もくじ
僕みたいな、第二新卒の場合は、諦めた方が良いのかな?
でも、必ずしも就職できないというわけではないんですよ!
就活で成功するポイントを押さえれば、第二新卒でも希望の企業へ就職できます。
そこで本記事では、外資系企業への転職を検討している第二新卒の人のために、以下について詳しく解説します!
- 外資系企業で第二新卒が求められるスキル
- 外資系企業で第二新卒として就活をするメリット
- 外資系企業で第二新卒として就活をするデメリット
- 第二新卒が外資系企業への就活で成功するポイント
今までに第二新卒で外資系企業に就職した事例も紹介するので、一緒に希望の企業へ就職を目指しましょう!
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外資系食品会社にSEとして入社した男性の事例
今回は、第二新卒で外資系企業に入社した3名の方にインタビューを行いました。
まずは外資系食品会社にSEとして入社した、関西出身のKさんからお話を聞いてみましょう。
Kさん 僕の場合は、新卒で商社に入社したんですが、勤務後の飲み会が原因で、会社の雰囲気になかなか馴染めずにいました。 次第に仕事に対するモチベーションも下がってしまい、このままでは良くないと思って第二新卒として転職活動をスタートすることにしたんです。 |
就職活動は順調に進んだの?
Kさん はい、イギリスに本社があるフードサービスを展開する外資系食品会社の社内SEとして採用をもらいました。 |
面接で気をつけたことはある?
Kさん 志望理由を話すときに「社内SEという立場で、会社のマネジメントフロー・予算・工数を把握し、業務の改善案を提案し、変革を起こしたい」と自分が入社後に実現したいことを具体的に話しました。 これが、面接官に良い印象を持ってもらうことにつながり、企業に変革を起こしてくれる人材として採用を勝ち取ることができました。 |
外資系食品会社に法務職で入社した女性の事例
続いて、外資系食品会社に法務職で入社したKさんのお話を聞いてみます。
Kさん 私は、日大建築学科を卒業後、マンション販売の個人向け営業職に就職しました。 企業の雰囲気も良く、働いていて不満があったわけではなかったのですが、「営業以外の仕事に就きたい」と思い、転職活動をスタートさせました。 |
Kさん 仕事柄、平日にお休みもあることから、退職をせずに働きながら転職活動をすることができました。 無事に、第一希望の外資系企業の法務職に採用をもらえたときは、とても嬉しかったです。 |
Kさん 面接時に、組織改善にどれだけ積極的に取り組むかということを強くアピールしたのが吉と出たのかもしれません。 |
Kさん、本当におめでとう!
外資系システム会社でITエンジニアになった事例
最後に、外資系システム会社にITエンジニアとして就職したM.Aさんにインタビューしました。
M.Aさん 僕は、京都大学を卒業後、書店で文房具販売スタッフとして働いていました。 書店での仕事ももちろんやりがいがあって楽しかったんですが、小さい頃からの夢だったITエンジニアになりたいと思い、転職活動を始めました。 |
M.Aさん 外資系企業では、スキルが重要視されると聞いていたので、スクールに通って、エンジニアに必要なスキルを磨きました。 |
とってもタメになったよ!ありがとう〜!
