第二新卒・既卒の就職市場分析

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社会人になって半年以上経過した皆様。「今の仕事をこのまま続けていいのだろうか?」「現職の労働条件より良い会社があるのか、第二新卒の就職市場観を知りたい!」といった様に、就職してから3年間は現職について悩むことが多いと思います。

転職を考えた時に悩むポイントは人それぞれかと思いますが、こちらの記事では第二新卒の方が抱える多様な悩みについて、適切なアドバイス及び解決策をご提示できればと思います。

今回は『第二新卒の全貌』についてお話していきます。私自身社会人生活2年間の間に2回もの転職を行い、現在は第二新卒に特化した転職エージェントで働いております。転職理由はそれぞれ違いますが、就職を成功させるためのノウハウを共有しますので、是非参考にしてください。

第二新卒の全貌

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『第二新卒』という言葉をご存知でしょうか?転職を考えている20代の若年層は勿論耳にしたことのある言葉だと思いますが、第二新卒とは、教育機関を卒業してから新卒で一旦就職したものの、1~3年ほどで再就職または転職を考え、就職活動をしている方のことを指します。

年齢ではなく、あくまで職務経歴を基に分類されます。1回以上転職しているが社会人経験が3年程であれば第二新卒ですし、高校卒業して就職し2年ほど働かれた20歳の方も、大学院を卒業して3年程働かれた27歳の方も第二新卒になります。

社会人になって1年未満はどうなるの?

上述した第二新卒は就職して1~3年で転職する人のことを指しますとご説明しましたが、1年未満の人はどうなるのでしょうか?1年未満の方は短期離職もしくは早期離職と呼ばれ、選考可能な求人数が減ってしまいますが、第二新卒に分類されます。弊社でも多くの短期離職の方々をサポートしております。

新卒との違い

第二新卒は新卒と違い、リクナビやマイナビに掲載されているような求人数はありません。新卒採用はしているが第二新卒の採用は行っていないという企業は多くあるのです。また、採用職種での業務経験は求人企業によっては必要にはなりませんが、一定の社会人スキル(ビジネスマナー・作法やビジネス用語)は必要となります。

例えば、営業から人事採用のポジションに転職する場合、採用業務の経験は必要となりませんが、営業での折衝実績や社会人としてのコミュニケーションスキルは必須となります。

ミドルの転職との違い~なぜ第二新卒を採用するのか?~

ミドル転職とは30代の方の転職を指します。ミドル転職と第二新卒の転職の違いは、マネジメントや経験要件です。一般的に、ミドル転職では部下を持った経験(マネジメント経験)や採用職種での業務経験が必要になります。入社するとすぐに現場に配属され即戦力として就業する事が必要となるため、熟練スキルを習得していることが条件となります。

一方で、第二新卒はある程度の戦力として期待されてはいるものの、ミドルの方々と違い完全な即戦力として採用されるわけではありません。ではなぜ第二新卒を採用するのかというと、会社にはそれぞれの文化があり、長年同じ会社にいると色がついてしまい、次の職場でのやり方につまずき退職してしまう可能性があるからです。そのため、成長段階であるあまり色のついていない第二新卒が重宝される時代が到来しているのです。

第二新卒の就職市場

出典元:厚生労働省「新規学卒者の離職状況(平成25年3月卒業者の状況)

第二新卒の就職市場は2010年以降大きく変化しました。「石の上にも3年。3年は続けろ!」このような言葉を社会人になると耳にたこができるほど聞きますが、実際3年未満で辞める第二新卒者は多くいらっしゃいます。実際に、厚生労働省のデータによると大卒の3年以内の離職率は31.9%となり、3人に1人は3年以内に退職しているのです。では、その方々が再就職するマーケットはどのようになっているのでしょうか?

