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第二新卒の転職は難しい?業界別転職の難易度と転職成功するためのコツ

第二新卒の転職は難しい?

ぶっちゃけ転職したい……でもまだ社会人経験も浅いし、もうちょっと我慢してから転職した方がいいのかな……。
たしかに「石の上にも三年」なんて言葉もありますからね。でも、学校卒業後3年以内なら第二新卒として就活ができますよ!

第二新卒は、明確な定義がないため、企業によって基準が異なることはありますが、一般的に以下の条件に当てはまる人のことをさします。

  • 学校卒業後3年以内
  • 一度でも就業経験がある
第二新卒!?なるほど!その手があったか!!
ちなみに就業経験がない場合は「既卒」となりますので要注意です!

「第二新卒」という枠は限られた期間だけのものですが、果たして転職には有利なのか不利なのか、実際のところはどうなのでしょうか?

この記事では第二新卒の転職事情について、わかりやすく解説していきたいと思います!

この記事のまとめ
  • 第二新卒を積極的に採用しようと考えている企業は意外にも多い
  • 20代の転職のベストタイミングは希望の転職先によって異なってくる
  • 新卒から人気の高い企業は基本的に第二新卒でも難易度は高い

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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第二新卒の転職は難しい?データから解説!

第二新卒の転職は難しい?
データから解説

う~ん、でも「第二新卒」って聞こえはいいけど、つまりは就職してから3年も経たないうちに離職してる人ってことにもなるよね?
まぁそうですね。新卒入社でも3年以内には離職してるってことなので、世間的には短期離職者という扱いにはなっちゃいますね。
短期離職ってイメージ悪くない?転職も実は難しいんじゃない??

「第二新卒の転職は難しい」そんな噂を耳にしたことがある人もいるかもしれません。その実態を、データをもとに解説していきます。

全求人のうち60〜80%近くが第二新卒歓迎

2016年にマイナビ転職が同サービスを利用して中途採用を行う企業に対して実施した調査では、次のような結果が出ています。

今後一年間の第二新卒者の採用見通しについて

  • 本年よりも積極的に採用する予定である 18.1%
  • 本年も変わらず積極的に採用する予定である 44.1%

つまり、調査を行った企業のうち60%以上の企業が「積極的に採用する」と答えているということになるのです。

ちなみに、この調査から5年後の2021年7月10日にマイナビ転職で「第二新卒歓迎」というキーワードで求人検索をしたところ、全14,232件の求人のうち11,209件の求人がヒットしました。

全求人のうち80%近くが第二新卒歓迎ってこと!?凄っ!!

これらのデータからもわかるように、第二新卒だからといって転職が難しいということはなく、むしろ多くの企業は第二新卒を求めている状況です。

大手企業への転職は容易ではないが可能性あり

でもさすがに大手企業は無理だよね~。

大手企業はその安定性や待遇面の良さなどから、いつの時代も新卒者からは大人気。

そのため、第二新卒で大手企業への転職を目指すことは容易ではありません。

ただ、これも、「大手=第二新卒の採用はしない」というわけではなく、大手企業の中でも第二新卒を積極的に採用している企業は存在するのです。

ヤフー株式会社、三菱電機株式会社、シャープ株式会社など、一般的に広く知られている有名な大手企業も第二新卒を募集しています。

「ニッチな業界だけどその業界では実は有名な企業」など、知られていない業界大手企業まで含めれば、かなりの企業が第二新卒を採用しているんです。

なお、第二新卒の大手企業への転職事情はこちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

20代転職のベストタイミングはいつ?

20代転職のベストタイミングはいつ?

第二新卒の転職が思ったよりも難しくなさそうで安心したよ!よし、そうとわかれば早速辞表提出だっっ!!
おっと、その行動はちょっと早すぎます!もう少し考えてみましょう!!

