

キャリアアップの転職がうまくいかない時は

作業の途中で一休みする女性
「キャリアアップ」は便利な言葉ですが、転職時に使うにはリスクを伴うことも多いものです。キャリアアップについて深く考えていなかったり、キャリアの棚卸しやキャリアプランが練られていない場合はなおのことでしょう。そのため履歴書における志望動機の書き方にしても、面接時の受け答えにしても、よりしっかりとした準備をしておく必要があります。

しかし、ひとりでこうした対策を講じるのは何かと大変なもの。また自分では完璧だと思える答えを用意していたとしても、第三者の客観的な視点から見ると、そうではなかったということもあります。

もしキャリアアップのための転職がなかなかうまくいかないと感じたときには、プロの手を借りるのがおすすめです。UZUZでは第二新卒のためだけの就活サポートサービスを提供しています。履歴書の書き方や面接対策はもちろん、個別の求人紹介や入社前のフォローなども行っており、83%以上の内定率を誇っています。

転職活動がうまくいかないと感じたら、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

「本気でキャリアアップしたいのに、その気持ちがなかなか企業側に伝わらない」と悩んでいる場合、志望動機の書き方や面接時の伝え方に問題がある可能性が高いと考えられます。まずは、これまでの職歴や経験をしっかり棚卸しした上でキャリアプランを作るとともに、企業研究をしっかり行い、「なぜその企業でないと実現できないのか」を明確に伝えられるようにしましょう。

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