「同じ職種間での転職」と「未経験から挑戦する転職」とでは、気をつけるポイントが異なります。
ただ20代の場合は、まだ若く吸収も速いのでポテンシャルの高さからキャリアチェンジにおいてもそこまでハードルは上がりません。
この記事では、20代でのキャリアチェンジに必要なノウハウを紹介していきます。
この記事の目次
仕事を変える!転職してキャリアチェンジをするメリット・デメリット
20代といえども、転職は一大チャレンジですよね。
そもそもキャリアチェンジ転職をする必要はあるのでしょうか?
この項目では、キャリアチェンジ転職をするメリットとデメリットをご紹介します!
キャリアチェンジとは?
キャリアチェンジとは、未経験の業種・職種に挑戦する転職のことです。
キャリアチェンジには、
- 業種も職種も変える
- 職種のみを変える
- 業種のみを変える
の3パターンがあります。
どういうパターンなのか教えてくれない?
業種も職種も変えるのは、例えば“不動産の営業からITエンジニアを目指すようなケース”です。
職種のみを変えるのは、同じ業界で違う職種に転職するケース。
例えば、“自動車メーカーの営業から、同じく自動車メーカー業界の経営企画に転職する場合”などがこれに該当します。
最後に業種のみを変えるのは、“メーカーの事務職から商社の事務職へ転職する場合”などです。
この3パターンの中では、
最初の業種も職種も変えた転職のハードルが最も難しい
といえます。
キャリアアップは同じ業種・職種の中で、専門性を磨ける仕事に従事したり、幅広い仕事を担当したりと、より高いポジションを狙うことを指しますよ。
キャリアチェンジのメリット
キャリアチェンジの最大のメリットは、「本当にやりたい仕事に就ける」という点です。
もしあなたが業種や職種に物足りなさを感じている場合、同じ業種・職種に転職したところで満足できる可能性は低いですよね。
しかし、業種・職種は全く異なるけど昔から憧れていた職業に就けたら「転職してよかった!」と心から思えるでしょう。
キャリアチェンジすることで仕事への満足度が高まる可能性があります。
キャリアチェンジのデメリット
一方で、キャリアチェンジすると今まで培ってきたスキル・経験が活かせない可能性があります。
例えば、あなたが入社してからその職種に活かせる資格をいくつか取得していたとしても、全く違う業種や職種に就く場合は評価されません。
また、これまでの経験が活かせないということは即戦力にならないと判断されて収入がダウンする可能性があります。
その他、キャリアチェンジして入った会社で、あなたより年下の上司と仕事をしていかなければならないことも。
ただ、20代のうちのキャリアチェンジであれば、年下といってもそこまでの年齢差は生じないので大きなデメリットとは言えないでしょう。
転職によるキャリアチェンジを成功させるポイント
具体的なポイントを先にまとめておきます。
キャリアチェンジを成功させる4つのポイント
- なぜキャリアチェンジをしたいのか掘り下げて説明できるようにする
- キャリアチェンジ後の仕事でも役立つスキルを見極める
- 転職先企業で自分がどう活躍できるかを考える
- 第三者の視点からのアドバイスをもらう
なぜキャリアチェンジをしたいのか掘り下げて説明できるようにする
キャリアチェンジ転職の場合、それまでの経験やスキルがあまり活かせないため、「そこまでしてなぜキャリアチェンジをしたいのか」を採用担当者に納得してもらえるように説明しなければなりません。
例えば、
- なぜその業種・職種がいいのか
- なぜ経験のある前職と同じ業種・職種を選ばないのか
- その仕事に就いて将来どうなりたいのか
といった質問を自分に投げかけてみましょう。
キャリアチェンジ後の仕事でも役立つスキルを見極める
キャリアチェンジする場合、「未経験の業種」あるいは「職種」に就くことになります。
同じ求人に応募する方の中には、経験者も含まれているでしょう。
したがって、採用担当者に「未経験者のあなたを採用したい」と思わせるアピール材料が必要になります。
あなたが既に持っているスキルの中で役立つものを考えてみましょう。
社会人経験がある以上、「何もない」ということはありませんよ!