先にお伝えしたとおり、第二新卒だからといって転職が難しいということはありません。

とはいえ、転職はタイミングも大切

「自分にとってどのタイミングで転職するのが最も良いのか」を理解してから転職した方が、転職活動を有利にすすめることができます。

例えば、 次のような場合。

1.今の仕事と全く違う業界や職種に転職したい

このような場合は、未経験からのスタートとなりますので、20代でもなるべく若いうちに転職をした方が良いでしょう。

というのも、企業が未経験の人材を採用する場合、その分多少教育に時間がかかっても、なるべく若い人材を採用して、1年でも長く自社で働いて欲しいと考えるからです

2.今よりも年収アップやスキルアップができる企業に転職したい

一方、同じ業界や職種で働き続けたいものの、年収やスキルアップを考えている人。

年収UPやスキルアップをしたい場合、企業からは即戦力が求められるため、今の仕事で何らかの結果を残してから就活をした方が転職には有利です。

ただし、30代に突入してしまうと求人の数は一気に減りますので、転職を考えるのであれば、必ず20代のうちに転職することを念頭に置いて、今の仕事を続けながら就活をしましょう。

ちなみに、以下のような場合は、離職のタイミングを気にすることはありません。

  • 今の職場のストレスで心身ともに限界を感じている
  • 今の会社がブラック企業で明らかに法に触れている

心身のバランスが本格的に崩れてしまうと、転職どころではなくなる可能性もあります。

また、ブラック企業の場合は、就活時にきちんと説明すれば面接官も理解を示してしてくれるはずです。

体調を崩しているときは、決して無理しないでくださいね。

第二新卒で転職するメリット・デメリット

第二新卒で転職するメリット・デメリット

第二新卒って「新卒カード」と同じで、限られた期間にしか使えない特権ではあるけど、同時に「短期離職者」ってことにもなっちゃうのが迷うところなんだよね~。

先ほどご紹介したようなタイミングはあるにせよ、なんとなく「転職もアリだな」と考えている人にとっては非常に迷うところかと思います。

そこで、第二新卒で転職することの、メリット・デメリットについて見てみましょう。

第二新卒で転職するメリット

第二新卒で転職するメリットは、ズバリ「若さを最大限生かした就活ができる」という点でしょう。

その理由について、少し詳しく解説していきます。

    「若い」ということが最大の武器となる

まず、先ほどもお伝えしたとおり、未経験職種や異業界へ転職する場合は、若ければ若いほど企業から採用されやすくなります。

1年目~3年目までの転職であれば、1社目の社風に染まりきっている、ということもなく、柔軟な思考をもっているとみなされるでしょう。

新卒に準ずるフレッシュさがあるということがその理由の一つです。

また、新卒入社後1年程度が既に経過している人であれば、フレッシュさを持ちながらも、社会人としてのマナーや常識は身に付いていると判断されます。

新卒と同じくらいの若さでありながら、新卒よりもビジネスマナーや社会人の常識を知っているため、「若いゆえに何も知らない」という新卒のデメリットを打ち消し、「若く、そのうえビジネスを知っている」という状態が最大の武器になります。

つまり、教育にかけるコストがかからないという意味でも採用されやすいのです。

    第二新卒向けの教育・研修が充実している企業も

第二新卒向けに研修制度が整っている会社もあります。

ある程度年齢が進んでしまうと、新しい分野の知識は覚えられなくなってしまいます。

つまり、キャリアチェンジしたり、自分の強みを増やすための勉強をするには、若いほうがいいのです。

研修制度や教育制度が整っている会社に転職すれば、そこで次のキャリアの足がかりを作ることもできるでしょう。

第二新卒で転職するデメリット

第二新卒で転職する際のデメリットの多くは、まさに「短期離職しているため、選考で不利になる」ことにあります。

少し詳しく解説していきます。

    “早期退職リスクがある”と思われやすい

第二新卒で転職する場合、どうしても「短期離職しているからすぐ辞められると思われそう」と考えがちですが、実はそう思われないケースもあります。

正確には、同じ短期離職者であっても「うちではきっと頑張ってくれる」と思われるパターンと「いくらなんでも短期離職すぎるでしょ」と思われるパターンに分かれるのです。

このどちらのパターンになるかは、在職期間の長さが大きく関係します。

1社目の会社を数週間~数ヶ月で離職してしまった場合、第二新卒のメリットである「社会人としてのマナーや常識が身に付いている」という部分もほとんどないと判断されます。

