

この軸があることで、より自分に合った会社を見つけられたり、内定を掴み取りやすくなったりします。
そこでこの記事では、就活の軸の「作り方」や「見つけ方」をまとめてみました。
さらに、就職エージェントであるUZUZに寄せられる
- 楽な仕事ならなんでもいいんだけど、それを軸にするのはダメ?
- 就活の途中で軸が変わってしまうのは、ダメ?
このような質問にもお答えしていきます!
最後には例文も記載しているので、「自分の就活の軸がよくわからなくて悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてください!
この記事でわかること
- そもそも就活の軸とは?
- 就活の軸は、絶対に作らなくちゃダメ?
- 就活の軸がブレるのってアリ?
- 就活の軸はどう作ったらいいの?
- 就活の軸をアップデートする方法は?
- 就活の軸の例文
また、以下の動画でも「就活の軸」について徹底解説!
「文章を読むのが苦手……」という方は、ぜひ動画でチェックしてくださいね。
この記事の目次
そもそも「就活の軸」とは?
まずは「就活の軸」について、改めてお伝えします。

世の中には、数え切れないほどたくさんの会社があります。
就活では、その中から最終的に1つの会社を選ばなければなりません。
そのときに必要となるのが就活の軸なのです。


例えば、
- IT系の企業で働きたい
- 人と接するような仕事がしたい
といったざっくりとした希望から、就活の軸を少しずつ具体的にしていけば良いのです。
「就活の軸」はなぜ必要?何でもいいから就職したいと思うのはダメ?


とはいえ、もう一歩掘り下げて考えてみる必要はあります。
なぜなら、きっと誰もが心の奥底では、
- 給料やボーナスがしっかりもらえる会社
- 人間関係が良くてストレスのない会社
- 残業がなく定時で帰れる会社

このように思っているから。
就活の軸においては、「みんなが思っていること=掘り下げが足りない」と考えてください。
いくら給料が高いからといっても、あまりに興味のない内容の仕事を選ぶと苦痛を感じるかもしれません。
また、ストレスがないのは良いことですが、キャリアアップができずに不満を感じることもあるでしょう。

掘り下げ方は簡単です!
- どんな仕事を「楽」だと感じるのか
- 会社の人とどのくらいの距離感だったら「人間関係が良い」と感じるのか
上記のように自問自答していき、自分なりの「楽な仕事」の基準を作っていきましょう。
就活の軸を考えるのに時間を使いすぎないほうが良い


もし今、「自分の軸ってなんだろう……?」と悩んでいるのなら、すでに自分の中にある軸と向き合っている証拠。
そんなときは、考えることに集中するよりも、行動してみることが大切です。

例えば、下記のようなことに挑戦してみましょう。
- 気になる仕事と近いバイトをしてみる
- 企業のインターンに参加してみる
- とにかく面接を受けて話を聞いてみる
- OB・OG訪問をして実際の仕事内容について質問してみる
行動をしていくことで、経験を積む以前には思いつかなかった選択肢が増えることも。
考えるよりも行動した方が、“就活の軸”が掘り下げやすくなるんです。
「就活の軸」がブレるのってアリ?ナシ?


むしろ就活の軸はブレてOKです!
例えば就活をしていると、
- 今まで知らなかった仕事
- 気付かなかった魅力や大変さ
を知ることができます。
すると、今まで興味がなかった仕事に関心を持ったり、本当に自分のやりたいことがわからなくなったりなど、従来の自分とは違う軸が生まれることも珍しくありません。


就活や仕事を通して、自分の将来像が定まっていくもの。
むしろ、視野が広がり選択肢が増えることは良いことですので、多くの情報を取り入れ、就活の軸をどんどん変えていきましょう。
就活の軸は、自分の経験を元に変えよう


例えば、ネットや人に聞いた情報だけで軸を変えるのはNG。
面接や企業研究などの具体的な行動をもとに、軸を変えていくことが大切です。
今日からできる「就活の軸」作り方例!“とにかく行動”がポイント


就活の軸を作るポイント
- 軸を「仮」で決めて行動してみる
- 軸を決めるときは職種から考えてみる
順番に詳しく解説していきますね。
軸を「仮」で決めて行動してみる
前述のとおり、就活の軸はブレても大丈夫。
でも、「何が自分の軸なのかな……」と悩みすぎて、時間ばかりが過ぎてしまうのはもったいないですよね。
そんなときは、“ブレる”ことを大前提として、就活の軸を「仮」で決めてみることが大切です。
あくまでも仮の軸ですので、
- 人と接する営業的な仕事
- 自分の手を動かす制作的な仕事
など、ざっくりとしたイメージでも問題ありません。
この仮の軸をもとに、バイトをしたり面接を受けたり、具体的な行動を起こしましょう。


行動することで新しい経験や知識が増え、仮に設定した軸が正しかったのかどうか判断できるようになります。
就活の軸はどんどん変わっていくもの。
あまり心配せずにどんどん行動してみましょう。
軸を決めるときは職種から考えてみる
軸を決めるときは職種から考えるのがポイントです。
職種とは、
- 営業職
- 技術職
- 事務職
といった仕事内容のことですね。

IT業界や出版業界など、行きたい業界から考えるという人も多いでしょう。
もちろんそれでもOKですが、次の2つの理由により職種から考えるのがおすすめです。
- 会社で毎日何をするのかは職種によって決まる
- 業界によってはチャンスが少なく経験を積みにくい


