就活ノウハウをまなぶ

matome_bn

第二新卒の就活・転職に特化した就職サポート|第二新卒ナビ

就職活動に奮闘している理系の皆さんも多いのではないでしょうか。近年は就職活動の開始時期に大きな変化が見られましたね。そう、就活開始時期の後ろ倒しです。例年通りではない分その変化についていけず、戸惑っている16卒・17卒の方も多くいることと思います。

今回はこの就活後ろ倒しに焦点を当て、学生にどのような影響を与えるのか、後ろ倒しで就活を行うにあたり意識すべきことは何かまとめていきます。

就職活動の”後ろ倒し”とは

shutterstock_150474926
就活後ろ倒しとは、就職活動の開始時期をこれまでより数ヶ月遅らせた制度のことを指します。15卒までは10月〜12月に企業へのエントリーが解禁、4月から選考開始というスケジュールが一般的でした。しかし、16卒と17卒はこの就活開始時期を例年のスケジュールより遅らせ、世間でも大きな話題となりました。

2016卒と2017卒の就活開始時期の違い

16卒はエントリー開始が3月、企業選考開始が8月になり、14卒の学生と比べると開始時期が5ヶ月ほど遅れました。一方で17卒は、エントリー開始時期は3月と変わらないものの、企業選考開始時期が6月になり、16卒の8月から2ヶ月ほど早い選考開始となりました。

17卒学生の選考開始時期が2ヶ月早くなった理由としては、就活開始時期を後ろ倒しにしたはいいものの16卒の学生から不満が続出し、それを受けた経団連が時期を変更した、ということが挙げられます。

なぜ就活開始時期を後ろ倒しにしたのか

そもそもなぜ就活開始時期を後ろ倒しにしたのでしょうか。これには以下の理由が背景にありました。

海外に留学していた学生への配慮

海外に留学していた学生の多くは春休みである3月に帰国します。10月〜12月にエントリー解禁になる日程だと就職活動に遅れを取ってしまう学生が多かったのですが、3月にエントリー解禁になる新日程の場合、帰国してから就職活動を開始することが可能です。

留学を考えている学生にとっては非常にありがたい話ですね。

学生を学業に専念させたい

大学3年生時に行うインターンや企業研究などで、学業に専念できない学生が見受けられたことが就活開始時期を遅らせた理由の一つです。学生の本分は勉学であるため、まずは勉強に集中できる環境を作ることが狙いだったようです。

しかし一方ではこんな調査結果が出ています。

NPO法人DSSが有名大学4年生に行った調査によると「就活開始時期を遅らせることによって負担は減るか」という質問に対し、全体の6割の学生が「時期を遅らせても負担は減らない」と回答していることが分かりました。

また、同調査の「就活開始時期を遅らせることによって、学業に向かう姿勢は向上するか」という質問には、実に7割以上の学生が「就活時期を遅らせても学業に向かう姿勢に変化はない」と回答しています。

学業に専念できるように就活時期を遅らせた点に関しては、残念ながらあまり効果を感じていない学生が多いようです。

就活後ろ倒しが理系に与える影響

shutterstock_57083749
就職活動後ろ倒しにより、理系の皆さんにも様々なところで影響が出てきています。

影響①学業に専念する時間が減る

上記で「学業に集中できるように」という理由で就活開始時期を遅らせたと書きました。しかし、理系の方の場合ですと、学業に専念できる時間が逆に減ってしまう恐れがあります。

理系の方の多くは卒業年が卒論・修論・研究・学会などで一番忙しくなります。これまでは、就職活動を一通り終えた後研究に専念することができていましたが、開始時期が遅くなった今、就活を行う時期と研究に専念する時期が重なってしまい、かえって学業に支障をきたしてしまう学生が増えています。

研究室によっては就職活動そのものを制限するところもあるようで、弊社に相談に来る方の中にも「就活と学業の両立が難しかった」と話す方は多いです。

マイナビが行った「2014年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」で「就職活動後ろ倒しは不利になると思う」と答えた理系学生は、男子が52.9%、女子に至っては61.4%に上り、半数以上の理系学生が後ろ倒しに悪影響を感じているとの結果も出ています。