つまり、企業にしてみれば「第二新卒のうまみ」がなく、むしろリスクを背負うようなものなので、転職にはかなり不利な状況に陥ってしまうのです。

このデメリットを回避するためにも、何か実績が出来たり、相当ブラック企業でない限りは最低でも1年は離職することは控えることをおすすめします。

    “社会人としてのマナー・常識は身についている”と思われる

第二新卒を採用する企業側のメリットは、基本的なビジネスマナーや社会人の常識が身についているため、その分の教育コストをかけなくてもいいことです。

そのため、もし1社目でビジネスマナーや社会人の基礎的スキルを身につけられなかった場合、かなりのマイナス評価になってしまう可能性があります。

第二新卒を雇用する際の大きなアピールポイントを失ってしまわないよう、1社目で働いている間にビジネスの基礎スキルを吸収しましょう。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

第二新卒というポジションに自覚的であれ

一般的に、第二新卒は「新卒ではなく、一人前の社会人でもない」といった特徴があります。

悪く言えば、「新卒ほどフレッシュではなく、一人前の社会人といえるほどの経験はない」存在です。

一方で、「一人前の社会人よりも若く吸収力があるが、新卒よりもしっかりと社会人経験がある」とも言えます。

第二新卒の採用を行っている企業は、後者を期待して採用を行うわけです。

「その発言は、新卒よりもビジネス理解度が高いか?」

「先輩社会人よりも、若さをアピールできる受け答えか?」

こうした観点から受け答えするだけでも、好印象となる可能性が高まるでしょう。

業界別!第二新卒の転職難易度

業界別 第二新卒の転職難易度

第二新卒を歓迎している企業は意外と多いってことはわかったけど、やっぱりその中でも難易度はあるんだよね?
はい……残念ながら第二新卒からの転職は難しい業界があるのは事実です。
ううっ……悲しいけどこれが現実。でも一応どんな業界か聞いとこう(涙)

第二新卒を積極採用する大手企業もあるほど、近年は少子高齢化による慢性的な人手不足が叫ばれています。

しかし、それでも「新卒採用しかしていない」「新卒以外で入社できる人はほんのひと握り」という業界があるのは事実。

そこでここからは、第二新卒からの転職が難しい業界と、第二新卒が転職しやすい業界を紹介します。

第二新卒だと転職が難しい4つの業界

まず、第二新卒だと転職が難しい業界はズバリこれらの業界です!

  • 金融業界
  • インフラ業界(ガス・電力・石油・鉄道など)
  • 商社
  • メーカー(化粧品・化学・自動車など)
第二新卒が転職し難いってことは、新卒しか採用しないってこと?

上記の業界の全ての企業が新卒採用しかしないわけではありません。

しかし、「新卒でないと入りにくい会社トップ100」という記事によると、金融業界の中でも、特に地方銀行に関しては新卒占有率が100%の企業が4社もあります。

新卒占有率95%以上となると、地方銀行だけではなく、都市銀行やインフラ業界、メーカー、商社と上記の業界の企業名がずらりと並ぶような状態です。

そうなんだ……。でもどうして同じ業界に固まるの??
新卒占有率が高い業界には次のような特徴があります。
  1. 大企業で業績が安定している
  2. 離職率が低い
  3. 高年収

