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理系出身の人材は、多くの企業から求められています。就活をする理系卒の男子にとって、人気企業は気になるもの……。高い倍率を通過して、晴れて採用されることを願っている人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、理系卒の男子に人気の高い企業を「ダイヤモンド就職先人気企業ランキング」を元にご紹介します。

総合商社がダントツの人気を獲得

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2015年版人気企業ランキングによると、上位を占めているのは総合商社という結果となりました。1位は三菱商事、2位は三井物産、3位は住友商事、4位は伊藤忠商事と世界を舞台に活躍する総合商社がTOP4を独占しています。なかでも三菱商事は、1978年の調査開始以来、初めての1位を獲得しました。

ちなみに、前年度の2014年ランキングでは、1位は日立製作所、2位は東芝と理系の王道ともいわれるメーカーが人気を集めていました。続く3位に三菱商事、4位には、東日本旅客鉄道(JR東日本)となっています。2015年のランキングと比較してみると、わずか1年で、理系卒の男子の就職傾向が大幅に変化していることがわかります。

様変わりした人気企業ランキング

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2013年に実施された人気企業ランキング(理系男子)を振り返ってみると、大きく様変わりしたことがわかります。2013年のトップは、東日本旅客鉄道(JR東日本)、2位は日立製作所、3位には住友商事がランクしていました。三菱商事は7位、三井物産はランク外ともいえる19位でした。

三井物産は、2014年に12位、2015年に2位まで躍進しています。伊藤忠商事も、10位から6位、4位と順位を上げる結果となりました。総合商社への人気が3年で急上昇しているといえますね。逆に、日立製作所は2014年に1位を獲得したものの、2015年は6位に後退する結果に……。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、8位と順位を落としています。

人気企業ランキングは、世相を反映しているともいわれています。経済情勢に敏感に反応する傾向が顕著に表われているのではないでしょうか。メーカーに対する信頼度の低下が危惧されるなか、業績の安定した企業への人気が高まっているようです。

理系男子の就職戦線に異変?

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理系男子が希望する企業で総合商社が上位を占めたことは、専門家のあいだで就職戦線に異変が見えると分析されています。

就活に詳しい、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、「理系男子で、これだけ総合商社が上位に並ぶのはめずらしいこと。初めてかもしれない」と驚く。
(引用:J-CASTニュース

これまでは、理系男子の人気企業は、メーカー系やインフラ系が圧倒的な割合を占めていました。得意とする研究や開発などの技術職を目指す傾向が高かったといえます。なかでも、日本最大の総合電機メーカーである日立製作所は常に上位にランクしていました。日本のモノづくりを支える企業として理系男子を魅了していたのです。しかし、近年の大手電機メーカーの不振のニュースが、ランキングに大きな影響をもたらしているのではないでしょうか。安定した総合商社に就職を希望する理系男子が増えている理由ともいえそうです。

総合商社が人気を集める理由

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総合商社が上位を獲得している理由として、企業側の積極的なPR活動が功を奏したとも。これまで総合商社を就職先として希望するのは、文系出身者が圧倒的な割合を占めていたといっても過言ではありません。しかし、グローバル化が進む現代において、企業の側でも幅広い人材を求める傾向が高まっているようです。理系、文系を問わず能力の高い人材を積極的に採用しているといえますね。

しかし一方で、幅広い職種をもつ総合商社の採用枠は決して広き門ではありません。特に、上位にランクしている日本5大商社と呼ばれる企業の採用倍率は、予測をはるかに超える高倍率といえます。例え狭き門でもあっても、挑戦したいと思う積極的な理系卒の男子が増えているのかもしれません。さらに、1000万円以上といわれる総合商社の高額な年収も人気の後押しをしているようです。

そもそも総合商社とは

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上位を独占している総合商社は、日本独自のビジネスモデルとして知られる事業形態をもつ企業のこと。「ラーメンから航空機まで」と例えられるように、取り扱う事業は多岐にわたっています。総合商社は、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事の5大商社と、豊田通商、双日を加えた7大商社と定義されます。トップに君臨する三菱商事は、売上高20兆2,072億円(2013年3月期連結)を誇る巨大総合商社です。

総合商社は、海外から資源を輸入し、製品を海外に販売するという広域な輸出入事業で目覚ましい発展を遂げてきました。現在では、世界を舞台にしたトレーディングと事業投資をメインに巨額の利益をあげています。例えば、三菱商事と三井物産が手掛ける石油・油田の開発プロジェクト「サハリンプロジェクト」が知られています。つまり、総合商社は、国家単位の事業を行っているといえます。世界を舞台にやりがいのある仕事をしたいと思う理系男子にとって、総合商社は計り知れない魅力に溢れているのではないでしょうか。

2015年人気企業ランキングを比較分析してみる

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かつては、理系といえば技術系の専門職といわれていた時代がありました。しかし、ダイヤモンドヒューマンリソースが行った2015年の人気企業ランキングを見る限りでは、そうとは言えなくなっているようです。優秀な理系卒の人材が、総合商社へ目標を定めているのかもしれません。

一方で、就活サイトを運営する株式会社マイナビが発表した「2016年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキング」なかの理系総合では、トヨタ自動車が1位を獲得しています。調査の時期や方法、タイミングに違いがあるようですが、比較しながら分析してみてはいかがでしょう。
(参考:2016年卒マイナビ大学生就職企業人気ランキング

まとめ

新卒、既卒を問わず就活を行う際には、人気企業ランキングの上位を占める企業の分析は必須といえます。一般的に、理系は文系より就職に有利だといわれているそうです。専門的知識を活かせる職種はもちろん、営業や総合職など文系の職種に関しても選択の幅が広いイメージがあるからです。ただし、イメージが先行するあまり、肝心の情報収集を怠るケースも。人気企業ランキングを参考に、自分が本当にしたい仕事は何なのかを明確にしてみてください。

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この記事を書いた人

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読書と映画、ドラマ鑑賞が趣味の50代。人生経験を活かしたライティングを心がけながら、新しい分野にも積極的に挑戦していきたいと思います。