業界解説

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人間が運転するなんてもう時代遅れ?「自動運転車」の登場!

「無人の自動運転車」というものを、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。なかでも、米Google社が開発した“Google Driverless Car”は、カリフォルニア州・テキサス州の一部で試運転を行っており、日本でも注目の的になっています。「トヨタの最大の敵はGoogleだ!」という記事もあるぐらい自動車業界にとって大きな脅威となっています。

トヨタ、日産、ホンダといった日本を代表する大企業も数多く存在する自動車業界。今回は、そんな自動車業界についてレポートします!

自動車業界の基礎知識

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日本の自動車業界についてのデータ

2013年から2014年までの自動車業界は、業界全体の売上規模が60兆3,720億円、経常利益(儲け)は4兆9,383億円となっています。この経常利益は、前年と比較すると5.7%のプラス成長となっていますが、これは2014年4月1日に消費税率が8%に上昇したことを受けて、増税前に自動車を購入しようという「駆け込み需要」が増えたことが影響しているようです。また、過去5年の伸び率は4.8%となっており、こちらもプラス成長となっています。

自動車業界で働く人についてのデータ

自動車業界で働く人の数は、およそ20万人ほどです。平均年齢は39.9歳となっていますが、この数値は、建設機械業界(40.7歳)や工作機械業界(40.4歳)と比較すると若干低く、IT業界(37.7歳)と比較すると少し高いようですね。

また、勤続年数の平均は17.5年となっており、先ほど例に挙げたIT業界(10年)と比較すると7.5年も平均勤続年数が長いようです。平均勤続年数が同じぐらい長い業界には建設業界(17.6年)もありますが、どちらもかなり長いように感じますね。なお、平均年収は688万円とのことですが、これはIT業界(587万円)と比較すると100万円ほど高いことになります。

まとめ

  • 円安などの影響を受けて、新興国や北米を中心に売上が上昇
  • 国内市場は低迷していたものの、増税前の駆け込み需要で各社とも業績は好調に
  • IT業界などの業界に比べると平均年齢は高いが、製造業のなかでは若干低め
  • IT業界よりも平均年収は100万円も高い!

業界のシェアはどうなっている?業界トップ10まとめ

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自動車業界全体の概要についてざっくりと書きましたが、それではランキング上位各社の売上高・シェアなどはどうなっているのでしょうか?ここでは、売上高・シェア・平均年収・強みや特徴についてまとめてみます。(売上高・シェア・平均年収は2013-2014年の数値です)

1.トヨタ自動車

売上高:25兆6,919億円
シェア:42.6%
平均年収:794万円

強み・特徴

圧倒的なシェアを持ち、ミニバンからトラックまで幅広いラインナップを揃えている。アジア・北米を中心に多数の生産拠点を持っていることや、商社の豊田通商がグループの一員であることから、国内・海外問わず製造・流通に強みがあると思われる。また、「トヨタ生産方式」と呼ばれるマネジメント手法でも有名である。

2.日産自動車

売上高:10兆4,825億円
シェア:17.4%
平均年収:766万円

強み・特徴

「技術の日産」と呼ばれるほどの技術力が強み。創業初期から海外の先進技術をいち早く取り入れており、1973年にアメリカで行われた燃費性能テストでは1位に輝いた。1999年からフランスのルノーと資本提携を結び、部品の共通化なども行ったことから、ルノーを通じた世界展開にも強みがあると思われる。

3.本田技研工業

売上高:9兆1,763億円
シェア:15.2%
平均年収:765万円

強み・特徴

オートバイなど二輪車の分野で世界一のシェアを誇り、自動車でもトヨタ、日産に次ぐシェアを誇っている。人間型ロボットとして有名な「アシモ(ASIMO)」を開発したのもホンダである。企業文化として特徴的な点に、創業者である本田宗一郎氏の意向から、歴代取締役の全員が技術者出身であるというものが挙げられる。また、平均勤続年数が23.3年と長いことも特徴である。

4.マツダ

売上高:2兆6,922億円
シェア:4.5%
平均年収:629万円

強み・特徴

世界で唯一ロータリーエンジンを用いた自動車を製造し、現在では「スカイアクティブ・テクノロジー」という新技術を用いたエンジン・車体を製造していることから、エンジン製造技術に定評がある。また、“Zoom-Zoom”というキャッチフレーズのもと、「スポーティーな車体・イメージ」を押しだしており、スポーツカーを中心に海外での人気が高い。長らくフォードと資本関係にあったが、2015年9月に解消している。

5.スズキ

売上高:2兆6,156億円
シェア:4.3%
平均年収:601万円

強み・特徴

軽自動車・小型車の分野に強みがあり、特に軽自動車の販売台数では1973年から2006年までの34年間連続で1位の座を占めていた。マツダや日産自動車などへのOEM供給も行っていることから、軽自動車製造においては主要な地位にあるといえる。また、子会社に株式会社スズキビジネスがあり、人材派遣やバイク用品販売など、幅広い事業展開を行っている。