とはいえ、働いた経験が少ない20代の人にとって、自分の軸と職種を結びつけるのはとても難しいこと。
自分の人生を振り返って、
- 接客のアルバイトはやりがいがあったから営業職かな
- プログラミングの授業が楽しかったから技術職かな
というように、軸を仮設定してみましょう。


まずは曖昧で良いので仮の軸を作り、次の項目で紹介する軸のアップデートを試してみてください。
「就活の軸」のアップデート方法例

就活の軸のアップデート方法
- ネットで調べる
- 知り合いに聞く
- 面接や説明会に行ってみる
- 実際にその仕事を体験する
それぞれ具体的に解説していきます。
1.ネットで調べる
まずは、仮で決めた職種についてネットで検索してみましょう。
Web上の記事やYoutubeの動画を見れば、やりがいや仕事内容などの情報が得られます。
ここでの注意点は、ネガティブな情報が出てきても、すぐに軸を変えないということ。
なぜなら、ネガティブな情報が出てこない職種はないからです。
例えば、
- 「営業職」はノルマがきつい
- 未経験で「技術職」に就くと雑用ばかり
- 「事務職」は将来性がない
など、マイナスな情報は山ほどあります。
それらを全て真に受けていると、どの職種も選べなくなってしまうでしょう。
どんな職種にも、良い面と悪い面があります。
ひとまず色々な情報を仕入れたうえで、次のステップに進みましょう。
2.知り合いに聞く
目指す職種で実際に働いている知り合いに、話を聞いてみることも大切です。
- その職種のやりがいや辛さはどんなことなのか
- どんな人が向いているのか・向いていないのか
など、経験に基づくリアルな情報を仕入れましょう。
ここでのポイントは、1人ではなく複数人の話を聞くことです。
1人の話だけでは、どうしても偏った情報になってしまいます。
何人かの意見を聞いたうえで、「自分には向いているのかな?」と考え、自分と職種を結びつけていきましょう。
3.面接や説明会に行ってみる


面接や説明会では、実際にその企業で働いている人の話が聞けます。
リアルで具体的な情報は、軸のアップデートに役立つでしょう。


たとえ仮の軸でも、今の考えを話せば問題ありません。
変に遠慮せず、勉強のつもりで色々なことを質問してみましょう。


面接や説明会に参加したからといって、必ずその会社へ就職する必要はありません。
内定が出たということは、自分の軸が明確になりつつある証拠でもあるので、さらに経験を積んで軸をアップデートしていきましょう。
4.実際にその仕事を体験する
就活の軸をアップデートするうえで最も大切なのは、実際にその仕事を体験することです。
例えば、
- 営業職を軸とするなら、商品を売るアルバイトをしてみる
- エンジニア職を軸とするなら、プログラミングの勉強してみる
といった体験をしてみましょう。
実際の体験は、ネットの情報や人から聞いた話より強く、自分と仕事を結びつけてくれます。
逆に、体験したうえで「自分がやりたい仕事とは違うな……」と感じたら、その仕事を選ばないという選択もOKです。
その職種の難しさや楽しさを実感することで、自分の軸がどんどん明確になっていくでしょう。

実際のやりがいや辛さを知らずに話すよりも、経験に基づく話をするほうが、説得力がありますよね。
「勉強してきてくれたんだな!」と、面接官が好印象をもってくれることも期待できます。
気になる職種があれば、どんどんチャレンジして軸をアップデートしていきましょう。
「就活の軸」の【例文】紹介
ここまで就活の軸の見つけ方・作り方・アップデート方法をまとめてきました。

「就活の軸」例:1

- 生活に困らない程度の給料が欲しい
- ノルマに追われるのは避けたい
- 勉強したり、新しいことを覚えるのは割と好き
- 将来何があってもいいようにスキルは欲しい
父がフリーランスということもあり、以前から「自身のスキルを磨くことの大切さ」は実感していました。加えて、アルバイトで◯◯を身につけたことで業務領域が大きく広がった経験もあり、“スキル”は私の中の重要項目です。
そんな私にとって、自身の努力次第でいかようにもスキルを伸ばせる「エンジニア」は、とても魅力的な仕事です。もちろん日々の勉強は必須ですが、新しい知識を覚えるのは好きなので、現在も独学で◯◯や◯◯などの技術を学んでいます。
「就活の軸」例:2

- 給料を上げたい
- シフト制ではなく土日休みがいい
- 自分から動いたり働きかけるのが好きで、色々なことがやりたい
- 今後も転職しやすい仕事がいい
前職ではノルマ達成しておりましたが、一般顧客向けの家電量販店だったため、私自身の力ではなく商品の力で売れることもありました。そのため転職先となる企業では、より自分の提案力・営業力が必要となる「法人向けの無形商材」に挑戦したいと考えています。
また前職では携われる業務が“販売のみ”に限定されていたので「メインの営業に加え、幅広い業務に関われること」も軸にしています。
「就活の軸」まとめ
最後に「就活の軸」を作る際のポイントまとめです。
このノウハウを元に、自分なりの“就活の軸”を見つけていきましょう!
就活の軸を作るポイント
- 軸を「仮」で決めて行動してみる
- 軸を決めるときは職種から考えてみる
就活の軸のアップデート方法
- ネットで調べる
- 知り合いに聞く
- 面接や説明会に行ってみる
- 実際にその仕事を体験する

キャリアカウンセラーと一緒に、あなたの「就活の軸」や「今後のキャリア」を考えることも可能です。
一度気軽にご相談ください!