第二新卒が転職するときに、必ずチェックされるのが志望動機。
履歴書やエントリーシートにも必ずある項目かつ、面接で改めて質問される場合がほとんどです。
特に第二新卒の場合は1社目に入社した会社からの転職を短期間で検討しているため、新卒の頃と比べて「なぜその企業を選んだのか?」が明確でなければ企業を納得させることはできません。
そう思っている第二新卒に向けて、志望動機を作成するポイントを惜しみなくご紹介します!
ぜひ参考にして自分の転職活動に活用してくださいね。
- そもそも志望動機とは何か
- 企業が志望動機から判断していること
- 面接でNGな志望動機
- 第二新卒流の志望動機作成方法
この記事の目次
【第二新卒必見!】そもそも志望動機とは一体なに?
そもそも志望動機とは一体どういったものか、あなたは説明できますか?
志望動機とは、「その企業を志望している動機(原因、理由)」のこと。
つまり「他の会社ではなく、どうしてもこの会社に入社したいんだ!」という決定打となる理由を、企業側が応募者から聞きだすための質問なのです。
企業側の選考基準は、
- すぐ辞めずに長期間働いてくれるか
- 自社の役に立つ人材かどうか
が基本になっている場合が多いです。
特に第二新卒の場合は1社目の企業を短期間で退職し転職活動をしているわけですから、自社で採用しても「また辞められるのでは……」という心配が尽きません。
だからこそ、志望動機を聞いて本人の志望本気度を確認しているのです。
また、応募者側から見てもこの項目次第で“企業からの評価”が大きく変わってしまう非常に重要な質問項目。
面接官を唸らせる志望動機の書き方は、ぜひともマスターしたいものですよね。
【第二新卒必見!】企業が志望動機から判断していること
前章でご紹介した以外のポイントで、企業が志望動機から判断しているのは下記2点です。
- 入社後のミスマッチが起きないか
- 求職者の将来性や仕事への意欲はあるか
それでは、それぞれの項目を細かくチェックしていきましょう。
入社後のミスマッチが起きないか
1つ目の判断基準は、自社の雰囲気と応募者の雰囲気や仕事のやり方などにミスマッチがないかというポイント。
仮に優秀な人材であっても、自社にいる従業員と相性が悪い・仕事のやり方を合わせられないなどの問題があれば、最大限のパフォーマンスを発揮させることはできません。
逆にそこまで優秀でなくても、周囲の協力が得られて仕事を後押ししてくれるような接し方ができる人材の方が、かえって成長してくれるケースもあるのです。
また、相性の悪さが退職を招くことにもなりますので、その点においても重要な判断基準といえるでしょう。
求職者の将来性や仕事への意欲はあるか
2つ目の判断基準は、応募者の将来性と仕事への意欲です。
「ポテンシャルがあるかどうか」そして「仕事への意欲がどれほどか」のかけ算で、今後の伸びしろが変わってきます。
相性だけで、志望先企業の役に立つ人材になるかはわかりません。
しかし企業側から見たときに、他の応募者に比べて仕事への意欲が高いと判断されるようにアピールすれば、適性のある応募者と判断してもらいやすくなるでしょう。
【第二新卒必見!】面接官を唸らせる良い志望動機を作ろう
企業側がどのような点をチェックしているかがわかったところで、「面接官を唸らせるような良い志望動機の作り方」をご紹介していきましょう。
ポイントは2点あります。
- 「なぜその会社を選んだのか」という理由と熱意がある
- 「企業から求められている要素」を踏まえた発言ができる
まずは「なぜその会社を選んだのか」という理由と熱意を伝えることが重要です。
数ある業界からその業界を選んだ理由、その中から志望先企業を選んだ理由は何でしょうか?
