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皆さんは「無期雇用派遣」という雇用形態があることをご存知ですか。2015年の労働者派遣法の改正に伴って、「無期雇用派遣」という新しい働き方が生まれました。

この法改正に伴い、派遣労働者の労働環境が大きく変わることが予想されます。就職活動中の皆さんは、これからよく目にするであろう「無期雇用派遣」について学んでおきましょう。さらに「無期雇用派遣が誕生した背景」「一体どのような働き方なのか」「無期雇用派遣のメリット・デメリット」についてもみていきましょう。

派遣社員にとっては追い風!?労働者派遣法改正における厚生労働省の狙いとは?


リーマンショック以降、企業は正社員の雇用を抑制し、コストを抑えることができる派遣社員や契約社員を積極的に採用するようになりました。しかし人材の育成が進まないこと、安定した雇用が生まれないことが問題視されています。

そこで国は「キャリアアップ助成金」という制度をつくり、正社員の雇用の創出、派遣社員の労働環境の改善を狙って企業を支援してきました。

「キャリアアップ助成金」とは、企業が非正規雇用の労働者を正社員に登用したり、職業訓練といったキャリアアップにつながる人材育成を行ったり、福利厚生の改善を行ったりした場合に、国がその企業に対して助成金を与えるという制度です。

しかし、「キャリアアップ助成金」の効果は低く、今回厚生労働省は思い切った労働者派遣法の改正に乗り出したのです。

つまりこの法改正は「派遣労働者を守るために改正された」ともいえます。正社員の雇用促進には限界があるため、派遣労働者の労働環境を改善して雇用の創出さらに経済の発展につなげようというのが政府の狙いです。

労働者派遣法改正のポイント

労働者派遣改正では色々な改正が実施されましたが大きなポイントは下記の5つです。

派遣会社の事業は許可制になる

これまで事業内容によって「許可制」と「届出制」に分かれていましたが、全て許可を取らなければならなくなりました。

労働者派遣の期間制度の上限を設ける

基本的に3年を超えてしまうと、同じ派遣先で派遣労働者として働くことができなくなりました。

キャリアアップ制度の義務化

派遣会社は派遣労働者のキャリアアップ形成のために、教育訓練を行ったり、キャリアコンサルティングを行ったりする義務があります。

均衡待遇の推進化

派遣会社は派遣労働者から派遣先での賃金・教育訓練・福利厚生について求めがあった場合、均衡を考慮した待遇の確保のために説明の義務があります。

雇用安定措置の義務化

派遣労働者が継続して派遣先で就業することを希望した場合、派遣会社は継続を図るための措置を講じることが義務付けられました。

「無期雇用派遣」って何?正社員との違いは?ボーナスはでるの?


新しく制定された労働者派遣では、「登録型派遣」と「常用型派遣」の2つに分類されます。「無期雇用派遣」は常用型派遣に含まれます。

登録型派遣

従来の派遣スタイルと同じで、派遣会社にあらかじめ登録し、派遣先が決定したら派遣会社と雇用契約を結んで派遣先で就業します。派遣期間が終了すると派遣会社との契約も終了します。給料は働いていた期間のみ支払われます。

常用型派遣

常用型派遣とは、派遣先が決まっていない段階から派遣会社自体と雇用契約を結びます。派遣先で働いていない期間も給料が支払われます。基本的には常用型派遣の場合でも同じ派遣先で3年以上働くことはできません。

しかし常用型派遣の中で一定の条件をクリアし、派遣会社と無期雇用の契約を結んだ場合は、「無期雇用派遣」として例外的に3年以上同一の派遣先で働くことができます。

このように無期雇用派遣は、法改正による労働者派遣の期間制度(上限3年)の例外措置として新たにつくられた派遣制度なのです。

無期雇用派遣と正社員の違い

ここで「契約期間に期限のない無期雇用派遣と正社員は一体何が違うのか?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

実は無期雇用派遣の中に正社員が含まれる会社も存在します。派遣会社の正社員として客先に派遣され働くケースが多く、この場合、正社員と無期雇用派遣の間に違いは存在しません。

しかし企業によっては、無期雇用派遣と正社員とを異なる労働条件や給与で区別しているところもあります。つまり、会社の考え・方針によって無期雇用派遣の待遇は異なるので、無期雇用契約を結ぶ際は注意してくださいね。

無期雇用派遣のメリット・デメリットについて


無期雇用派遣の制度を理解したところで、無期雇用のメリットとデメリットをみていきましょう。

無期雇用派遣のメリット

無期雇用派遣のメリットを紹介します。

安定した収入が得られる!ボーナスをもらえる可能性も

派遣労働者の最大の弱点は「収入が安定しない」ということです。契約期間が終わればその時点で収入が途絶えることがあります。

一方で、無期雇用派遣になれば安定した収入を得ることができます。会社によってはボーナスが支払われるところもあるようです。派遣社員の頭を悩ませてきた「いつ契約が終わるのか」という恐怖からも解放されます。

キャリアアップが目指せる

派遣会社は無期雇用派遣社員のスキルアップに努めなければなりません。資格取得の支援を行ったり、研修プログラムを充実させたり、講習を受けさせたりといった人材の育成に力を入れている会社も増えてきています。

つまり無期雇用派遣社員はスキルを身につけ、キャリアアップにつなげることができるのです。

福利厚生の適応

社会保険・産休・育休はもちろん、無期雇用派遣では一般的にさまざまな福利厚生を受けることができるようになります。正社員が受けている手当て・割引制度を利用できます。

無期雇用派遣のデメリット

無期雇用派遣はいいことづくしのように見えるかもしれませんがデメリットも存在します。

フルタイムでの勤務形態になる

基本的に正社員と同じ週5日勤務となり、場合によっては休日出勤を求められることもあります。

仕事を選べない

派遣会社の無期雇用派遣なので、同じ派遣先の会社でずっと働けるわけではなく、職場が頻繁に変わることも珍しくありません。むしろ、長期間同じ会社で働くことのほうが珍しく、派遣先が変わるたびに環境にすぐに馴染む能力が必要になってきます。業務内容も自分で選ぶことはできません。

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日本の終身雇用制度は終わりが近づいており、新しい働き方が次々と誕生しています。その大きな前進といえるのが、今回ご紹介した無期雇用派遣です。無期雇用派遣の浸透によって新たな雇用が生まれ、経済が活性化し、さらに働きやすい環境が生まれるといいですね。

現在UZUZでは、通常の正社員に加え、無期雇用派遣の求人も扱っています。無期雇用派遣は派遣法が改正されたこともあり、 まだまだわかりにくい点も多いですが、UZUZでは皆さんが納得できるような、きめ細かい就活サポートを提供しています。

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この記事を書いた人

yaya
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化粧品メーカーでの研究開発、商品企画、また調剤薬局での薬剤師としての勤務経験を経て、現在はオランダで英語を身につけながら、執筆活動に取り組んでいます。