第二新卒・既卒の就職市場分析

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建設の仕事は何もないゼロの状態から、モノをつくる仕事。「地図に残る仕事」に憧れて、建設業界を目指す人も多いのではないでしょうか。橋梁やダム、ドーム球場、大型商業施設などの建設では、スケールの大きさも建設業界の魅力の1つです。

そこで、建設業界の仕事とはどういったものか、業種と職種の両面から解説していきます。

建設業界とは

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建設業界の事業は「土木」と「建築」に分けることができます。

土木事業とは

土木は道路や橋、ダム、地下鉄など公共インフラの整備に関わるものです。土木は公共工事が多く、発注者は国や地方自治体などが主です。スケールの大きな工事は大手ゼネコンが中心であり、地方の道路整備は地場ゼネコンが請け負うことが多いです。

また、港湾工事などの海洋土木を得意とするゼネコンもあります。新しいインフラを整備するだけではなく、大雨や台風、地震による土砂災害の復旧、道路の保守などを行うのもゼネコンの仕事です。

最近では、日本国内ではインフラ整備の需要が限られているため、海外の発展途上国をはじめ、成長著しい中東やインドへと市場を移行しています。

建築事業とは

建築はマンションやオフィスビル、商業施設、工場など多岐に渡る建物を建てたり、改修したりすることです。最近では、政府が進める省エネルギー政策への適合が求められるなど、環境への負荷を軽減する建物へシフトし始めています。

昨今では、改修事業も建築業界の柱の1つとなっています。

建設業界の主な業種

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建設業界の主な業種にはゼネコンやサブコンがあり、土木の分野では建設コンサルタントの役割も大きいです。建築の分野では、工務店やハウスメーカーもあります。

ゼネコン

ゼネコンとは「General Contractor」の略で、総合建設業のことをいいます。建設業者はゼネコン、サブコン、孫請け会社からなるピラミッド構造です。ゼネコンは土木工事や建設工事を請け負い、サブコンと呼ばれる専門工事業者に分離発注し、施工計画を立てたうえで、工期や予算、安全面などの管理を行っていきます。

大手ゼネコンには設計部があり、設計施工で請け負うこともあります。

サブコン

サブコンとは土木工事や建設工事で、ゼネコンの下請けとして一部の工事だけを請け負う、あるいは、特定分野の工事を請け負う工事会社をいいます。サブコンとゼネコンの違いは会社の規模ではありません。特定の工事分野に強い、大手サブコンも存在します。

鳶工事業のほか、電気設備、空調設備工事や衛生設備工事、消防設備工事といった設備工事業、鉄筋工事業、舗装工事業、造成工事といったさまざまな業種のサブコンがあります。

工務店

工務店には明確な定義はなく、住宅や小規模な商業ビルなどの建物を建てる、ゼネコンよりも小規模な総合工事業者です。施工だけを請け負うことも、設計と施工を一括で請け負うケースもあります。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは規格型の工業化住宅を展開する住宅建設会社です。型式適合認定を受けることによって、建築確認の簡略化やコストダウンを図り、住宅を量産しています。最近ではアパートなどの集合住宅にも力を入れている会社もあります。

建設コンサルタント

建設コンサルタントは土木の分野で、道路や空港などのインフラの整備、河川や港湾などの整備や防災計画にあたって、企画や調査を行っています。

国や地方公共団体など公共機関の仕事を受注するには、国土交通省への登録が必要です。ODAなどの海外事業では、建設コンサルタントの調査の後にゼネコンが参入します。

建設業界の職種

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建設業界で特色のある職種の、「設計」や「施工管理」、「積算」の仕事内容をみていきましょう。

設計

建築設計は「意匠設計」、「構造設計」、「設備設計」に分かれます。

「意匠設計」は敷地条件を踏まえて、建物などの配置や外観、内部空間のプランなど建物全体を設計する仕事です。「構造設計」は意匠設計に基づいて、強度や安全性を保つため、材料の選定や構法を計画します。「設備設計」は電気設備や空調設備、給排水などの計画を立てます。

一級建築士の資格取得後に実務経験を経て、構造分野では構造設計一級建築士、設備分野では設備設計一級建築士という資格を取得すると専門性をアピールできます。

土木設計では、橋梁などの設計をするにあたっては、構造的な安全性だけでなく、仮設計画を含めて、工法の検討、経済的な部材で構築するなどを総合的に踏まえて検討していきます。建築と異なり土木では、施工を経験してから設計の担当になることが多く、部署を行き来することも一般的です。

施工管理

施工管理職は、工事現場で主に以下の4つの仕事を担っています。

  • 「工程管理」…工事業者や製作物の納期管理を調整して工期を管理する
  • 「原価管理」…予算内で収まるように工事費用を調整する
  • 「品質管理」…設計図・仕様書や法規に即しているか確認する
  • 「安全管理」…工事現場で事故が起こらないように安全に配慮する

建築では一級建築士や一級施工管理技士、土木では1級土木施工管理技士、技術士の資格を取得することが求められます。建築士や施工管理技士の資格は、工事の規模等によって義務付けられている、監理技術者や主任技術者の要件となっています。

ゼネコンとサブコンの関係性では、ゼネコンの施工管理職は、サブコンの施工管理を行う現場代理人に対して、先に上げた項目の指示や調整を行っています。

積算

積算とは設計図や仕様書をもとに、必要な工事や材料、数量を拾いだし、工事費用の見積もりを出す仕事です。ゼネコンやサブコン、工務店などでは、工事を受注する前に積算によってコストを算出し、入札価格や受注価格を決定します。

まとめ

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建設業界の専門職は建築、あるいは土木に関する専門的な知識が必要です。そのため、建築学科や土木学科、設備の分野では電気学科や機械学科の大学や大学院、専門学校等の出身者の採用がほとんどとなっています。

建設業界は学校で専門知識を学んでいることが前提ですが、「実務経験+資格」が強みとなります。第二新卒や既卒の場合、まずは企業に入って実務経験を積むこと、建築士や施工管理技士の受験に必要な実務経験年数をクリアしたら、資格を取得することに注力しましょう。

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この記事を書いた人

Yui Umehara
Yui Umehara

メーカーで事務職として勤務の傍ら、インテリアスクールに通い、住宅関連の会社いくつかで勤務。結婚、出産を経て、ライターとして活動中。過去の転職の経験から得たコツなどをお伝えします。