外資系企業で第二新卒が求められるスキル
- 語学力
- ロジカルシンキング能力
- 国内外情勢の情報収集力
- 自己PR力
- 即戦力
1.語学力
海外とのやりとりが多い外資系企業では、語学力は必須のスキルとなってきます。
英語を必要としないポジションであっても、外資系企業へ就職する以上、英語はできるに越したことはありません。
入社後にスムーズにコミュニケーションを取るためにも、語学力を磨いておいく必要があります。
2.ロジカルシンキング能力
ロジカルシンキング能力も、外資系企業に求められるスキルのひとつです。
多少語学力がなくても、ロジカルシンキング能力を備えていれば、ある程度スムーズに仕事を進められるでしょう。
また、感情論とは違い、ロジカルシンキングは万国共通であるため、文化などの違いで意見が割れるということも減らせます。
3.国内外情勢の情報収集力
グローバルな人材として外資系企業で働くためには、国内だけではなく国外の情勢にも精通していた方が良いと言えるでしょう。
特に、最新の海外情勢にも敏感な人材は、グローバルな人材として高い評価を得られます。
4.自己PR力
日系企業では、協調性を重んじ、自分の考えや意見をハッキリと主張できる能力よりも、周囲との調和性を見られがちです。
これに対して外資系企業では、自分自身の考えや魅力を積極的にアピールする力が求められます。
日本人特有の遠慮や謙遜といった感覚は通用せず、前向きな意思表示をしないと「仕事に対する意欲に欠ける」「自信がなさそう」と捉えられかねません。
特に、志望理由や企業にどのようなプラスを与えられるかを説明できるかどうかは、面接を通過するうえで非常にキーポイントとなってきます。
5.即戦力
メンバーシップ型雇用が主流の日系企業では、新入社員を育成し、戦力となる人材に育てるという考えが未だ強く根付いています。
一方で、ジョブ型雇用を採用している企業が多い外資系企業では、即戦力の高い人材を求める傾向があります。
そのため、これまでに培ってきた専門的な知識や技術を活かし、すぐに成果を出せる人材は重宝されやすいと言えるでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
外資系企業でも種類はさまざま
外資系企業と一言で言っても、その種類はさまざまです。外資系企業の種類は、主に以下の3つです。
- 海外企業の100%子会社
- 海外企業と日系企業の共同出資
- 外資系企業に買収された元日本企業
【海外企業の100%子会社】
海外が拠点で日本に進出してきている外資出資100%の企業です。
経営方針は、海外にある本社の決定に従うのが一般的です。
本社とのやりとりが多いことに加えて、設立直後は、外国人も多く在籍しているためビジネスレベルの語学力が求められます。
【海外企業と日系企業の共同出資】
海外企業と日本企業が共同出資で創立するケースです。
出資額のパーセンテージが大きい方が企業が主導権を握ります。
外資系企業の動向や発言に影響を受けやすい特徴があります。
【外資系企業に買収された元日本企業】
外資系企業が日系企業を買収して傘下に入るケースです。
経営方針や企業文化は、買収先企業に従うことがほとんどです。
それぞれの特徴を理解しなければ、入社後のギャップに悩むことになるので、注意が必要です。
外資系企業で第二新卒として就活をするメリット4選
外資系企業への就職において、第二新卒であることは弱点にはならず、むしろ強みとして活かせる可能性もあります。
ここからは、第二新卒が外資系企業へ就職するメリットを4つご紹介します。
1.今までのキャリアを活かせる可能性が高い
日系企業では、どうしても新卒が優遇される傾向にありますが、外資系企業では、社会経験のある即戦力と判断されるため、第二新卒であることはマイナスになりません。
むしろ、これまでの経験やキャリアの発揮を期待されることがあるほどです。
実際に、外資系企業のなかには、特定の業務での勤務経験や、一定の社会人経験年数をひとつの採用基準としている企業もあります。
そのため、企業が求める人物像にマッチする人材であったり、ポテンシャルが高いと判断される人材であれば、第二新卒であることがデメリットになるとは考えにくいのです。
2.成果次第で高年収を狙える
年功序列制度が主流である日本企業とは違い、実力至上主義の外資系企業では、結果を出せば報酬やポストに反映されます。
仕事での成果を出し続けることができれば、若くして高年収を得ることも夢ではありません。
日系企業特有の考え方に馴染めなかった人も、新しい可能性を見出せるでしょう。
3.研修がない外資系企業でも馴染みやすい
外資系企業の多くは、新入社員研修制度を設けていません。
そのため、初めて社会に出る新卒は、ビジネスマナーや業務の進め方に戸惑ってしまいがちです。
一方で、社会人として最低限のマナーが備わっている第二新卒であれば、業務に慣れるまでの時間も短く、働きやすさを感じることにも期待ができます。
4.女性もキャリアを積みやすい
日本企業にはまだまだ妊娠や出産による休職に理解がない企業が少なくありません。
育児休暇を取れたり、時短勤務ができたりしても、仕事の引継ぎがうまくいかずに居づらくなり、やむなく退職したという事例はよくある話です。
一方の外資系企業は性別に関しても平等な傾向があり、女性にとって結婚や出産などがキャリアアップを阻む心配がありません。
実際に外資系企業には女性管理職のポストも多く用意されており、産休や育休といった福利厚生に力を入れている企業も増えています。
