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未経験から証券業界へ就職。金融業界のトレンド大解剖!vol.4

代表的な証券会社 独立系大手証券会社

では、ここからは証券業界の代表的な会社を紹介します。まずは、2つの独立系の大手証券会社です。そして、続いて紹介するのは、大手の証券会社の中からメガバンク系と言われている証券会社です。その名のとおり、メガバンク傘下の証券会社のことです。

野村ホールディングス

設立:1925年
本社:東京
資本金:約5,900億円
売り上げ:約1兆8,000億円
総資産:約43兆5,000億円
平均年収:約1,580万円

大正時代から続く老舗の証券会社です。元々は大阪野村銀行の証券部だったものが、証券会社として独立をしました。2001年に野村ホールディングと野村證券に会社は分離しています。

子会社が非常に多く、野村證券株式会社や野村信託銀行などの国内の会社だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジア各地に子会社を持っています。世界を股にかけて活躍したい人にはお勧めの証券会社です。

大和証券グループ

設立:1943年
本社:東京
資本金:約2,400億円
売り上げ:約6,400億円
総資産:約19兆4,800億円
平均年収:約1,170万円

元々は藤本証券と日本信託銀行が合併をして生まれた会社です。その後、多くの会社を子会社化し巨大なグループになりました。代表的な子会社は、大和証券、大和総研ホールディングス、大和ネクスト銀行などです。大和ネクスト銀行は、ネットバンクであり2011年よりサービスを開始しています。

先程紹介した、野村ホールディングスと共に、社員の平均年収は1,000万円を超えています。証券業界全体の平均年収は約760万円ですから、業界の平均と比べても高給が望める会社です。高級にこだわって証券業界を目指すのであれば、なるべく大きな証券会社に入社した方が良い、と言えそうです。

代表的な証券会社 メガバンク系大手

みずほ証券

設立:1917年
本社:東京
資本金:約1,200億円
平均年収:685万円

みずほ証券は、みずほファイナンシャルグループの証券会社です。社債市場に強みを持っているのが、大きな特徴です。主幹事関与額は、2 つの独立系大手証券会社を抑えて、国内トップです。

社債とは、一般の企業が発行をする債券のことです。簡単に言ってしまえば『会社が借金をする』ということです。国債という言葉を聞いたことがあると思いますが、国債は国が行う借金です。社債と国債は、会社が発行するのか国が発行するのかの違いであり、中身は同じと考えて良いでしょう。発行する主な目的は資金調達です。

SMBC日興證券

設立:2009年
本社:東京
資本金:約100億円
売り上げ:約3,300億円
総資産:約5,700億円
平均年収:約1,215万円

三井住友フィナンシャルグループの一員です。2011年までは日興コーディアル證券株式会社と名乗っていましたので、そちらの名前に馴染みがある人も多いかもしれません。

ワンストップチャネルという名の取引を、明確に打ち出しているのが大きな特徴です。ワンストップチャネルとは、オンラインでのトレードと店舗取引を一体化させたものです。オンラインでは、株式の売買を主に扱い、店舗取引では主に資産運用のコンサルティングを行います。

三菱UFJ証券ホールディングス

設立:1948年
本社:東京
資本金:755億円
総資産:約30兆円
平均年収:約785万円

三菱UFJフィナンシャルグループの完全子会社です。中核になっているのは三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社ですので、こちらの名前で呼ばれることも多いでしょう。現在の形になった元は1981年であり、八千代証券、光亜証券、野村證券投資信託販売の合併です。その後、いくつもの会社を子会社にしてきましたが、もっとも注目すべき出来事が2009年に起こります。モルガン・スタンレー証券との合併です。モルガン・スタンレー証券とは、アメリカに本拠を置く、世界的な金融機関グループです。

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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