影響②選択肢の幅が狭まる可能性がある

これまでは就職活動がうまくいかなかった場合、公務員や進学などある程度別の道を考えるゆとりがありました。しかし、後ろ倒しにより、就活時期と試験の時期が重なってしまい、選択肢が狭まってしまう弊害も起きているのです。「就活がダメだったから公務員になろう・進学しよう」という考えは正直あまりお勧めできませんが、自分の選択肢が減り混乱してしまう学生がいることは事実です。

影響③活動期間が短くなる

16卒の学生はエントリー開始時期が3月、選考開始時期が8月だったのに対し、17卒の場合、エントリー開始時期はそのままに、選考開始時期だけが2ヶ月早まり6月からとなりました。つまり、選考までに企業を知ることができる期間が2ヶ月減ったということになります。

期間が短くなったことにより、人気企業では説明会の予約が取りにくくなったり、説明会そのものの数が減る恐れもあります。また、十分に企業研究を行えなかった学生の中には「大手だから」「聞いたことのある会社だから」といった理由だけで選考を受けてしまい、なかなか結果に結びつかない学生が増える可能性もあります。

就活後ろ倒しで17卒が意識すべき3つのこと

shutterstock_146225492
ここまで見てきた就活後ろ倒しによる影響ですが、どちかというと学生に混乱を与えてしまっているようです。そこで、これから就活を行う方、現在すでに行っている方に向けて、後ろ倒しの就活で意識するべきことを3つご紹介します。

情報収集をしっかり行う

上記で選考開始のみ早まったことにより、企業研究を行う時間が減ったと書きました。就職活動を行う皆さんは、これまで以上に情報収集に力を入れて行いましょう。動ける時間が実質減っているわけですから、ただ闇雲にエントリーをするのではなく、どんな企業なのか、その企業のどこに魅力を感じるのか、自分自身の中で明確にした上で選考に臨めると良いです。

可能であればインターンシップに参加し、自分の知見を広げておくことをお勧めします。

入社の意思決定に必要な情報を整理する

情報収集できる時間が減っているため、自分がどのような情報があれば入社を決断できるかをあらかじめ整理しておきましょう。ただ漠然とした理由で入社を決めるのではなく、その企業での将来像を意識した上で決めると入社後のギャップが少なくなります。OB・OG訪問などで早めに情報を得られるといいですね。

スケジュール管理を怠らない

就活開始時期が後ろ倒しになったと言いましたが、これはあくまでも「経団連に加盟している企業」が対象です。もともと選考時期が早い外資系やIT系などはこの期間で採用活動を行わない可能もあります。また、なんともおかしな話ですが、経団連に加盟している企業でも、選考開始である6月以前に水面下で選考会を行っている企業もあります。

「6月開始だからまだ大丈夫」とのんびりしていたら企業の選考が終わっていた、なんてことにならないように、志望する企業・業界の選考時期はしっかりチェックしておきましょう。また、研究や論文の比重が大きい理系の方の場合「研究が忙しすぎて就活ができない」状況をなるべく避けるため、どのくらいであれば就活に時間を割けるのかあらかじめ確認しておくことをお勧めします。

まとめ

shutterstock_245381353
後ろ倒しにより就職活動のイメージが描けず、混乱している方もいるかもしれません。

特に重要なのは情報収集です。初めての就職活動、後悔はしたくありませんよね。納得のいく就職活動ができるように、下準備をしっかり行い、選考に臨めるといいですね!

matome_bn

第二新卒の就活・転職に特化した就職サポート|第二新卒ナビ

この記事を書いた人

Arisa Kusano
キャリアカウンセラー
茨城県出身。元既卒。大学を卒業した後、縁あってUZUZに入社。キャリアカウンセラーを経て、現在は「UZUZ編集部」にてディレクター業務を担当。会社史上初の「どこでも社員」として、オウンドメディアの運営や外部ライターのディクレション、記事作成業務、取材業務と幅広い業務を担当。