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模型を作る道具

男の子なら誰もが触れたことのあるプラモデル

閉鎖的な業界で情報がなかなか出てこないだけに貴重な情報になると思います。

この業界に就職や転職を考えている人への判断材料になるよう俯瞰的に業界を解説していきます。

1.プラモデル業界とは

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日本プラモデル工業共同組合に属している16社とプラモデルに関連する雑貨やフィギュアを製造している40社ほどの企業群、問屋、小売店から形成される業界です。

誰もが知っている2つ星マークのタミヤやガンダムのプラモデルを製造しているバンダイといったプラモデルメーカーの名を出すと分りやすいかもしれませんね。

今回は便宜的にプラモデル業界とタイトルで銘打っていますが、業界人の中には模型業界ホビー業界と呼称する人もいます。

年に2回、ホビーショーというプラモデル製品の見本市が静岡と幕張で行われており、ここでは新製品の発表が行われています。

問屋や小売店関係者なども出展して商談が行われる場になっており、プラモデル業界全体が最も盛り上がるイベントです。

プラモデル業界とは少年の心を持った大人達が我々に楽しい製品を届けるため、日々商品開発に取り組んでいるまさに夢とロマンが詰まった業界なのです!

ホビーショーで問屋やメーカーと何度も取引をした経験がある筆者がそんな知られざるプラモデル業界をご紹介します!

プラモデル業界の規模

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プラモデル業界全体での出荷額は約150億円ほどで、ここ5~6年はほぼ横ばいとなっており、その売上げ額の8割はタミヤとバンダイが占めています。

企業の数もプラモデル全盛期と言われた1980年代には70社も存在していましたが、残念ながら現在では40社程度まで減ってしまいました。

それに伴ってプラモデル全盛期の出荷額(475億円)から25年で約1/3まで縮小してしまっています。

原因としては子供達の娯楽がTVゲームにシフトしてしまったことや少子化などが考えられます。

現在、ほとんどの企業は静岡に生産拠点を置いており、一大生産拠点を築いています。

その背景として、静岡には徳川家ゆかりの浅間神社があり、この神社が行った2度の大改修の為に全国より多くの職人が集められました。

そのまま静岡に住み着いた職人が木工技術を仏壇やひな人形に生かし、それが更に木製飛行機→プラスチック製飛行機へと技術が昇華されて現在にいたります。

今でも全国へ出荷される製品の7割の出荷額を静岡が占めています。

最近ではプラモデルと並行し、完成品フィギュアなどの製造を手がけるメーカーも増えています。

10代、20代の方にはプラモデルよりもフィギュアの方が馴染み深いかもしれませんね。

ホビー通販サイトなどでもプラモデルとフィギュアは売上げの70%~80%を占め、アニメファンなどからもグッズの中でもマストアイテムとして認知されています。

プラモデルはもはや日本が誇るサブカルチャーの要素として外せないものになっています。

プラモデル業界トップ3社

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バンダイ

メイン商材は機動戦士ガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」です。

ガンダムの版権元の創通からガンダムのプラモデルの製造を許可されている唯一のメーカーで、キラーコンテンツであるガンダムを取り扱えるという最大のアドバンテージがバンダイを不動の1位に押し上げていると言って過言ではありません。

もちろん出荷額もダントツの1位で、最近では香港にも拠点を置いて中国やシンガポールなど、アジアを中心に販売を拡大しています。

マーケティング力はもちろんですが、バンダイ最大の力といえばやはり金型加工の技術力にあります。

1/1000mmまでの加工技術を有しており、その技術力は他メーカーよりも15年以上進んでいると言われています。

タミヤ

この業界に興味ない方でも一度は耳にしたことがあるのでは無いでしょうか?

特に30代の男子はミニ四駆でお世話になった方も多いのではと思います。

バンダイはキャラクターモデルを主としていますが、タミヤは実在する車、戦車、戦闘機などが主な商材です。

実在する乗り物のプラモデルをスケールモデルといいます。

第一次プラモデルブームでバンダイが急成長するまではプラモデル=タミヤのイメージが強く、50代~60代の男性はタミヤのプラモデルに馴染みがあるのではないかと思います。

60年代後半にタミヤが発売したHONDAの初代F1カーのプラモデルが有名で、完成後は見えなくなってしまうような細部まで再現することで話題になり、そこから急成長をしました。

憧れのF1カーを自らの手で作り上げるというプライオリティをユーザーに提供した功績は非常に大きいといえます。

HONDA創設者の本田宗一郎もそのプラモデルを実際に手に取って「日本の模型屋もここまでやるようになったか」と関心したといいます。

東京マルイ

プラモデルは製造しておりませんが、日本プラモデル工業共同組合に属しており、実銃の形を模したエアソフトガンを製造しています。

エポックメイキングなエアソフトガンは玩具に分類されますが、製造技術はプラモデルに近いものがあり、実銃の模型という見方もできるのでプラモデル業界の企業という認識があるようです。

最近ではFPSゲームブームなどで若者を中心に銃火器への興味が高まっていることや、サバイバルゲーム人気に押され、急激に業績を伸ばしている企業です。

海外にも商品を輸出しており、世界のエアガンメーカーが参加する最も実銃に似ているエアソフトガンを決めるAirsoft Players’ Choice Awardsという大会で何度も東京マルイの製品が受賞しています。

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