6.富士重工業

売上高:2兆2,466億円
シェア:3.7%
平均年収:630万円

強み・特徴

乗用車・軽自動車、航空関連機器、エンジンや発電機などの産業機器といった3つの事業展開を行っている。なかでも「スバル」のブランドで知られる乗用車の人気が高く、「レガシィ」などの人気ブランドも製造している。企業規模に対して、国内の生産拠点数が多いのも特徴である。

7.三菱自動車工業

売上高:2兆0,934億円
シェア:3.5%
平均年収:667万円

強み・特徴

三菱グループに所属する自動車会社である。電気自動車(EV)の分野とSUVの分野に力を入れている。電気自動車ではi-MiEVというブランドで個人消費者向けにも販売を行っており、三菱自動車製の電気自動車ユーザー向けに、空いている充電スポットを検索できるスマートフォンアプリも提供している。

8.ダイハツ工業

売上高:1兆9,132億円
シェア:3.2%
平均年収:664万円

強み・特徴

トヨタグループの一員として、乗用車・軽自動車の製造を行っている。特に軽自動車の分野ではスズキとの首位争いを繰り広げており、2006年には、スズキの34年連続No.1という記録をストップさせ、首位に踊りでることとなった。ミラ・ココアなど、女性に向けたプロモーションに力を入れている。

9.いすゞ自動車

売上高:1兆7,608億円
シェア:2.9%
平均年収:749万円

強み・特徴

ディーゼルエンジンのノウハウを活かしたトラック・バスの製造に強みを持ち、小型トラック・中型トラック・大型トラックのそれぞれに“D-CORE”という独自のディーゼルエンジンが搭載されている。過去には乗用車の製造販売も行っていたものの、かねてからの業績不振を受けて2000年代に撤退している。

10.日野自動車

売上高:1兆6,995億円
シェア:2.8%
平均年収:618万円

強み・特徴

トヨタグループの一員としてトラックを製造している。創立以来、中型・大型トラックやバスなどを開発してきたことから、トラック製造に強みあり。総販売台数の半分以上が海外での販売されたものとなっており、特にインドネシアとタイでの人気が高い。また、トラックやバスだけでなく、フランスのルノー公団との技術提携により、小型乗用車も製造している。

自動車業界をもっと知るためのトピック2選!

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ここまでは、日本の自動車会社を個別にまとめてみました。次に、自動車業界のトレンドをもっと詳しく知るためのトピックを2つほど紹介したいと思います。

独フォルクスワーゲンが排ガス規制を不正に逃れたことが発覚!

ドイツのフォルクスワーゲンが、アメリカの排ガス量試験の際に、ソフトウェアを車体に組み込むことで不正に排ガス量を減らしていたことが発覚したそうです。この不正発覚を受けて、フォルクスワーゲン社長のヴィンターコルン氏は辞任の意向を示しました。

フォルクスワーゲンは、“Mach 18”というスローガンのもと、2018年までに世界一の自動車メーカーになることを目指しており、2015年の上半期には販売台数が世界一となっていました。しかし、今回の不正によってフォルクスワーゲンの信用やブランド力は失われてしまうことになりそうです。

《関連ニュース記事》
VWとBMW、排ガス規制問題「不正」の境界線(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/87403

トヨタの敵はGoogleとApple?「自動運転車」の登場

記事の冒頭でも少し触れましたが、人間が運転しなくても勝手に運転してくれる「自動運転車」または「ロボットカー」がこのごろ話題になっています。特に最近では、Googleの自動運転車が、カリフォルニア州での試験走行中に「速度が遅すぎる」という理由で警察に止められるなどの珍事件があり、注目を集めているようです。

また、公式には明言していないものの、米Apple社も自動車開発に前向きな姿勢をみせているとのことです。同社は“Apple CarPlay”というカーナビとiPhoneを連動させて使用できるシステムをリリースしており、ソフトの面から自動車業界に進出してきています。

これまでは「自動車の会社」といえばトヨタや日産、仏ルノーや米ゼネラルモーターズなどが挙げられましたが、今後はGoogleやAppleなどのテクノロジー企業が参戦してくることになるでしょうね。

《関連ニュース記事》
5年後、トヨタ最大の敵はグーグルになる(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/57672

自動運転システム実用化へ、ロボットカーが東京五輪の会場を結ぶ!(PRESIDENT Online)
http://president.jp/articles/-/16321

もっと知りたい人向けの情報ソース

最後までご覧いただき、ありがとうございました!自動車業界についてもっと知りたい!という人は、ぜひ下記の情報ソースを参照してみてくださいね。

  • 日本自動車販売協会連合会 http://www.jada.or.jp
  • 全国軽自動車協会連合会 http://www.zenkeijikyo.or.jp
  • 『2020年の「勝ち組」自動車メーカー』(中西孝樹著、日本経済新聞出版社、2015年)

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この記事を書いた人

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