このような共通点が挙げられ、いずれも新卒者から大人気の企業ということがわかります。

うん、たしかにどれも魅力的なポイントだ……。

つまり、上記の業界の多くの企業では新卒だけで人材が十分に確保できるため、第二新卒を採用する必要がないというわけなのです。

そのため、基本的に第二新卒の転職先としてはかなり難易度が高いと考えておいて間違いないでしょう。

 金融業界

銀行を始めとした金融業界は、新卒にとっても狭き門であり、なかなか内定をもらえません。

第二新卒だとさらに内定のハードルは上がります。そのため、転職先としてはかなり難しい業界です。

 インフラ業界

電力や鉄道などのインフラ業界は、新卒社員を大切にし、長く雇用する風土がある業界です。

そのため、第二新卒から転職していくのは難しいだけでなく、あまり居心地が良いものではないケースもありえます。

 商社

商社は新卒の段階からさまざまな経験を積ませ、自社内で部署をローテーションさせながら教育していく傾向があります。

経験者としての中途採用ならまだしも、いわゆるスキルの少ない“第二新卒”として入社するのはなかなか難しい業界です。

 メーカー

メーカーもここまで紹介してきた業界と同じく、新卒社員を長期間かけてローテーションさせながら育てていく傾向のある業界です。

いわゆる「新卒文化」が根強いため、即戦力としてのスキルを身につけていない限り、入社するのは難しくなっています。

第二新卒が転職しやすい業界

じゃあ逆に第二新卒が転職しやすい業界ってないの?
もちろんあります!第二新卒が比較的転職しやすい業界は次の業界です。
  1. IT、WEB業界
  2. 介護、福祉業界
  3. 建設業界
  4. コンサルティング業界
  5. 不動産業界
へー!そうなんだ!なんだかどれも専門知識が必要そうな業界だけど……どうして??

端的にいうと、これらの業界はいずれも需要に対して人材の供給が追いついていない業界です。

これらの業界では、たとえ未経験でも若いうちに社員を確保し、教育をしながら長く定着して働いてもらいたいという想いがあるのです。

もし第二新卒で「これまでと違う業界に転職したい」と考えるのであれば、これらの業界を中心に転職を検討してみるのもおすすめです。

各業界について、もう少し詳しく解説していきましょう。

 IT・WEB業界

IT業界やWEB業界などは言うまでもなく、今後も成長が見込まれる業界です。

そのため、ITエンジニアやSE、インフラエンジニアといった職種を中心に多くの人材を必要としており、常に需要があります。

 介護・福祉業界

介護、福祉業界についても皆さん既にご存知のとおり、長年慢性的な人手不足の状態が続いています。

今後は少子高齢化によりますます需要が見込まれるため、人材確保が急務なのです。

 建設業界

建設業界については、リーマンショック時に発生した“仕事がないゆえの職人離れ”が原因で、慢性的な人手不足に陥っています。

さらに若者の間では、建設業界に対していわゆる「3K (きつい・汚い・危険)」というイメージが定着。

業界のイメージを払拭するべく労働環境の改善が進んでいるものの、、まだまだ人材は足りていないといえます。

 コンサルティング業界

各業界において「働き方改革」や「IT化」が進む影響で、コンサルティングの需要が増加していることが理由です。

さらに前職で得た知識も活かしやすいことから、第二新卒の採用も少なくありません。

 不動産業界

不動産業界は、成果主義の側面が強く、また、入社後に知識や経験を身に付けていくスタイルであることが多いです。そのため、未経験からでも転職しやすい傾向にあります。

つまり、「成果を出せるなら新卒でも第二新卒でも中途でも関係ない」という考え方ですね。

第二新卒の転職で失敗する人の特徴3つ

第二新卒の転職で失敗する人の特徴3つ

第二新卒でも転職しやすい業界を狙って就活していこう!間違いない!!
たしかに第二新卒が転職しやすい業界はありますが、それでも転職に失敗してしまう人っていうのはいるんですよね。
えっ、それってどんな人!?僕じゃないよね??

何をもって転職に「失敗した」「成功した」と思うかは人それぞれですが、なかなか転職先が決まらなかったり、転職はしたもののまた短期離職してしまう人には、いくつかのある特徴があります。

ここからは、そんな第二新卒の転職で失敗する人の特徴をご紹介していきましょう。

1.会社を辞めてから転職活動をする人

会社を辞めてしまうと、翌日からは無職となり、アルバイトなどをしない限りは当然収入もなくなってしまいます。

転職市場では無職の期間を空白期間と呼び、その空白期間が長くなればなるほど転職も不利になります。

無職の期間が続くと、精神的にも焦ってしまいますよね……

そうなると、最終的には目的が「採用されたい」だけになってしまい、自分の希望とはかけ離れた企業に転職してしまうことも。

また、会社を辞めるタイミングが早ければ早いほど、その分前職で積める経験も少なくなります。

先にお伝えしたとおり、企業は第二新卒に対して「新卒に準ずる若さ」と「社会人としてのマナーや常識が身に付いていること」をメリットと考えているケースも多いですし、少しでも何らかの実績を残している方が就職には有利です。

そのため、転職を考えるのであれば、1日でも長く在職して経験を積みながら、就活をすることをおすすめします。

すでに会社を辞めてしまっている人については、空白期間が少しでも短くなるよう、1日でも早く転職ができるように就活をすすめましょう。

ただし焦りは禁物ですよ!!

