大学院を中退して後悔している男性

 
大学院を中退して就職したい……

と考える方は少なくありません。

  • 入ったものの研究に興味がなくなった
  • 教授と相性が合わなくてつらい
  • 大学院のスピードについていけない

など、大学院中退の理由はさまざま。

多くの人は「大学院を中退して就職する」という決断に大きな壁があると思いがちですが、ひとつずつ考えていけば納得感のある答えを出せます。

今回は大きな一歩を踏み出したい人に向けて、4つのトピックから大学院中退を後悔しない就職活動のコツをご紹介します。

コツ1:まずは大学院中退の原因を分析しよう

原因の分析をする
せっかく入った大学院を中退して就活をしようと考えているなら、まずは中退の原因を分析してみましょう。

中退する理由はさまざまですが、その理由が生まれた背景や原因までしっかり分析しておく必要があります。

その理由は「どうして中退して就活をしているのか」という質問を面接で投げかけられる可能性が高いためです。

このときに「教授と折り合いが悪かったから」「研究に興味がなくなったため」と表面的な理由だけを伝えてしまっては、印象が悪くなってしまう可能性があります。

「教授とうまくいかなかった」人は、「職場でも相性の悪い人がいたら辞めてしまうのでは」と懸念されてしまいます。

「研究に興味がなくなった」人が「御社に興味があります!」と伝えたところで、また「興味がなくなったら辞めてしまうかも」と思われても仕方ありません。

そこで、中退の原因分析をしたかどうかがポイントになります。

例えば「研究に興味がなくなった」ことの理由を深く分析したときに、本来の自分の興味は「◯◯だ」と新たな対象が見えてきたとしましょう。

これがわかっていれば「研究を進めた結果、私が追い求めていきたい分野は◯◯だとわかったため、◯◯に関連している御社を希望しました」というような前向きな発言ができるようになります。

中退の原因を分析しておくことで、就活をしている理由を聞かれても自信をもって言えるようになります。

コツ2:大学院中退の「タイミング」はキャリアプラン次第

キャリアプランのロゴを押す男性
大学院を中退するといっても、入ってすぐなのか、修士は取得済みで次の博士を目指しているときなのかでは状況が全く異なります。

その中で「いつ中退すべきなのか」は、あなた自身のキャリアプランによっても変わってくるため「◯年のときがいい」という正解はありません。

入ってすぐであれば、少なくともあと2年は院で過ごすことになります。

でもその2年を院ではなく社会人として過ごせば、同じ2年でもそれがキャリアとなります。

「院での研究」と「現場で身につけたキャリア」

どちらも大切なものですが、必要とされる場所に違いがあるため「どちらがより重要だ」とは言えません。

現場で身につけられるスキルをもった人と院で研究を重ねてきた人とでは、任せたい仕事の内容は大きく違ってきます。

院卒を目指していたときとキャリアプランが変わってきているなら、早くに現場に入ったほうがいいケースもたくさんあります。

「絶対に大学院を中退しないほうがよい」ということでもなく、「中退して就職したほうが必ずうまくいく」というわけでもない、とても判断が難しい分かれ目です。

そこで「いつ就活をすればよいのか」の判断材料となるのが、キャリアプランです。

「数年後、数十年後にどうなっていたい」というキャリアプランを立ててみましょう。

そこから「早く現場に出たほうがいいのか」「研究を重ねておき修士までは取っておいたほうがよいのか」が見えてきます。

その上でキャリアプランをしっかり立ててから就活にコマを進めることで、中退しても後悔のない就活に一歩近づきます。

コツ3:大学院を中退しても「どんな経験も糧にする」気持ちで

Experienceのロゴ
大学院中退を決心して就職活動を始めると、院への進学を後悔することがあります。

「新卒で就職していればもっと違ったはずだ」
「大量採用の多い新卒就活ならラクだったのかもしれない」

そう考え始めたときには、院へ行ったことで得られた経験やスキル、知識を見つめ直すようにしましょう。

研究を終えられなかったとしても、「物事を考える力」は確実にアップしているはずです。

他にも、院で新たな研究を始めたなら、その準備までの過程や研究を進める上で得たスキルなどはあなたの糧となっています。

また中退を決意してからもその原因を分析したり、中退に向けての準備をしたりといった経験も糧にするくらいの気持ちをもって臨めば、就活も後悔なく乗り切れますよ。

コツ4:「大学院中退」を迷い続けるなら、思い切って就職

扉の向こうが見える様子
中退=「悪」だと思ってはいませんか?

中退を考え始めると、どうしても中退することで失うものやマイナス面にばかり目が行ってしまいます。

そこから、中退は「悪」だと思い込んでしまう人がたくさんいますが、そうとは限りません。

中退したから「目標を達成しきれない」のではなく、“目標のため”に中退という道を選ぶというケースでは、中退は悪ではなく正義です。

実は、中退での就活はこうしたケースもたくさんあります。

ただ「中退をしない」という目的のためだけに、2年以上のときを大学院で過ごすのと、思い切って就活をして社会人としての経験を積んでいく数年。

あなたはどちらを選びますか?

大学を卒業し院へ行くまでに描いていた自分のキャリアと、院で研究を進めるうちに考え始めたキャリアが異なる場合、早いうちに道を変更する決断をしたほうが得策だといえます。

あなたのキャリアプランによって、「中退」のもつ意味は変わってきます。

「中退しないことが目的」になるくらいなら、「中退することの価値」を高めるために努力をしたほうが後悔のない生き方ができそうですよね。

こちらの動画でも「大学院を中退して就活すること」について話していますので、チェックしてみてください。

「大学院中退」を悪にするのも、最良の選択にするのもあなた次第です。

目的と目標をもって臨めば、中退も就活も後悔しない選択ができます。

中退を決意したら、あとは就活をポジティブにとらえて前へ進むだけです。

大学院中退を考えたその時は

大学院を中退して就職しようと悩んでいるなら、まずは中退の原因を冷静に分析してみましょう。

分析結果から、あなた自身の臨むキャリアプランが見えてくるはずです。

そこから「中退することの意味や価値」を見いだせたなら、後悔のない就活の始まりです。

「中退しないこと」だけを目的とした大学院での数年を過ごすくらいなら、思い切って就活をして社会人経験を積んだほうがキャリアアップにつながる可能性もあります。

中退を負い目に感じる必要はありません。

中退という経験も含めて「それまでの自分をしっかり受け止めポジティブに未来を描くこと」が後悔しない就活の最大の秘訣です。

とはいえ

  • ひとりでは中退していいかの判断がつかない
  • 就職するにしても何からやっていいのか全く分からない
  • とにかく相談に乗ってほしい ……etc

という方々もいるかと思います。

もしあなたがそんな不安を抱えているなら、まずは話をしてみるだけでもあなたの就活が変わるかもしれません。

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