重要なのは、転職理由を正しく伝えること。
これができれば転職回数が多くても転職は難しくないんです。
ここでは人材紹介会社UZUZの専務であり、実際に人事も担当している川畑が”企業のホンネ”を解説します!
”たとえ転職回数が多くても採用担当者に響く転職理由の伝え方”、知りたいですよね?!
- 転職回数によって採用担当者はどんな印象を持つのか
- 転職回数に応じた転職理由の答え方
- 転職回数が多くても転職を成功させる方法
転職したいけど、転職回数がネックになって一歩踏み出せない人にぜひ読んでほしい内容です!
この記事の目次
20代の平均転職回数は1~2回。3回を超えると「多め」の印象に
20代の平均転職回数は1~2回です。
つまり、1~2回であれば比較的容易に転職活動が進むでしょう。
それでは3回目以降はどうなるのでしょうか。
段階的に説明していきましょう。
転職回数が1~2回の人の企業からの印象
20代で転職回数が1~2回というのは企業からすると「普通」です。
22歳で新卒で入社した場合、3年程度で転職している計算になります。
一般的に3年間同じ会社に勤めていれば「短期離職者」とはみなされません。
転職回数が3~4回の人の企業からの印象
20代で転職回数が3~4回の場合、1~2年で転職を繰り返している計算になります。
「ジョブホッパー予備軍」あるいは「ジョブホッパー」とみなされやすいです。
ジョブホッパーとは?
ジョブホッパーとみなされると基本的には就職が難しくなります。
なぜなら、
- 経験が浅くスキルが身についていない
- またすぐに辞めるのでは?
- 会社への忠誠心が見込めない
などと判断されてしまうから。
経験が浅くスキルが身についていない
同じ業界・職種で転職する場合、20代後半であれば基本的なスキルを持っていることが前提となります。
ただし、ジョブホッパーだと同じ所で長期間働いていないので「まともにスキルが身についていない」と思われがち。
またすぐに辞めるのでは?
ジョブホッパーは、ちょっとでも気に入らないことがあればすぐに辞めてしまう印象があります。
採用したのにすぐに辞められたら会社は損失を生むことに。
会社への忠誠心が見込めない
人事担当者は「この人はうちの会社でどれだけ貢献してくれるのか」という視点で採用するかどうかを決めます。
ジョブホッパーの企業からみたイメージは「自分本位で帰属意識がない」というもの。
そのためには転職理由を慎重に伝えなきゃいけません。
転職回数が5回以上の人の企業からの印象
20代で転職回数が5回以上は危険です。
企業側は「ジョブホッパー」とみなして、書類選考の段階で敬遠してしまいます。
一番の対策は転職回数が5回になる前に、転職先企業や職種を慎重に選ぶこと。
もし既に転職回数が5回以上ある方は相当な努力をして次の仕事を見つける覚悟が必要です。
【転職回数別】20代の転職理由の答え方
ただ、転職回数によってポイントが変わってくるので、転職回数別に転職理由の答え方について解説していきましょう。
20代で転職回数が1〜2回の方
転職回数が1~2回の場合、転職は容易ですが転職理由によっては採用を見送られてしまいます。
転職回数が1~2回の人が注意すべきポイントは以下の通りです。
- 次の企業でも起こりうることは転職理由に挙げない
- 前職の悪口は言わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
次の企業でも起こりうることは転職理由に挙げない
例えば前職の退職理由が「人間関係の悪さ」だったとしましょう。
転職理由として「前職では人間関係に疲れてしまったため、風通しの良い職場・社員同士の仲が良い環境で働きたいと思い、転職を決意しました」と答えたとします。
でも、人間関係を上手く築けるかどうかはあなた次第です。
採用担当者は、「職場の人とソリが合わないだけで辞めてしまうなら、うちに来てもまたすぐ辞めるかも」と判断してしまいます。
前職の悪口は言わない
転職理由の中で「会社の体質が古かった」「社長がワンマン経営者だった」など前の会社の悪口を言うのもNG。
何でも周りのせいにする他責傾向があると見なされてしまいます。
ただ、ネガティブなことをそのまま伝えるのではなく、ポジティブな表現に置き換えて伝えるのがポイント。