2.転職の目的が今の会社をとにかく辞めたいだけの人

転職を考える場合、「仕事内容が自分に合わない」「人間関係がつらい」などといったネガティブな理由であることも少なくないでしょう。

そして「とにかく辞めたい!」「今の状況から抜け出したい」という気持ちが強くなり、転職を本格的に考えることもあるかと思います。

そのままの状況で我慢をして、心身共に立ち直れない状況にまで追い込まれるくらいならば、時には辛い状況から逃げ出すことも必要です。

しかし、「とにかく辞めたい」という気持ちだけでその状況に対して何も行動を起こさず、すぐに退職してしまうのも問題です。

なぜなら、仮にその会社を退職して、晴れて次の会社に転職できたとしても、何かのきっかけで「辛い」という気持ちが芽生えてしまうと、また退職を繰り返してしまう可能性があるからです。

まずは「なぜ辞めたいと思うのか」ということにきちんと向き合い、上司や先輩に相談したり、自らの視点を少し変えてみることで、状況を変えることができないかを考えてみましょう。

また、仮にそのまま退職してしまった場合に、就活時の面接で退職理由をきちんと話せるか、志望動機に繋げることができるのか、といったことも考えてみましょう。

3.待遇や条件面だけで企業を選んでいる人

友人や知人と話をする中で「同年代なのに待遇が全然違う」「知名度の低い会社で社名を言うのも恥ずかしい」などと落ち込んでしまう人もいるでしょう。

そして「もっと給料の良い会社に転職したい」「今度こそは大手企業に入社したい」という考えから、就活を始めるケースもあるかと思います。

仕事に何を求めるかは人それぞれですので、待遇面や会社の安定性などから転職先を選ぶことが一概に悪いというわけではありません。

大切なのは、面接時にそのことをきちんと説明できるのかという点です。

仮にもし面接時に志望動機を聞かれて「待遇や条件が自分の求めるものに合っていたので」と答えたとしたら、面接官はどう思うでしょうか。

おそらく「それなら似たような条件の他の会社でもいいのでは?」「会社の本質を見ていないからまたすぐに辞めるだろう」といったネガティブな印象を持つでしょう。

待遇面や条件面も大切ですが、志望動機を聞かれた際に「だからうちの会社を選んだのだな」と納得してもらえるような、自分にとっても「ここしかない」と思える企業を選びをしましょう。

第二新卒は特に重要!転職成功するための3つのコツ

第二新卒は特に重要!転職成功するための3つのコツ

不安もあるけど、第二新卒として転職を成功させたい!

第二新卒の場合、「せっかく新卒で入社できたのに……」「次こそは絶対に転職を成功させたい!」そう考えている人も多いでしょう。

そこで、最後は第二新卒にとって特に重要な、転職を成功させるためのコツをご紹介したいと思います。

コツ1:退職理由はとにかくポジティブに・他責にしないこと

ポジティブって言われても、退職してる時点ですでにネガティブな雰囲気漂ってない?

たしかに現職(前職)に何の問題もなければ退職もしていないでしょうし、特に第二新卒の場合は短期離職をしている時点で「またすぐに辞めるのでは?」と思われがちです。

しかし、「第二新卒も応募可」としている企業はそんなことは重々承知の上で選考を行っているというのも事実。

面接官が知りたいのは、「退職に至った経験を転職にどう活かそうとしているのか」「失敗から何を学んだのか」という点です。

仮に客観的に見て企業側に問題があったとしても、はじめにその企業を選んだのはあなたですので、あなたに全く責任がないわけではありません。

そのため、退職理由がいかなるものであっても、基本的には、

  1. 自分に至らないところがあった
  2. 客観的に見て今の自分はこうだと思う
  3. この経験を活かして次はこうしたい

といったように、退職理由から志望動機へとひとつの自然な流れができるようなイメージで面接時に話せるようにしておきましょう。

将来のキャリア・将来像から逆算して考えること

先にお伝えした「20代転職のベストタイミングはいつ?」の話や「第二新卒の転職で失敗する人の特徴」にも繋がりますが、第二新卒で転職する際は、今転職することが自分の将来に本当にプラスになるのかをよく考えましょう。

