第二新卒・既卒の就職市場分析
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既卒の方に是非見ていただきたい興味深い調査が公開されました。毎年マイナビが既卒の方を対象に行っている「既卒者の就職活動に関する調査」。既卒の就活は新卒と比べると厳しいと言われていますが、今年はどのような調査結果だったのでしょうか。今回はこちらの調査結果のうち、5つの項目を元に2016年度の既卒の就活事情について考察していきたいと思います。

1.在学中の内定獲得率

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まず既卒の就活事情を見る前に、既卒の方が在学中にどのくらい内定を獲得できたか見てみましょう。上記グラフは、既卒となった16卒の方を対象にした在学中の内定獲得率です。全体の半数以上、55.8%の方が未内定のまま卒業したことが分かります。在学中に行った就活の反省点としては、皆さん主に以下のような理由をあげていました。

  • 自分のやりたいことが分からず、自己分析が不十分になってしまった
  • 行きたい業界や企業を見つけられず、業界研究や企業研究が不十分になってしまった
  • 面接対策が不十分だった
  • スタートが遅かった(就職活動に十分な時間が取れなかった)

自分自身がやりたいこと、興味のあることが明確になっていれば自己分析や企業選びもスムーズに進みますが、既卒となった方の多くは『自分自身の軸』に悩んでしまった方が多いようです。

また、就活の開始時期が後ろ倒しになったことも内定の有無に影響しているのかもしれません。15卒までの学生は大学3年生の12月に就活が解禁となり、大学4年生の4月に選考開始、及び内定が出始めるスケジュールでした。ですが、16卒の学生からは大学3年生の3月に就活が解禁となり、選考開始、及び内定が出るのは大学4年生の8月からというスケジュールになったのです。

前例にない採用スケジュールだったため、混乱してしまった方、就活時期が卒論・卒研と被ってしまい、就活に十分な時間を取れなかった方もいたのではないでしょうか?

2.既卒となった後の就職活動量の変化

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ここからは既卒後の就活状況について見ていきましょう。上記グラフでは、在学中の就職活動量と既卒となった後の就職活動量の変化を表しています。15卒以前では、既卒後の就活について「かなり活動量が増えた」「やや活動量が増えた」と答えた方が34.1%だったのに対し、16卒では半数以上の51.4%の方が「活動量が増えた」と回答しています。

また、15卒以前では「やや活動量が減った」「かなり活動量が減った」と回答した方が41.8%と半数近くいましたが、16卒では24.9%にとどまりました。このことからも、既卒後の就職活動量が全体的に活発になったことが分かります。

3.現時点での内定獲得率

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上記はどのくらいの既卒の方(16卒)が現時点で内定を獲得しているのかをまとめたグラフです。現時点で内定を獲得している16卒は48.5%ですので、約半数の方が既卒後の就活で内定を獲得したということになります。対して15卒以前の方に同じ質問をしたところ、「内定を獲得している」と答えたのは全体の38.8%にとどまりました。16卒の方が15卒以前よりも10%近く内定獲得率が高いことが分かります。

なぜ16卒の内定獲得率が高いのでしょうか?要因はいくつかありますが、そもそも企業の採用意欲が高まっていること、「既卒となった後の就職活動量の変化」からも分かるように、既卒後の行動量が以前よりも増えたこと等が内定獲得率の上昇につながったのではないかと思います。

4.既卒になってからの就活で、企業探しに苦労したかどうか

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「既卒を対象とした企業を探すのに苦労した」と答えた16卒は58.7%でした。「業務未経験者は新卒しか採用しない」という企業もありますし、やはり新卒と比べると既卒の方が不利なので、既卒後に受けられる企業が減ってしまうのは致し方ありません。ですが、15卒以前の方に同じ質問をしたところ、「企業を探すのに苦労した」と回答した方の割合は61.2%でした。

この数字から、15卒以前と比べて「企業探しに苦労した」と感じる16卒の割合が減っていることが分かります。

5.受験した企業の既卒者に対する対応の変化

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15卒以前までは、受験した企業で「現役の大学生に対する対応とほとんど変わらない」と感じた方の割合が29.8%でしたが、16卒は大幅に数字を上げ、40.4%の方が「現役の大学生に対する対応とほとんど変わらない」と感じたとのことです。これに伴い、「現役大学生に対する対応とは違っていると感じることが多かった」と回答した割合にも変化が見られました。

15卒以前で「現役大学生に対する対応とは違っていると感じることが多かった」と回答した割合は18.2%でしたが、16卒ではそれが12.8%になり、15卒以前に比べ5.4%減少する結果となりました。やはり一番有利なのは新卒なのですが、既卒の方も就活が行いやすい年だったかと思います。

既卒者の就職活動に関する調査結果を踏まえて

上記の調査結果からも、既卒の就活事情がプラスの方向に進んでいることがお分かりいただけたのではないでしょうか?この理由として、16年度の採用市場が学生(受験者)有利の「売り手市場」だったことが挙げられます。

東洋経済オンラインの「過去最高の就活『売り手市場』は来年も続く?」にもあるように、2016年に大学を卒業した学生の就職率が1996年の調査開始以降過去最高を記録しました。こちらは新卒の場合ですが、リーマンショックによる不況を脱し採用を再び強化しようという企業が増えたため、新卒に限らず既卒の採用市場も盛り上がりを見せたのではないでしょうか。

リクルートキャリアの就職白書によれば、2016年度の採用数が充足した企業の割合は48.3%であり、半数以上の企業が計画していた採用人数を確保できなかったという結果に終わっています。従業員規模別に見ても、300人未満の中小企業から5000人以上の大企業まで、全ての規模の会社において前年より充足数が減少していますので、規模に関わらず人材採用には苦労したことが伺えます。

このように受験者有利の売り手市場ですが、油断してはいけません。就職白書2016 -採用活動・就職活動編-では、半数を超える51.2%の企業が「採用数に満たなかったとしても求める人材レベルは下げない」と回答しています。売り手市場だからといって企業が採用する人材の質は下がらないので、就活の軸や自分自身の強みを明確にしておくことが大切になります。

ですが、この売り手市場が既卒の方にとっても大きなチャンスになることは間違いありません!既卒となった後、空白期間が空けば空くほど就活に不利になってしまいますので、採用が活発化している今を最大限に活かし就活に臨んでみてはいかがでしょうか?

引用・参考元:
2016年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査
就職白書2016

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この記事を書いた人

Arisa Kusano
キャリアカウンセラー
茨城県出身。元既卒。大学を卒業した後、縁あってUZUZに入社。キャリアカウンセラーを経て、現在は「UZUZ編集部」にてディレクター業務を担当。会社史上初の「どこでも社員」として、オウンドメディアの運営や外部ライターのディクレション、記事作成業務、取材業務と幅広い業務を担当。