転職市場の求人倍率推移

有効求人倍率厚労省データ

出典元:厚生労働省「一般職業紹介状況(平成27年8月分)について

まず、転職市場全体のお話しから。市場の動向を表す求人倍率(求職者1人あたりに企業から何件の求人があったかを示す指標)はリーマンショックが落ち着いた2010年以降大きく向上しました。

平成27年8月は23年半ぶりの高水準で1.23倍となりました。東京都は最高の1.82倍で、大都市は大幅に改善されております。また、正社員に限定した有効求人倍率(季節調整値)は0.76倍と平成26年の年間平均値である0.68倍と比較すると改善傾向にあり、リーマンショック前のピークである平成18年の0.63倍を大きく上回っております。

この3年で第二新卒の採用市場は大きく変わった

リーマンショックで大きくダメージを受けた採用市場ですが、2010年以降は改善傾向にあります。景気の回復に合わせて、企業はこぞって即戦力である30代の採用を行いました。景気がさらに回復し、余力が生まれた企業の中で、リーマンショックで採用できなかった2011~2013年卒の第二新卒を採用したいというニーズが高まりました。

また、30代の採用市場の競争が激しく採用に苦戦し始めた企業も第二新卒に着目した事もあり、第二新卒採用市場はブームが起き始めたのです。今は完全に売り手市場(求人ニーズが高まり、求職者が優位な立場になること)となっているのです。

第二新卒の悩み~なぜ転職したいと思うのか?~

第二新卒の採用市場が活発になっていることはお分かり頂けたかと思いますが、実際にどのような思いや悩みを抱えて転職を考えるのでしょうか。UZUZに登録した第二新卒の方が抱える悩みをご紹介すると、

  • 成長できる環境で働きたい(もっと裁量権を持って仕事したい)
  • 給料等の条件を改善したい
  • 会社の拘束時間(残業)を減らしたい
  • 会社での人間関係が上手くいかない
  • やりたいことが諦められない(学生時代に学んだ英語や簿記等の資格を活かしたい)

上記のような理由で転職を検討される方が多いです。悩みは人それぞれです。前向きな理由で転職を希望する方もいれば、ネガティブな理由で転職する方もいらっしゃいます。ネガティブな理由で転職する事がダメな訳ではありませんが、一般的に「今も色々と学ぶ事はできるが、特定のスキルをもっと伸ばせる環境で働きたい」といった前向きな理由のほうが、採用企業の評価が高いのが現状です。

※ただし、現在の職場で非人道的なパワハラ、モラハラ、暴力等を受けている場合は別です。

自分が思う転職理由が果たして妥当なのか悩む方もいるでしょう。そんな方はまず一度人材紹介会社に相談してみるといいかと思います。人材紹介会社のキャリアカウンセラーは転職に関する知識が豊富ですので、客観的な視点でもってアドバイスしてくれるはずです。

転職に関して相談したい方はこちらをご覧ください。
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第二新卒で転職するメリット&デメリット

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第二新卒で転職するメリットとデメリットは当然のことながらあります。転職したい気持ちが先行してしまい見落としがちですが、デメリットをしっかりと理解した上で、就職活動を始めてください。

第二新卒で転職するメリット

第二新卒が転職するメリットとしては、主に以下2つが挙げられます。

  • 労働環境が改善する可能性がある
  • 基本的なビジネスマナーを身につけつつも前職のカラーに染まっていないため、重宝される

労働環境が改善する可能性がある

転職すると、上述した第二新卒の悩みを解決でき、自身が置かれる労働環境は改善する可能性が高まります。現職で成果をだしている人にとっては、より成長できる機会を手に入れることができますし、現職を続けることが難しいと考えている方にとっては、自身の働き方を変えることができるチャンスとなるのです。