考えるべきポイントとしては大きく次の2つ。

  • 少しでも早く未経験からスタートをして経験を積んだ方が良いのか
  • 少しでも多く今の職場で実績を残して次の転職に活かすべきなのか

たとえ今の状況が辛かったとしても、「辞めたい」という理由だけで退職してしまうと、将来的にあなたが損をしてしまう可能性があります。

この二択のうち、自分はどちらに当てはまるのかを良く考え、あなたの考えるゴールや理想の将来像から逆算して、退職にベストなタイミングをしっかりと見極めましょう。

なお、繰り返しになりますが、既に退職している人は、一日でも早く転職ができるように就活をすすめましょうね!

コツ2:働きながらしっかりと準備すること

いざ転職活動をする際は、基本的に“働きながら”をおすすめします。

「ブラック企業で有給が取れず、面接にいけない」「残業が多すぎて精神的に疲れてしまっている」などの“面接官を納得させられる理由”がない限り、退職後の転職活動は不利になります。

なぜなら、基本的に面接官は「収入の安定する“働きながら”の転職活動」を想定しているからです。

そのため退職してからの転職活動は、「とりあえず辞めたかっただけでは」「計画性がないのでは」とネガティブな印象をもたれてしまいます。

1社目で働きながら、アピールできる実績を残したり、大きなプロジェクトを動かす経験を積みましょう。

そのうえで、資格をはじめとした勉強や、業務以外での実績づくり・人脈作りなどを行えるとベストです。

第二新卒の転職を成功させるには、「1社目で経験を積むこと」も重要なポイントなのです。

コツ3:転職サイト・転職エージェントなどの転職のプロに頼ること

第二新卒の転職では「自分の企業選びが間違っていたのかな」「もっと違う就活の進め方をしていればよかったのかな」など、過去を振り返って自責の念に駆られることも。

しかも転職はしたいけど、一度就職に失敗してるし、自分の就活方法に自信が持てないんだよね……。
転職活動に自信がない人、不安がない人は第二新卒の方は特に多いです!

20代、しかも第二新卒の年齢となると社会人としてはまだまだ経験も浅いですし、自分の就活に自信が持てないのであればなおさら、いろいろな人からのアドバイスを受ける方が賢明です。

もちろん、転職サイトなどで自ら情報収集をすることも大切ですが、同時に、転職エージェントを利用して、転職のプロからアドバイスを受けながら就活をすすめることをおすすめします。

転職エージェントでは、単純に求人情報を紹介するだけではなく、その人のこれまでの経歴やスキル、性格などに合わせた求人を紹介し、さらに応募書類の添削や面接対策、面接の日程調整なども行っています。

第二新卒の場合は、退職理由から転職理由へとうまく紐づけるためのアドバイスなどを受けることも可能です。

なお、一口に転職エージェントと言っても得意とする業界や求職者はさまざまですので、第二新卒の場合は、20代の転職に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。

例えばウズキャリもそんな20代の就活を専門とした転職エージェント。

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第二新卒のキャリアを無料相談

第二新卒や既卒、フリーターなどを中心に、20代の人材を求める企業の求人を多く扱っています。

「現在在職中で転職しようか迷っている」といった方でももちろん利用可能ですので、就活のことでお悩みなら、是非一度ウズキャリまでご相談ください。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

現職は転職するまでの「勉強の場」という考え方も

第二新卒として転職を目指す方の多くは、働きながら職探しをしているのではないでしょうか。

働きながら転職活動を行う場合のメリットは、

  • 当面の安定した収入がある
  • 業務内で“ビジネス力”を学び続けられる
  • 仕事における成果を上げるチャンスがある
  • 転職活動に失敗しても、帰るべき職場がある

です。

そのため、退職してから職探しを行う人に比べ、上記のような強みをもっているはず。

もし今、転職活動がうまくいかなくても、中長期的な視点で「実績作り」をすることも可能です。

現職での評価が低いようなら、いっそのこと「今の職場は、次に本当にやりたいことをやれる職場に行くための勉強の場である」と割り切って、成果を出したりビジネス力を磨くことに専念するのも、ひとつの考え方ではないでしょうか。

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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