第二新卒・既卒の就活箸休め
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今日は私自身の就活についてお話ししたいと思います。

「素直さ」って難しい言葉ですよね?

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よく就活で出てくる言葉、「素直さ」。どの採用担当者も口を揃えて「欲しい人材は素直な子」と言っている。だいたいの就活本にも「素直な人を企業は求めている」と書いてある。

おいおい。「素直さ」って当たり前のように使ってるけど、いまいち意味がわからないんだけど。

私も昔は就活生。しかも、福岡の田舎にあるキャンパスにいると、周囲はそんなに就活に熱心じゃないこともあり、誰に聞いても「素直さ」の意味を知らない。そんなこんなで「素直」な就活生の私は「素直さ」というのは、何でも「正直に」、そしてアナと雪の女王のように「ありのままに」自分をさらけ出すことなんだと考えていた。

そして、「素直さ」をはき違えていた私は、面接の準備をすること自体が「素直さ」に対するアンチテーゼだと考え、何も就活の準備をしなかった。(ただ、面倒だったので、面接の場で直感的に考えてしゃべろうと面接を舐め切っていた)

元々、広告代理店やマスコミといった華やかな世界に憧れを持っていた私は、福岡の地方局や電通、博報堂といった有名企業ばかりを受けていた。機械航空工学科というバリバリの理系である私はとにかく「もう油に触りたくない」という理由で、華やかな世界を夢見て就活をしていた。しかし、圧倒的な「素直さ」を持っていたはずの私だったが、全ての一次面接で落ちたと記憶している。

「素直さ」は面接の空気を一変させた

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「まあ、マスコミ、広告代理店は選考ハードル高いって言われてるもんな。」

と半ば、選考に落ちたのは環境のせいだと、今思えば清々しいくらいに他責傾向の強い就活生だった私。そんな私に転機が訪れる。

さすがに、現実的にこれ以上就活が長引くのは得策ではない。正直、面接を受けるための交通費もほぼない。やっぱり自分の選考分野を活かして就活した方が分が良いに決まっている。「そうだ!油を触ることがないメーカーだってきっとあるはずだ!」と考え、トイレメーカーであるTOTOを受けることにした。TOTOは福岡に本社があることも、当時九州からは出たくないなと考えていた私にとっては魅力的だった。

元々、理系の割にはお調子者でよく喋る方だった私は、無事に最終面接まで駒を進めることができた。最終面接は役員5人との多勢に無勢の面接だった。「素直」すぎる私はその日も迫り来る質問を飄々とかわしていた。最後の質問まで何の問題もなく進み、末席の人事部長以外の役員たちは満足気な視線を私に向けるようになっていた。

これで面接も終わりかなと思ったその時、自分も一つくらいは質問しとこうと末席の人事部長が口を開いた。

「キミは他にどんな企業を受けているんだね?」

そうです。よくある質問です。しかも、たぶんこの時の質問の意図としては、選考中の他社と比較して自社の志望度は高いのか確認したかったんだと思います。しかし、「素直」すぎた私はこう答えてしまいました。

「そうですね〜御社以外だと地方キー局と大手広告代理店を受けております。」

その瞬間、面接の場の空気が変わった。役員の目つきが急に孫を見るような優しい目からライバルのINAX社製品を見るような目に変わったのだ。その後は、選考中の他社とTOTOの共通点を質問され、さすがに答えがぱっと思いつかないので、「た、楽しいところ…ですかね?仕事が」と自分の就活史上最低レベルの答えをしたところで、その面接は終わった。後日、お見送りの連絡が大学の就職課にあり、「最後の質問がなければ、受かってたのにバカな子だね〜」と就職課のおばちゃんに言われた。

その日、私は就活中の友だちを巻き込み、酒を飲んだ。浴びるほど飲みながら「素直さ」について考えてみた。自分が考えていた「素直さ」は何かが違うんじゃないか。そもそも何でも「素直」に答えていたら、面接で余計なこと言っちゃうやん。もしかすると、「素直さ」って自分が考えていることと違うんじゃないのか。

「素直」なだけの私はこの時に死んだ。

「素直さ」をはき違えていた面接(後編)に続く。

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この記事を書いた人

Shotaro Kawabata
キャリアカウンセラー 兼 CIO/最高情報責任者
株式会社UZUZ専務取締役。元第二新卒。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学院へは進学せず、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。