ただし、外資系企業では男女問わずに成果を求められるものです。
「結婚しているから」「子どもがいるから」という理由で、仕事の評価が甘くなるということは基本的にありません。
「産休や育休が取りやすいから」と、安易な理由で外資系企業を受けるのは大変危険です。
外資系企業で第二新卒として就活をするデメリット3選
メリットが多い一方で、外資系企業で第二新卒として就活をするデメリットがあることも、また事実です。
代表的なデメリットは以下の3つです。
- 第二新卒は経験不足とみなされることも
- 長期雇用にはならないことがある
- 中小企業にしか採用されない可能性がある
1.第二新卒は経験不足とみなされることも
第二新卒は、他の中途採用者と比べてキャリアが短いことから、経験不足とみなされてしまう場合があります。
特に即戦力を求める外資系企業では、第二新卒程度の経験は実績として認められない可能性があります。
また、採用をもらえたとしても待遇面が前職よりも劣ることも考えられます。
2.長期雇用にはならないことがある
外資系企業の多くは、終身雇用制度を前提としていません。
転職者を中心とする流動性の高い組織となっているため、長期雇用を希望する人にとって、外資系企業はあまり向いていません。
また、パフォーマンス次第では、クビになる可能性もあります。
3.中小企業にしか採用されない可能性がある
外資系企業というと「ゴールドマンサックス社」や「Google社」をイメージする人がほとんどですが、こういった大手企業の就職難易度は想像以上に高いものです。
一方で、中小企業であれば積極的に第二新卒を採用をしていることも珍しくありません。
そのため、特にこだわりがない場合は、中小企業への就職も検討するなど、視野を広げてみると良いでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
【Q&A】外資系企業の実情
①実力主義って本当?
基本的にはその通りですが、詳細には企業によって異なります。その点は、日本の会社と同じと言えるでしょう。
②給与は日本企業よりも高いのか?
一般的に、日本の企業よりも1~2割程度高いと言われていますが、実際には能力によって大きく変わります。必ずしも外資系企業だから給料が良いとは言い切れません。
③福利厚生は日本企業よりも少ないのか?
保養所や休暇制度などは、日本企業と比べて充実していない場合があります。しかし、
産休や育休は、ほとんどの企業でしっかりと取得できます。
④長年勤めていると飽きてくる人が多いのか?
同じ仕事をずっと続けることが多いため、飽きる人が一定数いるのも事実です。反対に、自分に合っている仕事だと感じる人は、継続しやすい傾向にあります。
第二新卒が外資系企業への就活で成功するポイント
先ほども説明した通り、外資系企業への就職は決して簡単ではありません。何の準備もしていない状態で就職活動を開始するのは、無謀とも言えるでしょう。
しかし、成功するポイントを押さえていれば、第二新卒という強みを効果的にアピールすることができますよ。
ここでは、就職活動を始める前に知っておきたいポイントを3つ紹介します。
1.基本的なビジネスマナーを押さえておく
外資系企業では、実力主義の色合いが強く、人材育成という考え方は根付いていません。
選考で即戦力として期待できるかを、日系企業以上にチェックされます。
また前述した通り、外資系企業では基本的に新入社員研修は行われません。
教育担当者が入社後数ヶ月は手取り足取りサポートしてくれる日系企業とは、ここが大きく異なります。
そのため、基本的なビジネスマナーは入社前に最低限、身につけている必要があります。
ただし、海外の会社だからといって、日本のビジネスマナーは不要と考えるのは早まった考えです。
就職活動を機に、基本的なマナーを復習しておきましょう。
2.業種・職種に対する理解を深める
外資系企業では、企業理念やビジョンに対する理解よりも、自分の就きたい業種や職種に対する深い知見が強く求められます。
業種や職種の研究は就職活動において必須ですが、特に外資系企業であれば、より深度を深めて調べておく必要があるのです。
なぜなら、外資系企業は入社後の研修がないのが一般的で、入社早々から意見や成果を求められることも珍しくありません。
入社前に基本的な業種や職種に関する知識を身に付けておくことは大前提と考えたほうが良いでしょう。
さらに「自分にはどのような仕事ができるのか」、また「なぜその業種であれば自分のスキルを発揮できるのか」を詳しく説明できるように準備することをおすすめします。
3.転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談するのもひとつの手です。
転職エージェントであれば、非公開求人をチェックできたり、効果的な面接対策を教えてくれます。
外資系企業への転職では、日系企業とは異なる準備が求められます。
特に外資系企業へのつながりが深く、知見を多く持つ転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
まとめ
就活経験のある第二新卒でも、外資系企業への就活は未経験という人も少なくないでしょう。
- どのような外資系企業の求人があるのか
- どのようなスキルを身につけたら外資系企業に就職できるのか
- そもそも自分は外資系企業に向いているのか
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