例文として、「人材紹介業に勤めていた人が人事コンサル会社のコンサル営業職を志望しているときの志望動機」を挙げてみます。
人材紹介では優秀な人材を送り込んでもその会社の人事制度がうまく機能しておらず、人材の優秀さを活かしきれずに退職を招いてしまったことがありました。
そこで、担当企業の担当者の方と提案を作成し、担当企業の上長に人事考課と報酬の連動方法についてを提案。実施が認められたのです。
その結果、次に採用いただいた方は実績を上げて昇進し、会社の業績も同時に伸びていきました。
人事考課制度と報酬の連動から業績向上につなげる御社事業で、この経験をより多くの企業と積み上げる仕事がしたいと感じ、志望させていただきました。
このように、業界・企業の中でも志望先企業でなければならない理由などを盛り込むと非常に説得力が増します。
このように作れば、面接官を唸らせる説得力を持った志望動機が完成します。
そんな人は、ぜひUZUZにご相談を。
キャリアカウンセラーがあなたのお話を親身に伺い、“あなた流”の志望動機の作成をお手伝いします!
【第二新卒必見!】これはNG!面接に落ちちゃう志望動機
次に、「こんな内容だったら面接に落ちてしまう!」という志望動機の例もご紹介します。
2点ありますので、自分の志望動機が下記のようなポイントに当てはまっていないか、よく確認してみてください。
- ただ会社を褒めるだけの中身のない志望動機
- 当たり障りのない志望動機
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ただ会社を褒めるだけの中身のない志望動機
1つ目は「ただ会社を褒めるだけの中身のない志望動機」です。
例文を挙げると、「御社の◯◯事業に感銘を受けて志望いたしました」などのように、企業側が「ありがとうございます」としか返答できないようなもの。
業界・企業研究をすると、志望先企業の良いところをたくさん見つけることができます。
しかし、志望先企業は「自社を褒めてくれるファン」ではなく、「自社の役に立ってくれる人」を採用したいのです。
志望動機を作成するときには、ただのファンとしての言葉ではなく、企業が自分を雇うメリットを提示することを意識するようにしましょう。
当たり障りのない志望動機
2つ目は「当たり障りのない志望動機」です。
例を挙げると、「御社の◯◯事業をサポートする事務に携わりたいと感じて志望いたしました」という当たり前のことしか言わないもの。す。
志望動機には志望先企業でなくてはならない理由が必要です。
興味があるのは応募している段階で皆わかっていますから、志望動機のタイミングで興味があることを付け加えなくても大丈夫。
興味を持つようになったエピソードや自分がその事業に関わらなくてはならない理由など、「だから当社に応募してくれたのだ」と面接官がわかるような内容にしないと意味がありません。
【第二新卒必見!】志望動機の作り方を伝授
成功・失敗例それぞれがわかったところで、実際どのように作成していけば良いのかをご紹介します。
志望動機には、応募者が下記のポイントを持った人材だと伝えることが必要です。
- 辞めないで続ける理由と熱意
- その業界でなくてはならない理由
- その中で志望先企業でなくてはならない理由
- 自分を雇うメリット
上記4つの項目を
- 結論
- 理由
- 具体例
- 結論
の順番で組み立てて作成してください。
志望動機に説得力がなくなってしまう場合は、4項目のいずれかが入っていない場合がほとんどです。
もし、既に作っている志望動機があるなら、
- この流れで作成できているか
- 4項目を満たしているか
という視点で見返してみると、添削すべきポイントが分かるはず。
作っていない場合は項目の要素を箇条書きにしておき、流れを作成した上で文章に変えていくようにすると簡単に作成ができます。
ぜひ上記フォーマットを活用してみてください。
面接官を唸らせる志望動機で、第二新卒の転職を成功させよう
ポテンシャルが重視される第二新卒の転職では、面接官を唸らせるような志望動機の作成がとても重要です。
新卒のときと同じような心持ちで臨んでしまうと、企業の期待度に追いつかずに志望企業の内定を逃してしまうことも。
ご紹介したポイントを押さえて説得力のある志望動機を作成し、志望企業への転職をぜひ実現してみてください。