例えば、コミュニケーション能力や問題解決能力、マネジメントスキル、PCスキルというのはどんな職種であっても役立つスキルです。
またあなたが希望している仕事の求人情報や、先輩社員のインタビュー記事に目を通せば具体的に求められるスキルが見えてきます。
その中から、あなたがアピールできるスキルは何かを考えてみましょう。
転職先企業で自分がどう活躍できるかを考える
未経験の仕事に就く場合であっても、あなたのキャリアパスをより具体的に思い描きましょう。
キャリアパスを明確にするためには、その業界・職種について詳しく知る必要があります。
すると同時にあなたがどのように活躍できるのかも見えてきます。
例えば、あなたが「塾講師」から「ITエンジニア」への転職を考えているとします。
業界を調べることで、日本のIT人材不足が深刻であることを知ったあなたは、早く一人前のITエンジニアになれるよう、資格・スキルを次々身につけていくキャリアプランを立てます。
さらには教えることが得意なので、後輩の指導・教育にも力を入れていきたいことをアピールすると良いでしょう。
このように違う分野からの転職であっても、あなたの得意なことを活かして貢献できることがあるのです。
第三者の視点からのアドバイスをもらう
あなたが主張する「キャリアチェンジの明確な理由」「次の仕事に活かせるスキル」「キャリアパス」が少しずれていたり、他にもっといい伝え方があるかもしれないからです。
ここは人材紹介会社のキャリアカウンセラーに相談することをおすすめします。
転職によるキャリアチェンジ=転職活動に適した時期
ここでのポイントは下記2つです。
- 第二新卒は狙い目
- 20代はキャリアチェンジにピッタリ
第二新卒のうちは狙い目
キャリアチェンジを考えている場合は若い方が有利です。
したがって、20代でも20代前半……つまり、第二新卒が狙い目です。
明確な定義はありませんが、一般的には25歳くらいまでを指します。
新卒で入社した会社を1~3年未満で短期離職した求職者を第二新卒と呼んでいます。
キャリアチェンジの場合、前職での経験やスキルよりもこれからの成長や柔軟性を重視するからです。
第二新卒の中でもやる気があり、人柄が会社にマッチすると判断してもらえば、採用される可能性は高まります。
20代はキャリアチェンジにピッタリ
そういうことになります。
30代を超えてからのキャリアチェンジは一般的に難しいとされています。
未経験者を採用する場合、社会人経験豊富な30代よりも20代のエネルギッシュな若者を採用したいというのが企業の本音。
人事部としては若手を採用することで、ベテラン社員にいい意味での刺激を与えることも目的なんです。
ただし、1年未満での短期離職はキャリアチェンジにおいても不利。
最低1年以上は働いてから転職しましょう。
1年のうちではいつがいい?
3月は求人数が豊富です。
4月からの新入社員と入社の時期を合わせることもでき、人事部としても手間が省けます。
ただし、3月は求人数が多くなる分、求職者も増えます。
その通り。
したがって、「1年のうち絶対にこの時期に転職した方がいい」というのは存在しません。
【転職ノウハウ】キャリアチェンジを理由にした転職活動!面接対策の方法は?
キャリアチェンジを考えている場合、面接対策は特に重要となります。
事前にしっかり対策してから面接に挑みましょう。
ここでは、キャリアチェンジを理由に転職する場合の面接対策ノウハウをお伝えしていきます!
【キャリアチェンジの面接対策その1】志望動機の作り方
面接で最も重視されるともいえる志望動機。
志望動機を作る上でポイントになるのは、
- なぜ数ある中からその会社を選んだのか
- 企業が求めている要素を含んだ回答ができているか
の2点です。
例えば、銀行員からITエンジニアのキャリアチェンジを希望している場合の志望動機例を挙げてみました。
また、何かを達成することが好きだったので課せられたノルマは毎月クリアしていました。
しかし、フィンテックが進み、モバイル決算やキャッシュレスが浸透する中、銀行業界の将来に強い不安を覚えました。
専門知識を勉強するのであれば、今後伸びていく分野であるITエンジニアを目指したいと考えるようになりました。
御社であれば、金融サービスにも携わることができるので未経験業種ではありますが私の知識・スキルが活かせると思い、志望致しました。
このような志望動機であれば、その会社・業界を選んだ理由、またITエンジニアに求められる勤勉さが備わっていることがアピールできていますよね。
【キャリアチェンジの面接対策その2】聞かれやすい質問をチェックしておく
キャリアチェンジの面接で聞かれやすい質問をチェックしましょう。
具体的によく聞かれる質問について、以下に挙げてみました。
面接でよく聞かれる質問
- なぜ前職を辞めたんですか。
- あなたの長所は何ですか。
- あなたが当社で活かせる経験やスキルはありますか。
- 転職後に「辞めたい」と感じたらどうしますか。
- 今後10年のキャリアプランを聞かせてください。
- なぜ未経験の仕事に就きたいと思ったのですか。
- 希望していない部署への異動が出たらどうしますか。
- 当社で叶えたい夢はありますか。
このような質問の回答を、一つずつノートに書き出してみましょう。
そして、全体の回答を見た時に「一貫性」があるかどうか確認することが大切です。
どの質問の答えにも困ってしまう場合は、自己分析ができていない証拠。
面接対策の前に自分と向き合う自己分析の時間を設けましょう。
また、自分の中で答えはあるのに「上手く説明できない」場合は、面接の練習が足りていません。
繰り返し模擬面接を行いましょう。
【キャリアチェンジの面接対策その3】困った時は第三者に頼る
ここでも面接対策に困った時は第三者に頼ることをおすすめします。
友人や家族などに模擬面接してもらう方もいると思いますが、やはり本番のような緊迫感のある模擬面接はできません。
プロのキャリアカウンセラーによる面接模擬面接であればあらゆる想定の質問をぶつけてくれます。
また、あなたのためになるフィードバックもしてくれるでしょう。
とにかく練習することで本番でも上手く答えられるようになります。
特に、UZUZでは面接対策に力を入れています。
選考が入るたびに約2時間の対策を実施。
あなたの経歴や状況に合わせて想定した質問を投げかけます。
本番で予想外の質問にパニックになったり、突っ込まれた質問にたじたじする状況を避けられるでしょう。
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まとめ
20代であればキャリアチェンジも間に合います。
ただし、キャリアチェンジの場合は未経験からの挑戦となるため、その部分をカバーできるくらいの熱い志望動機や自己アピールが必要です。
業種・職種研究や自己分析、今後のキャリアプランについてじっくり時間をかけて準備しましょう。
「面接に自信がない」
「キャリアチェンジできるか不安」
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