業界解説

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あまり知られていないかもしれませんが、日本は「切削型工作機械」の国別生産額シェアが中国に次いで世界2位で、19.5%ものシェアを誇っています。

日本製の工作機械は、エントリー製品だけではなく高級製品も多くあり、価格競争力の高い新興国に対して、技術優位性がまだまだあります。今後も飛躍が見込まれている、理系の就活でも注目を集める工作機械の業界研究をお届けします。

工作機械の基礎知識

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工作機械は、自動車業界だけではなく、その他にも、時計・電子機器・光学機械などの「機械」と、カテーテル・人工臓器といった「医療用器具」があります。

日本は基本的に、自動車メーカーの要望に答える形で工作機械業界が発達しており、一部の大手総合メーカーを除くと、得意分野に特化した中堅企業が多くみられます。

工作機械サービスエンジニアの業務内容

工作機械サービスエンジニアは、金属の塊から自動車や電子機器などの部品や金型を作る仕事で、「マザーマシン」と呼ばれる機械を制作する機械をつくります。
機械のいわば基礎をつくる仕事であり、一般のレベルも精度もより高いものが求められます。
高度な技術力だけではなく、ノウハウが必要とされる仕事であり、それらに加えて最新のIT技術を駆使します。
技術力や経験を高く評価する業界で、平均勤続年数や平均年齢が比較的高いという特徴もあります。

工作機械業界のシェア!業界TOP3まとめ

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工作機械業界を牽引する企業3社のランキングは以下の通りです。

1位:FANUC

工作機械の頭脳である「NC装置」で、世界トップシェアを誇る山梨県に本社がある企業です。

NCとサーボからなる「FA事業」、そしてその基本技術を応用している「ロボット事業」「ロボマシン事業」を事業の軸としており、自動化推進に貢献しています。

売上高は7297億円、純利益は2978億円に上ります。

2位:DMG MORI

ドイツにある欧州最大手の「DMG MORISEKI」と、国内の「DMG森精機」が社名を「DMG MORI」に統一。

TOBを行い同社を「DMG森精機」が連結化したのち、購買だけではなく生産や販売の協業を進め、北米と中国で海外生産を本格化させています。「DMG MORISEKI」は、ドイツの自動車メーカーと親密な関係を持っており、5軸加工機に強みがあることで知られています。

売上高はドイツのDMG MORISEKIが3098億円、DMG森精機が1746億円です。

平均年収は758万円、平均年齢は38.3歳です。

3位:アマダホールディングス

レーザーマシンやパンチングマシン等の板金機械を主力製品とし、「板金」「切削」「工作機械」「プレス」「精密溶接」の5つの事業を軸に事業展開を行っています。

売上高は2865億円で、持ち株会社への移行を行う等、動きが活発な企業としても知られています。

平均年収は698万円、平均年齢は43.4歳です。

工作機械サービスエンジニアのお勧めポイント

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工作機械サービスエンジニアのお勧めポイントは主に以下の3つです。

日本のものづくりをリードする大切な仕事

工作機械がなければ、精巧さを誇る日本のものづくりが成り立たないといっても過言ではありません。

家庭や学校そしてオフィスなど、生活に密着した製品の部品をつくりだす工作機械は、自動車だけではなく、家電製品などにも欠かせない大切なものです。一般の人の目にはあまり触れることがない製品ではありますが、私たちの生活を支えるものづくりの基礎を支える大切な仕事です。

環境の良い職場が多い

工作機械は精密さが求められ、制作に大量の水を使うことが多くあります。その為都心から少し離れた郊外に工場や本社があるケースが珍しくありません。空気の澄んだ自然を感じる環境の中で働くことができます。

グローバルなフィールドでの活躍も可能

工作機械業界では、世界進出の動きが活発化しており、世界各国に製造拠点を所持している企業も珍しくありません。グローバルなフィールドで活躍したいとお考えの方にも、ピッタリの職場がみつかります。

最近の工作機械業界の動向

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スマホ市場や自動車需要に支えられ、好調な伸びを見せている工作機械業界。

日本では、各社が国内もしくは自社内で、独自の工作機械を作る技術を持っており、それを強みとして活躍をしています。その為、エントリー機に新興国が進出してきても、技術優位性が高いので急に根幹が揺らいでしまうということはありません。

成長の期待がかかる企業が多くあり、各社ともに確実な伸びを記録しています。

今後の工作機械業界

今後も、ニーズは増え続けると予測されており、スマホや自動車だけではなく、航空機の更新需要も高まりをみせています。

また国内では、補助金や投資促進減税を政府が行っており、長年使われてきた機械を、生産性の高い最新のものに更新する動きが広がっています。その為受注は過去最高水準に到達しており、更なる成長を目指して業界再編が進んでいます。

世界の市場だけではなく、技術をもリードし続ける工作機械。今後も更なる躍進が期待される業界の1つです。

工作機械サービスエンジニアとして生き抜くポイント

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工作機械のサービスエンジニアは、手先の器用さよりも慎重さが求められます。

精密な設計にあわせて、何度も確認作業を繰り返して1つの部品を完成させていくので、じっくりと物事に向き合える人にピッタリです。経験を重ね、最新の技術を取り入れることにより、世界をリードしていくことが出来るので、常に最新の技術に触れるだけではなく、勉強を欠かさないことも大切なポイントです。

高度な設計技術や精巧な組み立て技術など、求められるものは担当箇所によって異なります。几帳面さや丁寧さといった日本人の気質が反映された製品が、国内だけではなく世界でも高く評価されているので、こだわりを持って仕事に取り組む姿勢を大切にしたいですね。

まとめ

成長著しい工作機械業界をご紹介しましたが如何でしたでしょうか?

高度な技術力とノウハウに加えて、最新の技術をいかしものづくりに貢献する工作機械。業界再編が進んでいますが、更なる成長が期待されており、政府の政策効果もそれを後押ししています。

ものづくりに携わりたいとお考えの理系の方は、日本だけではなく世界のものづくりを支えている工作機械業界に注目してみてくださいね。

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