例えば、人間関係が悪かったり、会社の体質の影響で仕事に集中できなかった場合、「前職よりも効率的に仕事ができる環境で自分が成長していきたい、成果を出していきたい」という風に伝えればポジティブに捉えられますよね。
そこから転職の最終目的を「自分が仕事で成し遂げたいことがある」「スキルアップを図りたい」とつなげていくのが理想です。
20代で転職回数が3回以上の方
既に転職回数が3回以上ある人は前述したような、「ポジティブな転職理由を述べ仕事に対して前向きな意欲をアピールする」だけでは、残念ながら説得力がありません。
次の職場で活かせる「資格を取得した」「関連セミナーに参加して勉強している」など努力している姿勢、本気度をアピールするといいです。
例えば以下のような転職理由だと説得力があります。
もっと早く気づくべきだったのですが、「職場を変えたら成果を挙げられる」と過信していた自分に反省しています。
改めて自分がやりたい仕事を考えたときに私はコツコツ勉強することが苦にならないので、手に職をつけるのが向いていると気づきました。
そして現在人材の不足が叫ばれるITエンジニアを目指そうと思いました。
既にプログラミング言語の勉強を開始し、アプリを開発中です。
20代の転職が多くても「転職回数をごまかす」のは絶対NG!
どんなに短い職歴であっても無かったことにしてはいけません。
人事担当者なら、それぐらいの嘘はすぐに見抜くため、そのブランク期間について面接で突っ込まれたらすぐにバレてしまいます!
それに、転職を無かったことにして”何もしていないブランク期間”が長くなる方がマイナスイメージです。
職歴をごまかすのは経歴詐称になるだけで何のメリットもありません。
何より”嘘をつく”という姿勢がNGです。
最悪の場合、入社後に発覚したら偽証罪に問われたり、クビにされたりすることも……。
あなたの経歴にもっと大きな傷が残ってしまってそれこそ、その後の仕事が見つからなくなってしまいますよ!
あなたの職歴・経歴は消すことも修正することもできません。
持病が原因で退職した場合だと、「持病があることで採用してもらえなくなるかも……」と嘘をついたりするケースがあります。
でも、これも入社後に結局分かってしまうことです。
あなたが苦しむことになるだけなのでやめましょうね。
「転職回数が多くなっちゃった…」20代の転職を成功させるには
それぞれ個人の事情や理由があるとは思いますが、20代で転職回数が多い人はそれまでの転職活動自体が上手くいっていなかった可能性があります。
- 自己分析がきちんとできていない
- 前職を辞めたい思いだけで転職活動をする
- 具体的に今後のキャリアプランを描けていない
- 企業を慎重に選ばなかった
もし、この中でどれか一つでも当てはまる場合は、企業に応募する前に一度立ち止まりましょう。
これらをきちんとクリアできなければ何度転職しても結果は同じです。
特に転職回数の多い人にUZUZはおすすめです。
UZUZはフリーターやニートなど特殊な事情の求職者の就職支援を得意としています。
そのため転職回数の多い方のサポートもお手の物。
UZUZではヒアリングなど個別サポートに力を入れており、平均20時間かけて今後のキャリアを一緒に考えていきます。
たっぷり時間をかけてミスマッチを防いでいるため、入社後の定着率は94.7%という高水準をキープ。
「既にジョブホッパーになっている。もう今回で転職は最後にしなきゃ!」と追い込まれているあなた。
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まとめ
転職回数が増えると、「自分は我慢が足りないのかな?」「次の転職が上手くいかないかも……」と不安になってしまいがちです。
「辛いけどもう少しこの職場で頑張ろう」と自分に言い聞かせている方も多いと思います。
ただ、転職回数が多くても正しく転職理由を伝えれば問題ありません。
特に、あなたに「やりたいことがある」「キャリアアップしたい」という明確な目的があるのであれば、前向きな姿勢を伝えれば大丈夫です。
UZUZでは職種選びから企業探し、転職理由などあなたと一緒に考えて、二人三脚でサポートしていきます。
転職に関して不安を抱えている方は是非UZUZに相談してくださいね。