基本的なビジネスマナーを身につけつつも前職のカラーに染まっていないため、重宝される

豊富なスキル・経験を買われ転職したものの、前職でのやり方が抜けきらず、期待されたパフォーマンスを上げられない方は意外にも多いです。これらは主にミドル層に見られるのですが、第二新卒ではそういったことがあまりありません。職歴1〜3年程度の第二新卒は、基本的な社会人スキルは身につけつつも前職のカラーに染まりきっていないので、企業にとっても“使い勝手のいい人材”として認識されています。

第二新卒で転職するデメリット

第二新卒が転職するデメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 3年未満で転職してしまうと、場合によって定着しない人材と判断されてしまうかもしれない
  • 会社からの信頼がリセットされてしまう
  • 中途社員よりプロパー社員を大切にする会社は多い

3年未満で転職してしまうと、場合によって定着しない人材と判断されてしまうかもしれない

DODA転職回数と転職成功率の関係性

出典元:DODA「転職は何回まで許される?転職回数と成功率の関係性

まず、転職は1回や2回であれば許容される可能性は高いのですが、短期間で繰り返してしまうと、取り返しがつかなくなります。上記図のように20代での転職回数を増やしてしまうと転職成功率は低減してしまうのです。

会社からの信頼がリセットされてしまう

次に、転職してしまうと前職の会社で築いた信頼関係はリセットされてしまいます。有給付与日数も初年度からのカウントとなりますし、会社での発言力も低下してしまう可能性はあります。退職金制度のある会社では退職金の給付額が長期間勤続者と比較するとかなり損をしてしまうこともあります。

中途社員よりプロパー社員を大切にする会社は多い

最後に、全ての会社で合致するわけではございませんが、一部の会社では新卒で入社した社員を可愛がり、優遇することがあります。実力主義の会社でも、多少その傾向があったりします。社長からするとやはり長く定着している社員のほうが可愛いのかもしれません。中途採用組と新卒採用組の出世スピードが明らかに違うことは良くあります。

このように、第二新卒で転職するデメリットは多くありますので、今一度自身の転職理由の思い返してみると同時に、今の環境についても見つめ直してみてください。

第二新卒で転職するなら

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    以上第二新卒の全貌についてご説明致しましたが、いかがでしたでしょうか?

    リーマンショック以降景気が徐々に回復し、新卒の就活においても学生が優位な“売り手市場”となりました。記事内でもご紹介しましたが、この動きは新卒だけにとどまらず第二新卒にも広がりを見せているので、今が千載一遇のチャンスであるということはお分かり頂けたかと思います。

    しかし油断してはいけません!「別の会社で働きたい」気持ちのみで転職活動をしてしまうと、次の職場でも同じ悩みを抱えてしまう恐れがあります。安易に行うのではなく、「客観的に見ても妥当な転職理由だ」と判断できる場合に転職すると、成功率が高まります。

    ですが、自分の転職理由が妥当かどうか判断するのはなかなか難しいことです。そんな時は周りに相談してみましょう。家族や友人でもいいのですが、自分に近い方ですとどうしても色眼鏡が入ってしまいますので、できるだけ客観的な意見をくれる人を選ぶことをおすすめします。

    てっとり早いのは人材紹介会社のような転職の知識が豊富なサービスを利用すること。就活のプロであるため、転職理由が妥当かどうか皆さん一人ひとりの現状を把握した上でアドバイスすることが可能です。

    UZUZでも、就職に悩む第二新卒の方にキャリアカウンセリングを行っています。転職を迷っている方、転職活動がなかなかうまくいっていない方、これから転職活動を行うにあたり情報を収集したい方等々、転職に関するお悩みを抱えている方は一度UZUZにご相談くださいね。

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この記事を書いた人

Yoshiki Habara
経営企画
沖縄県出身、神戸育ち。元第二新卒。高校、大学で計2年間アメリカに留学し、会計学を学ぶ。新卒で入社した大企業をわずか3ヵ月で退職した後、紆余曲折ありUZUZに入社。入社後、幅広い管理業務を兼任し、現在は会計の知識を活かして経営企画業務に従事。